2016年07月28日
犬の分離不安・だって寂しいんだもの〜ひとりお留守番〜
犬の分離不安 −原因と対策−
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いつも澄んだつぶらな瞳で、飼い主を見つめてくる犬
今日本では、子供が居る世帯より、犬を飼っている世帯の方が多くなっています。
そしてペットと言う言葉ではなく「コンパニオンアニマル」とも呼ばれて、大切な家族の一員として
犬を可愛がる人々が増えてきました
【犬の分離不安とは】
そのように人が犬を求めるように、犬も人を求めるのが過剰になった場合
犬はどのような状態になるのでしょうか。
■分離不安の症状
・飼い主が出かける準備をし始めると、そわそわ ウロウロそしてきゅんきゅん
とかすかな声で鳴き始めて、落ち着かなくなります。
・なかにはきゅんきゅんを過ぎて、大騒ぎで鳴き出す犬もいます。
・出かける時だけでなく、飼い主が家の中で部屋を移る時も
目で追いかけ、後をついてまわる。
・飼い主が出かけた後は、ソファー、家具、ドアなどを引っ掻いたり
犬用トイレ以外で排泄をしてしまったり
このような状態がもっと過剰になると「オーバーストレス」となり
次のような症状に変化していきます。
・抑うつ状態、無気力
・食欲不振、下痢便秘嘔吐、ストレス性の大腸炎
・尻尾を噛んだり、前足を執拗になめる
・眉間にしわを寄せたり、ぶるぶる震う
・アレルギー反応や免疫力の低下
ここまで来るともはや寂しがり屋さんではすまなくて
「こころに病をもった」状態になってきてしまいます。
【犬の分離不安の対処方法】
✩仔犬の時にひとりにし過ぎない
1歳までは、できるだけ躾をしながら構ってあげましょう。
躾だからと言って、ゲージに閉じ込め過ぎも良くないです。
✩外出時と帰宅時には、犬が喜んで興奮する状態のレベルを
下げるように努めましょう。
特に帰宅時は、ひとりにさせてごめんね!といっぱい
構ってあげたい気持ちを抑えるのは辛いですが
しばらく犬がとても喜んでいるのを、無視するのが
効果的になります。
落ち着いた頃に、優しく撫でてあげてくださいね。
✩ただ老犬の場合は、ちょっとケースが異なります。
精神疾患のトラブルや、痴呆気味、目や耳の
機能が衰えたりの不安からの、分離不安が
出る場合が多いです。
獣医師に相談して投薬治療や、不安を取り除く
マッサージをしてあげることも必要となります。
因みに犬にも、ツボがあります。
耳の後ろから顎(あご)にかけて、心地よくなる
ツボを優しくマッサージして、不安を取り除いて
あげてください。
さいごに
犬の性格は、元々から持ち合わせているものもありますが
生後1年ぐらいで、人で言うと4,5歳ぐらいまでで
性格が形成されてしまう、大切な時期ですね。
厳しさの中にも、愛情をたっぷり注いで育てる事の大切さを感じます。
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