プレートが沈み込むことで陸地が引きずられて広範囲に海岸線付近は沈下した。
地面の動きはもとに戻るように少しずつ動いている。
少しずつといっても1m単位で一度に沈下をしたので、5年で22センチも隆起する。その分もとに戻るということが起こっているのだ。
ある程度は設計段階でも隆起するといことは予想していただろうが、誰もここまで隆起するとは想定をしていなかったということだろう。
また、隆起は完全に収まったという訳ではなく、現在も継続中だろう。
しかし、設計の段階でどれだけ隆起するから、想定している高さよりも低い防潮堤を作っていいということにはならない。工事中にも津波が発生するリスクは0ではないからだ。
自然の力には人間は叶わないものだが、今回のような設計変更についての確認ができていなかったというのは大問題だ。
Yahoo!より、
<宮城>防潮堤工事ミスで22センチ高く 修正に数億円も
4/15(日) 10:00配信 毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180415-00000009-mai-soci&pos=4
記事より、
・宮城県気仙沼市魚町地区に建設中の防潮堤について、県によると、防潮堤は長さ312メートルで2015年に着工した。県が今年3月、完成した長さ160メートル部分を確認したところ、22センチ高くなっている
・防潮堤は高さが4.1メートルと決まった後、地盤が22センチ隆起していることが判明。このため県は17年3月、堤防の高さを22センチ下げるように計画を変更していた。しかし、設計段階で誤りがあり、県の確認も不十分で、以前の高さのままで工事が進められた
参考)宮城県のページより、
https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/366037.pdf
−7.0、−6.0、−3.0mなどの岸壁の沈下の数字が並ぶ。
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