2017年10月18日
うつ病の続き。躁うつ病について。双極性障害。精神科医のつぶやき。
みなさんこんにちは、ヒロです。
昨日はうつ病について書きましたね。
今日はその関連で双極性感情障害(躁うつ病、双極性障害)にてついて。
この病気の方は、うつの状態と、躁の状態が繰り返されるという症状に苦しんでおります。
うつに関しては一つ前の記事を参照ください。
躁状態とは、気分がかなり高揚し、ハイテンションな状態で、自分が何でもできるように錯覚してしまい、いろんなことをしてしまう状態です。
誇大妄想といって、自分は神だと確信してしまったり、実際にお金はないのに、買い物をしまくったり、いきなり新たな事業を始めまくったり。
そうかと思ったら、うつ状態になってしまったり。
感情のコントロールができず、人よりも気分のHigh Lowの浮き沈みが激しいのです。
治療の目標としてはその波をできるだけ小さくしてあげることですが薬にも副作用があるのと、薬を飲み続けないといけないというネックがあります。
自分の症状をしっかり理解し、薬に抵抗が少ない人はよいのですが、自分は病気ではないし、薬など飲まなくても大丈夫!と躁状態の考え方をしてしまうと大変です。
治療は
気分安定薬、抗躁薬、抗うつ薬などを用います。
薬を飲んで、症状が安定しても、人間、生きていれば良いことも悪いこともありますよね。小さな出来事であれば、薬で感情が大きく揺さぶられるのを抑えることはできるかもしれませんが、大きな出来事があると、薬をしっかり飲んでいても抑えられないこともあります。
もちろん、薬を飲むためには通院しないといけませんから、最低月に1回は通院し、主治医の診察を受けると思うので、何か大きな出来事があれば、その時に相談すればいいのですが、診察翌日にその大きい出来事が起こってしまうとどうでしょう。
何かのきっかけで躁状態になり、だれも通院を促してくれる人がいなかったら、躁状態の人はもうその時点で病状を冷静に考えられないので、通院も、内服も必要ないと思ってしまい、どんどん病状は悪化して、警察沙汰になったり、困り果てた家族に連れられて病院に入院することになってしまいます。
そうならないように、患者さんの教育が最も大切です!
躁うつ病だからこの薬を飲んでくださいね。だけではとても安定した状態が続くとは思えません。
しっかり薬の必要性を説明し、副作用など様々なことを説明し、理解してもらわなければいけません。
それでも症状は悪化する人もいますので、家族の人に病状悪化の兆しを察知してもらったり、訪問看護を導入したり、さまざまな環境調整が必要です。
躁うつ病の治療、心理療法についてプログラムも販売されています。ただ、高いです。(38,600円)
躁うつ病心理療法プログラム
まずは本で理解するのが良いと思います。
僕のおすすめは
患者さんはこちら
双極性障がい(躁うつ病)と共に生きる 病と上手につき合い幸せで楽しい人生をおくるコツ
家族、近くにいる人はこちら
双極性障害(躁うつ病)の人の気持ちを考える本 (こころライブラリーイラスト版)
ほかにも大事なことはありますが今日はこの辺で。
双極性障害(躁うつ病)の人もしっかり周囲の人がその人の病状を察知して、早めに通院してもらうことが大切です。
いつもありがとうございます。
下のバナー2つを1日1回ぽちっとしてくださるととてもやる気が出ます!よろしくお願いします。
健康と医療ランキング
昨日はうつ病について書きましたね。
今日はその関連で双極性感情障害(躁うつ病、双極性障害)にてついて。
この病気の方は、うつの状態と、躁の状態が繰り返されるという症状に苦しんでおります。
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躁状態とは、気分がかなり高揚し、ハイテンションな状態で、自分が何でもできるように錯覚してしまい、いろんなことをしてしまう状態です。
誇大妄想といって、自分は神だと確信してしまったり、実際にお金はないのに、買い物をしまくったり、いきなり新たな事業を始めまくったり。
そうかと思ったら、うつ状態になってしまったり。
感情のコントロールができず、人よりも気分のHigh Lowの浮き沈みが激しいのです。
治療の目標としてはその波をできるだけ小さくしてあげることですが薬にも副作用があるのと、薬を飲み続けないといけないというネックがあります。
自分の症状をしっかり理解し、薬に抵抗が少ない人はよいのですが、自分は病気ではないし、薬など飲まなくても大丈夫!と躁状態の考え方をしてしまうと大変です。
治療は
気分安定薬、抗躁薬、抗うつ薬などを用います。
薬を飲んで、症状が安定しても、人間、生きていれば良いことも悪いこともありますよね。小さな出来事であれば、薬で感情が大きく揺さぶられるのを抑えることはできるかもしれませんが、大きな出来事があると、薬をしっかり飲んでいても抑えられないこともあります。
もちろん、薬を飲むためには通院しないといけませんから、最低月に1回は通院し、主治医の診察を受けると思うので、何か大きな出来事があれば、その時に相談すればいいのですが、診察翌日にその大きい出来事が起こってしまうとどうでしょう。
何かのきっかけで躁状態になり、だれも通院を促してくれる人がいなかったら、躁状態の人はもうその時点で病状を冷静に考えられないので、通院も、内服も必要ないと思ってしまい、どんどん病状は悪化して、警察沙汰になったり、困り果てた家族に連れられて病院に入院することになってしまいます。
そうならないように、患者さんの教育が最も大切です!
躁うつ病だからこの薬を飲んでくださいね。だけではとても安定した状態が続くとは思えません。
しっかり薬の必要性を説明し、副作用など様々なことを説明し、理解してもらわなければいけません。
それでも症状は悪化する人もいますので、家族の人に病状悪化の兆しを察知してもらったり、訪問看護を導入したり、さまざまな環境調整が必要です。
躁うつ病の治療、心理療法についてプログラムも販売されています。ただ、高いです。(38,600円)
躁うつ病心理療法プログラム
まずは本で理解するのが良いと思います。
僕のおすすめは
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双極性障がい(躁うつ病)と共に生きる 病と上手につき合い幸せで楽しい人生をおくるコツ
家族、近くにいる人はこちら
双極性障害(躁うつ病)の人の気持ちを考える本 (こころライブラリーイラスト版)
ほかにも大事なことはありますが今日はこの辺で。
双極性障害(躁うつ病)の人もしっかり周囲の人がその人の病状を察知して、早めに通院してもらうことが大切です。
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