2016年05月24日
「まね(模倣)」ができない自閉症児達
GW以降、記録の更新が一気に落ちたこのブログ。
原因は、GWから集中的に始めた「家庭療育」。
私自身の予想を超えた「伸び」が見られたため、
ブログどころではなくなったのである。
この「伸び」の1つは、「動作模倣(まね)」。
先に発語していた子供達に関しては、
音声模倣は、「言葉」と「状況」次第で可能だった。
しかし、できる動作模倣は「バイバイ」程度。
それも、模倣というよりも「教え込んだ」身振りであって
何度か促さないと 「バイバイ」はできないし、
そもそも、誰に「バイバイ」しているのか さっぱりわからない。
地面か? それとも、幽霊でも見えているのか?
なお、3歳過ぎまで無発語だった子供については、
「動作模倣」など、そもそも論外のレベル。
このような我が家の家庭療育では、
自閉症治療の権威たる太田昌孝氏の認知発達治療の実践マニュアルをほぼベースにしている。
cf.過去記事 自閉症児の家庭療育「実践マニュアル」
この書籍では、「動作模倣」はステージ1の重点課題(p.49)だが
我が家では、この課題は飛ばして先へ進めていた次第である。
なお、我が家では、この書籍の他に副読本的に
メジャーな幼児向けのABA療育本を利用している。
療育先や心理相談室などでも、しばしば見かけるこの本は、
ABAの基本的なやり方などは、イラストも豊富で非常にわかりやすく、
我が家の家庭療育での「手ほどき」にした書籍でもある。
もっとも、この書籍では、療育の対象者として
「軽度知的障害(新版K式発達検査などで発達指数が50〜75くらい)のある幼児期のお子さん」
と明示(p.10)されており、
我が家の自閉症の子供達の場合、最初の発達検査の段階では、ほぼ対象外。
結局、最初の「つくえトントン」や「手をあげる」(p.28以降)動作模倣すら
遠い未来へ 先送りしている状態だった。
それが、このGWの中盤頃に、
たまたま歌ってあげた「むすんでひらいて」の手遊び歌を
我が家の自閉症の子供達が 少し模倣しようとしたのである。
中途半端な「グー」「パー」だけ。
しかも、リズムは ズレている。
しかしながら、我が家にとっては「大事件」だった。
再度、この書籍を読み直し、日々の家庭療育に盛り込んだ。
動作模倣の「正確さ」は、それぞれの子供によって異なるが、
今日の段階では、全員が、「バンザイ」「自力の指さし」を軽くこなし
このメジャーな幼児向けのABA療育本の巻末にある
「動作模倣リスト(p.160)」にチャレンジ中である。
我が家の自閉症児の子供達は、このGW以降、
「ことば」や「粗大運動」などの面でも 大きな成長があった。
cf.過去記事 公園のすべり台を滑れなかった子供達
狙ったわけでもないのに、突然、「動作模倣」が可能となったのは、
全体的な発達促進の効果なのかもしれない。
「学ぶ」は、「真似る(=模倣)」と同じ語源を持つと言われる。
幕末に訪れた提督ペリー(wikipediaへ)の言葉どおり
日本の技術力の高さは、手先の器用さと共に、
「模倣力」の高さにあると思われる。
「学ぶ力」「真似る力」 さらに それを「発展させる力」は、
古代(5世紀頃か?)からある日本人の優れた特質だ。
我が家の一風変わった自閉症の子供達は、
群を抜いて、手先が不器用 且つ 模倣も苦手。
・・・我が子達。本当は、月からでも来たのだろうか。
原因は、GWから集中的に始めた「家庭療育」。
私自身の予想を超えた「伸び」が見られたため、
ブログどころではなくなったのである。
この「伸び」の1つは、「動作模倣(まね)」。
先に発語していた子供達に関しては、
音声模倣は、「言葉」と「状況」次第で可能だった。
しかし、できる動作模倣は「バイバイ」程度。
それも、模倣というよりも「教え込んだ」身振りであって
何度か促さないと 「バイバイ」はできないし、
そもそも、誰に「バイバイ」しているのか さっぱりわからない。
地面か? それとも、幽霊でも見えているのか?
なお、3歳過ぎまで無発語だった子供については、
「動作模倣」など、そもそも論外のレベル。
このような我が家の家庭療育では、
自閉症治療の権威たる太田昌孝氏の認知発達治療の実践マニュアルをほぼベースにしている。
cf.過去記事 自閉症児の家庭療育「実践マニュアル」
この書籍では、「動作模倣」はステージ1の重点課題(p.49)だが
我が家では、この課題は飛ばして先へ進めていた次第である。
なお、我が家では、この書籍の他に副読本的に
メジャーな幼児向けのABA療育本を利用している。
療育先や心理相談室などでも、しばしば見かけるこの本は、
ABAの基本的なやり方などは、イラストも豊富で非常にわかりやすく、
我が家の家庭療育での「手ほどき」にした書籍でもある。
もっとも、この書籍では、療育の対象者として
「軽度知的障害(新版K式発達検査などで発達指数が50〜75くらい)のある幼児期のお子さん」
と明示(p.10)されており、
我が家の自閉症の子供達の場合、最初の発達検査の段階では、ほぼ対象外。
結局、最初の「つくえトントン」や「手をあげる」(p.28以降)動作模倣すら
遠い未来へ 先送りしている状態だった。
それが、このGWの中盤頃に、
たまたま歌ってあげた「むすんでひらいて」の手遊び歌を
我が家の自閉症の子供達が 少し模倣しようとしたのである。
中途半端な「グー」「パー」だけ。
しかも、リズムは ズレている。
しかしながら、我が家にとっては「大事件」だった。
再度、この書籍を読み直し、日々の家庭療育に盛り込んだ。
動作模倣の「正確さ」は、それぞれの子供によって異なるが、
今日の段階では、全員が、「バンザイ」「自力の指さし」を軽くこなし
このメジャーな幼児向けのABA療育本の巻末にある
「動作模倣リスト(p.160)」にチャレンジ中である。
我が家の自閉症児の子供達は、このGW以降、
「ことば」や「粗大運動」などの面でも 大きな成長があった。
cf.過去記事 公園のすべり台を滑れなかった子供達
狙ったわけでもないのに、突然、「動作模倣」が可能となったのは、
全体的な発達促進の効果なのかもしれない。
「学ぶ」は、「真似る(=模倣)」と同じ語源を持つと言われる。
幕末に訪れた提督ペリー(wikipediaへ)の言葉どおり
日本の技術力の高さは、手先の器用さと共に、
「模倣力」の高さにあると思われる。
「学ぶ力」「真似る力」 さらに それを「発展させる力」は、
古代(5世紀頃か?)からある日本人の優れた特質だ。
我が家の一風変わった自閉症の子供達は、
群を抜いて、手先が不器用 且つ 模倣も苦手。
・・・我が子達。本当は、月からでも来たのだろうか。
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