前回広島市内を周り、次の日急きょ別のエリアに足を伸ばすことに決めましたがその目的地とは・・・
広島県の竹原市と尾道市を目指すことにしました。
前回の飲みの帰りにコンビニにあった地元観光雑誌に「安芸の小京都 竹原」、「玉の浦 尾道」というフレーズがなんかかっこよく、気になったからというのが理由でした。
地元のことは地元に着いてから情報収集という手段もこのころから始めましたが、事前情報以上におもしろい発見もできるものです。
両方とも広島駅から乗車する呉(くれ)線というローカル線に乗って延々と瀬戸内海沿いに福山まで戻る経路を辿ったのですが、私個人的にはこのローカル線の車窓から見える景色が今まで日本を周った中では一番好きでした。結構海沿いぎりぎりを線路が走っていたり、晴れていたからか景色が良く窓を開けると潮風も気持ちいいものでした。
そして到着したのが竹原。小京都の名前を使っていたのは平安時代に京都下鴨神社の荘園として栄えた歴史があり、今は町並み保存地区として蔵造など町並みが昔ながらの風景として保存している地域になります。竹原の文字通りあちこちに竹林がありこれも京都を思わせます。
別の記事に書きますがこの後岡山の倉敷や伊勢のおかげ横丁のような町並み保存地区を周りますが私は竹原の落ち着いた雰囲気が一番好きでした。
ちなみに町並みはこんな感じです。
平日というのもありましたが観光客がそんなにいるわけではなく、店もちらほらありましたがあまり商売っ気を感じないところで良かったです。
高台から見た町並みがこんな感じです。
町並みのすぐ裏が山に囲まれていて、写真の向こうには瀬戸内の海が見えるとても風光明媚なところです。
私はメイン通りにある店を周りながら町並み保存地区センターに寄って、一番奥にある照蓮寺という寺でお参りをし、藤井酒造で日本酒の無料試飲をし、旧笹井邸を見学しました。実は昨日の地元のサラリーマンとも日本酒を飲んでいたので結構お酒が体に残ってしまいました・・・
外観からして歴史を感じます・・・
旧笹井邸ではおもしろい出会いがあり、スタッフのおばあちゃん一人と近所の常連のおばあちゃんが一人おりまして、話に花が咲きかれこれ2時間近くお話していました。このスタッフのおばあちゃん話を聞くと何代か前の竹原市の元女性市議会議員の方だそうで、そうとは知らず気さくな方だったので自然体でお話してしまいました。(汗)
もともと竹原は塩田が広がっていて江戸時代後期から製塩業で栄えた町であり、旧笹井邸自体も塩田の経営者の邸宅であり今は展示会や三味線などの稽古場として使っていること、そして昭和30年に町並み保存地区に指定された経緯を聞きました。ただその時に表立って商業色を出すことは町全体で禁じているそうでどうりで落ち着いた雰囲気の町並みであることに納得しました。
私の住んでいる地域の近くにも町並み保存地区があることお話したらやはりご存じだったようで、ただそこは観光客向けになって商業色が前面に出ているでしょうと言っていましたがその通りだなと思いました。
ここで初めてニッカウヰスキーの創始者であり、1つ前の連続テレビ小説の「マッサン」に出てくる竹鶴酒造の建物があることを教えていただきました。今、私のハンドルネームもマッサンですがちょっと意識しています。
当時はドラマになる前に訪問しているのでドラマになるとも思っていませんでしたし、結構日本一周した後でその場所が色々なもののロケ地になっていることも多いのでもったいないなと思う反面、その作品は思い入れを持って見ることができますし、また行ってみたいと思うきっかけにもなっているのでそれはそれでありかなと思っています。
そして長々と楽しいお話をした後は海沿いを周り、昼食を食べていないことに気づき、途中道の駅があったので瀬戸内海産の鯛めし弁当を買って食べました。
今までグルメ関係はガッツリお店の紹介をしていましたが実は駅弁のようなものも結構食べているので良かったものはその辺も紹介していきます。
そして竹原を後にし尾道へ・・・
ところが竹原で時間を使いすぎて、その日のうちに東京に戻る必要があったので尾道は駅前をほんと20分くらい散策しただけで写真撮ることも無かったので改めて行きたいと思っております。
広島編は以上になりますが1つの県でこんなにガッツリ周った所はないかもしれませんがとても良い思い出ができた場所でした。
さて次回の目的地は・・・お楽しみに!!
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