2019年10月13日
『インハンド』2巻
価格:660円 |
そのとき
はっきりわかりました
自分に足りないものが
心ですよ
強い心です
ドーピングの2巻。
前巻のはこちら。
EPOというのが出てきます。説明がないなーって思ってたら前巻にすでに出てきてました。赤血球の生産を増進するホルモン、エリスロポエチンというそうです。
赤血球が増えすぎると血液の粘性が上がって血栓ができる危険もあるそうで、命がけですね、スポーツ。
でもすごいお金が流れる世界じゃないですか。もう止められないよねきっと、って思っちゃいます。自分の健康を害してでも上り詰めるのだという意志と、その願いを後押しできるだけの技術がすでにあるのであれば。しかもこれからもっと発展していくわけでしょう?
というよりもうすでに、どこまでのドーピングは公平であり許容の内なのか、みたいな辺りでのせめぎ合いになってたりしないんですかね。だって結局遺伝子には勝てないじゃん、みたいな。
少し前に似たような話で女子陸上の選手が話題になっていたようにも思います。男性ホルモン値が高すぎるとかで。私なんかはこれで出場停止になるなら、そっちこそ不公平な気がするなーって思っていました。そういうの込みで、後天的な補正も含め何でもありでやっていく方が公正性という点から見ればむしろ公平なのではないかしら、みたいな。
道半ばにして命を絶たれるアスリートが大量に出てきちゃいそうですけれど…。私達の倫理はそれに耐えることができない…。
さて、今巻はきりの良いところで終わりましたが、次は何のお話になるでしょう。メキシコにちょっと含みを持たせていましたが、その辺に紐倉先生の過去があったりするんでしょうか。
引き続き楽しみです。
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