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2016年11月29日

不快の伝え方

私は子供の頃、
よくお腹痛かったり、だるかったり、熱でたり、吐いたり、
いろいろで、スッキリしない状態の方が多かった。

あれは何だったんだろう。

親がそのことで病院に連れて行って検査するわけでもなし、、
そもそも、私がそういった状態だということ自体、
きちんと親には伝わっていなかったのかも。

あのだるい体の重い感じが普通だと思ってたから。

お腹痛い、吐いた、熱が何度ある、頭がずきずきする、
など、私の中で具体的に言語化できる症状であれば
母親には伝えていた。
中耳炎も伝えることはできた、耳垂れよく出てたし。
鼻血もわかりやすい。
その際は、たいていは子供用バファリンを飲んで横になっていた。

ただ、「だるい」「しっくりしない」という感じが、
どうも当時の私は親に伝えることができなかった。
そして、「だるい」という感覚を紛らわすために、
漫画やゲーム、テレビなどに没頭することがおおく。
他に気が回らないから散らかしっぱなしになれば、
母親から叱られる、の繰り返しで。

「だるい」「しっくりしない」という感覚があるため、
じっと座るといった状況は苦手。
身体をモソモソと動かして不快を紛らわそうとすると、
「落ち着かない」「じっとしてない」と注意されるわけだ。

気を紛らわすの一つとして、爪をよく噛んでいた。
噛んでいる間は、不快が紛れるから、さらに噛む。
そして爪は身近くなり、噛む爪がなくなるわけだが、
それもそれで叱られる対象で、
「爪を噛むな」と言われるが簡単にやめれるわけがない。

しかし、当時、この自分の状態をこのように母に伝えたとしても、
通じないだろうなあ。。。

「だるい」のときでも、
もう適当に「頭が痛い」と違うこと母に伝えれば
「横になって休める」という特権をもらえるから、
次第に、違う症状を言うようになったよ。小学生の時点で。

「しっくりしない」感は、成長するにつれて背骨辺り?
がしっくりしっかりするようになり、
じっと姿勢を保てるようになった。これは20代になる前に。

「だるい」は、社会に出て、
仕事に夢中になれたので、それでまぎらわすうちに、落ち着いていった。
仕事で最初の頃、「このシールを一つ一つ貼って」みたいな大量の単純作業的なことをやったことがあり、
こういう黙々が好きで、
黙々しながら、少しずつ「こういう流れでやったらキレイかな」などと
工夫して楽しめた。
夢中で、時間が経つのもあっという間。
きれいに作業したことに褒められてもうれしいし、
没頭して給料をもらえるとは、これはよいではないか。

爪噛んで怒られるのと大違いだ。

結局、誰かに「だるい」「しっくりしない」を伝えることなく、
自分である程度解決させてしまったのだが、
この過程が、私の心の中で、「親を信頼できない」の要因の一つになっている。
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