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2016年11月30日

アドラー「嫌われる勇気」 視点を変える良いきっかけになりそうな本

今度、「嫌われる勇気」というドラマが
香理奈さん主演で来年1月から始まるそうで。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え


現在、朝ドラと真田丸しか見てない私は、
あまり民放のドラマには興味がなくて、

しかしこのタイトルを聞いて、真っ先に
「んん?アドラー?」と気になり、ちょいとネットでチェックしていました。

アドラーの心理学の本「嫌われる勇気」
友だちに進められて、電子書籍で購入して読んだ本です。
対人苦手の私からすると、タイトルを見ただけで、ドキっとしますね。

アドラーが考える心理について、哲人と青年の対話形式で
分かりやすく説明されています。
青年は哲人の考えをどうやって崩そうか、というちょいとケンカ腰で、
どんどん質問していきます。
そこで哲人が、ときにはやさしく、ときにはきびしくばっさりと回答していきます。

ドラマの方は、刑事ドラマとのことですが、
このアドラーの心理をどのように組み込んでいくのか
気になるところ。。



さて、この本では、トラウマを否定しています。

過去の「原因」ではなく、今の「目的」を重視、
という考えです。

私が日々書いている記事の内容とはちょいと反しますね(笑)


青年は、過去の原因があるから、今の自分は苦しんでいる、という考えで、

哲人はばっさりと、
今、苦しみたいから、その理由をトラウマにこじつけてる、
みたいな指摘をするわけで、

青年は憤慨するわけですな。

となると、今の私も、対人で悩みたいから、
子供時代にその理由をこじつけて、正当化していることにもなるというわけで、

そうか、じゃあ、対人で悩みなくないし、トラウマを理由にするのはやめよう!
と頭で考えることはできますが、、

心が追いついていきませんね。。。心はしっかり傷ついています。

アドラーを否定するわけではないし、むしろ好きな考えだけど、


捻挫をしていたとして、マラソン大会に参加できない。
マラソン大会に出たくないから、捻挫を理由にしている、
じゃあ、マラソン大会に出たいという目的を優先しよう!と参加する、、、

というわけにはいかないでしょ。

捻挫がひどくなり、途中棄権するか、たとえ完走できても、
捻挫した部分は、さらなるダメージを受け、捻挫状態がさらに続く。

「心の傷」も私は無視できないと思っているので、

どこまでアドラー思考を取り入れるか、という匙加減も人それぞれかな。


アドラーでは対人関係のゴールとして、
この本を引用すると、
「他者を仲間だと見なし、そこに『自分の居場所がある』と感じられる」

ああ、いいなあ、そうなれたらいいなあ。。

この本のトラウマ論に関しては、私は「そこまできっぱりとは・・・」となっていますが、
その先のゴールは、私が求めるものと重なっていて、
今の偏りがちな自分の視点を変える良いきっかけの本として、
たまに読み返しています。

マンガでやさしくわかるアドラー心理学


漫画もあるのねー。
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