いよいよ九州南端の鹿児島にやってきました。
ここでの旅が一番長い時間他の旅人と過ごしたところだと思います。
熊本から下ってきて、鹿児島中央駅で日豊(にっぽう)本線に乗り換えて宮崎方面に向かう路線で、櫻島もよく見える路線でした。
今回はパワースポットを目指し、ちょっとマニアックですが霧島神宮を目指しました。
霧島神宮駅に到着!!駅の外観からして本殿に似せて作っておりテンションが上がります。ただ、この駅の周辺には店もほぼない本格的な田舎です。
そして駅前から1時間に一本あるかどうかのバスに乗って山を登ること30分近く、ようやく着きました霧島神宮!!
本殿も真っ赤です。実際はもっと大きい建物ですが、全体が入りきらないのでメインの所だけ写しています。
この神殿は日本の神の始である伊勢神宮の祭神、天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫にあたるニニギノミコトが祭神とされています。
この本殿にたどり着く前に、長崎県の佐世保に在住のご夫妻と知り合い、意気投合して中を一緒に見学しました。お父さんが定年退職し、子供たちも独立したので時間ができたので奥様とJR九州の行っていたキャンペーンで「ゆ活パスポート」というものを使っていくつかの温泉に無料で入れるとのことで鹿児島に来たとのことでした。このご夫妻とはほぼ半日行動を一緒にすることになります。
そして本殿を見学した後はメインである境内にある「ご神木」を見学に・・・
もう大きすぎて全体が写真に全然入りません(汗)
推定樹齢800年の杉の木で、縁結びはもちろん健康などのご利益があるそうで見る角度によっては幹の上が神様の形に見えるのだとか・・・
次に見えてくるのが「さざれ石」。手前にある横長の石の塊です。
聞いてピンとくる人もいるかもしれませんが、国歌斉唱で出てくる「さざれ石の〜 巌となりて・・・」のフレーズにあるさざれ石のことです。
さざれ石とはそもそも石灰質の小石が長い年月をかけて雨水で表面が溶け出し粘着液が出て、周りの小石を巻き込んでくっついたもので、小さなことも集まれば大きなものになるという意味でパワースポットになっているそうで、ここはあまり目立たないためご夫妻に教えてもらわなければスルーしていました。
そして3人一緒に次に向かったのが丸尾温泉郷。ここは霧島神宮からさらにバスで20分くらい山奥に入っていったところにあります。途中集落が見えてくるのですがちょうど小雨が降っていて霧が濃く、見えたり隠れたりの繰り返しで霧隠れの里という感じでとても神秘的な雰囲気でした。そして温泉郷に到着!!
最初この温泉郷を覆っている湯気の量に驚きました。期待高まる中で実はここまでバスでスムーズに移動しているように思えますが、結構時間調整には無理していました。帰りのバスが来るのが30分後、それを逃すと2時間後になるので、さっと温泉に入れるところを紹介してもらいました。
丸尾「前田温泉カジロが湯」。要は公衆浴場ですね。料金も360円と安いです。露天はないですし、シャンプー等の備え付けはないのですが湯量が豊富で、浴槽は広かったです。お湯は薄い乳白色だったかな・・・名前の由来は創始者の前田嘉次郎から取ったみたいです。
そして何とか帰りのバスに間に合い、ご夫妻はさっきの霧島神宮でゆ活パスポートのスタンプをもらい忘れたとのことで、その後下山して長崎に帰るのだそうで境内でお別れ。私はまた境内を少しブラブラした後で歩いて下山してみようと思い歩くことに・・・
完全に調子に乗っていました。その日は夕方までに宮崎県に移動し観光する予定でしたが、バス通りから外れたところを散策していたら完全に迷ってしまいました。(汗)
なんとかバス通りに戻ったころにはすでに夕方になっていて、やっとバスに乗り込み駅に向かうことに・・・
そしたら先程のご夫妻が偶然バスに乗っていてあの後周辺を観光して帰るところだったとのことで、霧島神宮駅に着いた後もしばらくお話していました。そしてお互い方向が反対なので名残惜しくもお別れ・・・
その後、日豊本線で宮崎目指すも途中の都城(みやこのじょう)で人身事故か何かで足止めをくらい、宮崎駅についたのが夜10時頃で一周目の時は観光はできませんでした。
ここでの旅は素敵な出会いもありハプニングもありで大変有意義な時間が過ごせました。霧島神宮で買ったお守りだけは今でも身に着けていますがおそらく一生で二度と行けるところでは無いかなと思っています。それだけ関東から行くのは遠いですし、九州に着いても鹿児島、宮崎どっちから行っても距離があります。
そんな一期一会も意識しながら周った所も結構あります。
次回の記事は宮崎をお送りしますが二周目の時に行ったことを書きます。
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