池田信夫ブログより、
日本人はなぜ新型コロナにかかりにくいのか
2020/06/10 16:59 588
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/52042291.html?ref=head_btn_prev&id=3383213
記事より、ソフトバンクグループの行なった新型コロナの抗体検査で、0.43%が陽性だった。これはランダムサンプルではなく、精度にも問題があるが、今までの国内の抗体検査でも1%以下。ヨーロッパの抗体陽性率10〜20%よりはるかに低い。
日本で新規感染者が増えたのは3月末までで、これは輸入感染とその2次感染だと思われる。入国拒否すると新規感染者は減り、その後もほぼ一貫してRt<1だから、国内では新型コロナウイルスは増殖しない、つまりRo<1と推定される。
日本もヨーロッパ並みのRo=2.5で、人口の60%が感染すると想定した西浦モデルは明らかに誤りで、集団免疫は実現していない。宮坂昌之氏も「60%感染するという西浦さんの計算は間違いです」と指摘している。同じウイルスで、国によってこれほどRoが違うのは珍しい。
日本人がコロナにかかりにくいのはなぜだろうか。その原因は広い意味の自然免疫だというのが宮坂氏の推定である。これはすべての人が遺伝的にもっている免疫機能で、後天的に獲得できないと思われてきたが、最近その常識が変わってきたという。
結核にかかった人が他の感染症にもかかりにくくなるなどの症例が多く見つかり、訓練免疫(trained immunity)と呼ばれるようになった。これは抗体(免疫グロブリン)のように特定の抗原を排除する機能はないが、非特異的に多くの抗原に効果があるという。
ということのようだ。
日本はある意味ウイルスだらけだから鍛えられている?
背景が世界とどこまで違うのか分からないが、様々な要因があること、日本人の免疫力については新型コロナウイルスに対しては有利だったことは明確なようだ。
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