MLMで続いた生活も今回で最終回。色々内容が濃い半年間ではありましたが、MLMを脱退したきっかけと方法について最後お話ししたいと思います。
MLMを脱退したきっかけとしてはもともとスキルだけ学んで脱退する目的というのは以前お伝えしましたが、それ以外の大きな要因としては違和感と家庭の事情が大きかったと思います。
違和感というのは入会した時にチームのリーダーに必ずあだ名をつけられることになっており、そのあだ名でチーム内や他のチームとの交流も行っていきます。声掛けをしている相手にもほとんど本名は話しません。
なので自分のいたチームでさえメンバーの本名を私はほとんど知りません。
日本では表立って言えるビジネスではないためある程度のことは仕方ないのですがなんか偽名を使いながら活動している感じが嫌でした。
また、この業界共通なのですがチームのリーダーを「師匠」と呼ぶことに抵抗があったのも事実です。
リーダーはすでに脱サラしているのでやはりすごい人なのですが、性格的にはあまり私は好きではなかったので必要以上に取り入ることもしませんでした。
また、下手に一人・二人しかも過去の人脈から友達を引っ張ってくると辞めるに辞められない状況になります。この時点では収入は発生しても脱サラできるレベルではなく、下の面倒も見ることから大変なことが増えてきます。正社員の人も少ないので収入も少なくこの状態で辞めるに辞められず2〜3年続けて資金がジリ貧になっている人も結構見てきました。ただ完全に洗脳されているレベルなので本人に自覚があるかはしりません。
MLMを辞めるというのはかなり大変で見切りをつけるつもりだった私でも半年もいればだいぶ染まっていましたし、上の人からしたら収入が減るのであの手この手で引き留めがあるのでなかなか自力で脱出は難しいでしょう。
私が完全に我に返ったのはその時に実家からかかってきた一本の電話で、親がガンを患ったという連絡でした。しかもガン自体は前々から検査して知っていたようで、子供には迷惑かけたくないから黙っていたということでした。電話が来たころにはすごい勢いで転移を始めていて、焦っていたのでしょう。私は一人暮らしをしていたというのもありますが気づけなかったこと、また未だ話していないですがビジネスをしていることに罪悪感を感じました。
生半可なことでは脱退できないと思い、先にMLM会社との会員契約をチームの誰にも言わず解除しました。電話1本で済みますし、数週間後には手続き完了に通知が届きます。この方法はよかったかもしれません。
もちろん上の人たちへの振り込み金額が減るのですぐ気づいて連絡が来ます。そして私は脱退手続き完了通知を見せながら、リーダーとサブリーダーに事情を話し挨拶をして一応筋を通しました。その後はメンバー全員の着信を拒否設定、アドレスも削除して無事脱退しました。
夜の喫茶店で3時間粘られ、最後にリーダーからは
「お前はどこに行っても通用しないよ」と捨て台詞を言われることになりましたが、それどころではありませんでした。
アパートの契約は切らずに実家に一時戻って生活することになるのですがそれはまた次回。
唐突な暴露話は6回目の今回で最後になりますが今後もまだ記事は続きますのでお付き合いいただけたらと思います・・・
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