わざと見ないようにしているとしか言えないが、GDPを持ち出して景気が良くなっているのが仮に事実だとしても、今の中国とアメリカの貿易戦争が解決が見えない中での、日本の景気へ水を差すような消費税増税は絶対にしてはいけないことだろう。
Yahoo!より、
GDP、2期連続のプラス成長=年2.1%増・1〜3月期−消費増税へ不安ぬぐえず
5/20(月) 9:02配信 時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190520-00000026-jij-bus_all
記事より、
・内閣府が20日発表した2019年1〜3月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.5%増、この成長が1年続いた場合の年率換算で2.1%増となった
・プラス成長は2四半期連続。米中貿易摩擦の影響で輸出が減ったものの、輸入がそれ以上に大きく減少
・輸出から輸入を差し引いた外需が大幅プラスとなり、成長率を押し上げた
・内需の柱である個人消費は弱く、景気の実態は数字ほど良くない可能性
・茂木敏充経済財政担当相は「内需の増加傾向は崩れていない」と強調
・10月の消費税増税の実施をめぐる不安は、引き続きくすぶりそう
・実質GDPの事前予想は小幅のマイナス成長だった
・実質GDPの増減に対する寄与度は、内需が0.1%プラス、輸出から輸入を差し引いた外需は0.4%プラス
・より生活実感に近いとされる名目GDPは前期比0.8%、年率3.3%それぞれ増加し、2期連続のプラスを維持
・実質GDPのうち、過半を占める個人消費は前期比0.1%減
・外需の先行きが見通しにくい中で企業が投資を手控える動きが強まり、設備投資も0.3%減
・消費と設備投資のマイナスはいずれも2期ぶり。
・消費増税前の駆け込み需要については「14年4月の前回増税時に比べればわずかな影響しかない」(内閣府幹部)
・内需の不振を背景に、原油や天然ガスなどを中心に輸入は4.6%落ち込み、リーマン・ショック後の09年1〜3月期(16.0%減)以来となる10年ぶりの大幅減を記録
なんとリーマン・ショック後以来となる10年ぶりの大幅減が輸入で表れており、この数字が今後の実質的な景気判断をするための数字だろう。
この先行指数を無視してはいけない。
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