2016年12月14日
中毒とは洗脳。だから、それを解決するのは「意志の強さ」ではなく、やっぱり「洗脳」だと思う。〜Part 2〜
こんばんは。
水樹です
このシリーズ〜Part 1〜の続きです。
人間は「変わる」生き物でもありますが、
自分の思うようにはなかなか変われません。
禁煙や食生活の改善も、
わかっちゃいるけど…と先延ばしにし、
ドクターストップがかかったので
やっと取り組んだなんて話しを
たまに聞くのではないでしょうか。
堕落した結果、新しい習慣を身につけるのは
実にカンタンで、
堕落から這い上がるには相当の
意識改革やショッキングな出来事が必要だったりします。
だからといって、意氣込んで取り組んだからって、
必ずしも上手くいくものではないのですよね。。。
私も何度か禁煙に失敗しています。
「健康のため」
「煙草代がもったいないから」
そんな理由で止めれるなら、
とっくに止めてるわけで…
しかし、これは立派な中毒。
生半可な意識や意志の強さでは
抜け出すのは困難です。
では、なぜ私は止められたのか…
たぶん、自分の性格に
合うやり方だったのだと思いますが、
煙草を吸うことによって今後、
屈辱を感じるであろうことが
起きると予想できたからです。
忘れもしない2008年、
自動販売機で煙草を買う人に
「タスポ(カード)」の所持が義務付けられました。
その頃勤めていた会社の上司が
「タスポ」を発行してもらう氣満々で、
自分の顔写真を提出書類に貼り付けていました。
2007年後半のことでした。
それを見た私は、煙草を吸うだけで、
顔写真入りのカードが必要になることに
屈辱を感じてしまったのです。
そうでなくとも喫煙所がどんどん
廃止されていく世の中で、
顔写真の提出まで求められるって、
まるで罪人扱いではないかと…
ま、自販でなくてもコンビニでも
買えるんですが、いちいちカウンターで
番号を言って店員に取ってもらうとか…
つまりいちいち顔を見せないと
買えないということ。
なんとしてでもこの屈辱を
味わわずに済ませるには、
止めるのがイチバン!!と思い、
禁煙サイトを毎日見る日々が続きました。
そこには、過去記事(ニコチンによってドーパミン(快感物質)が出せるらしい。
…けど、絶対にオススメしません!)で説明したように、
ドーパミンという快感物質の分泌にかかわる
神経伝達物質のアセチルコリンとニコチンがよく似ていて、
ニコチンを体内に入れてしまうと
脳が「アセチルコリンを作る必要がない」と判断し、
これが分泌されなくなってしまうこと、
非喫煙者が何もしなくても作れる
神経伝達物質が作られなくなるために、
高い税金を払ってまで禁断症状から
抜け出すためにニコチンを20年以上も
買わされてきたことを知り、
私はニコチンの巧妙な罠にハメられて
これまで過ごしてきたことを認識することになりました。
そして、ニコチンに対する
憎悪をわざわざ大きくするために、日々、
禁煙サイトをいくつも読み漁っていたのです。
つまり、ニコチンに洗脳された脳、
煙草を吸うためならどんな言い訳も
いとわなかった脳を
「逆洗脳」したのです。
そうは言っても「脳」は
「煙草が美味しかった」ことを記憶していて、
夢の中では何度も禁煙を破りました。
現実には2008年以降は吸っていないのに、
そうとは思えないほど、リアルに
夢の中に煙草が登場し、何度も吸わされました。
本当は3日も経てば、ニコチンは
体から抜けていきます。
ただ、私の場合は肉体的依存よりは、
精神的依存や習慣によるものも
大きかったようです。
だからこそ、煙草の存在は
私の脳と生活習慣に根付いてしまっていたとも言えます。
ただ、禁煙補助剤を一切使わずに、
ニコチンを憎むだけで抜けられたということは、
これもまた、精神的な逆洗脳が
私には合っていたということです。
本来は「憎しみ」や「怒り」は
負の感情ですので、
やたらと発動させない方がいいのですが、
なかなか止められなかったこと、
好きだったけど止めなければいけないものを
止めるときには意外と原動力になってくれます。
「怒り」や「憎しみ」は
(なるべく)他人に向けることなく、
上手に使えば自分を矯正する力になってくれるのです。
今後、このシリーズは、
「怒りのダイエット」の話になっていきます。
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水樹です
このシリーズ〜Part 1〜の続きです。
人間は「変わる」生き物でもありますが、
自分の思うようにはなかなか変われません。
禁煙や食生活の改善も、
わかっちゃいるけど…と先延ばしにし、
ドクターストップがかかったので
やっと取り組んだなんて話しを
たまに聞くのではないでしょうか。
堕落した結果、新しい習慣を身につけるのは
実にカンタンで、
堕落から這い上がるには相当の
意識改革やショッキングな出来事が必要だったりします。
だからといって、意氣込んで取り組んだからって、
必ずしも上手くいくものではないのですよね。。。
私も何度か禁煙に失敗しています。
「健康のため」
「煙草代がもったいないから」
そんな理由で止めれるなら、
とっくに止めてるわけで…
しかし、これは立派な中毒。
生半可な意識や意志の強さでは
抜け出すのは困難です。
では、なぜ私は止められたのか…
たぶん、自分の性格に
合うやり方だったのだと思いますが、
煙草を吸うことによって今後、
屈辱を感じるであろうことが
起きると予想できたからです。
忘れもしない2008年、
自動販売機で煙草を買う人に
「タスポ(カード)」の所持が義務付けられました。
その頃勤めていた会社の上司が
「タスポ」を発行してもらう氣満々で、
自分の顔写真を提出書類に貼り付けていました。
2007年後半のことでした。
それを見た私は、煙草を吸うだけで、
顔写真入りのカードが必要になることに
屈辱を感じてしまったのです。
そうでなくとも喫煙所がどんどん
廃止されていく世の中で、
顔写真の提出まで求められるって、
まるで罪人扱いではないかと…
ま、自販でなくてもコンビニでも
買えるんですが、いちいちカウンターで
番号を言って店員に取ってもらうとか…
つまりいちいち顔を見せないと
買えないということ。
なんとしてでもこの屈辱を
味わわずに済ませるには、
止めるのがイチバン!!と思い、
禁煙サイトを毎日見る日々が続きました。
そこには、過去記事(ニコチンによってドーパミン(快感物質)が出せるらしい。
…けど、絶対にオススメしません!)で説明したように、
ドーパミンという快感物質の分泌にかかわる
神経伝達物質のアセチルコリンとニコチンがよく似ていて、
ニコチンを体内に入れてしまうと
脳が「アセチルコリンを作る必要がない」と判断し、
これが分泌されなくなってしまうこと、
非喫煙者が何もしなくても作れる
神経伝達物質が作られなくなるために、
高い税金を払ってまで禁断症状から
抜け出すためにニコチンを20年以上も
買わされてきたことを知り、
私はニコチンの巧妙な罠にハメられて
これまで過ごしてきたことを認識することになりました。
そして、ニコチンに対する
憎悪をわざわざ大きくするために、日々、
禁煙サイトをいくつも読み漁っていたのです。
つまり、ニコチンに洗脳された脳、
煙草を吸うためならどんな言い訳も
いとわなかった脳を
「逆洗脳」したのです。
そうは言っても「脳」は
「煙草が美味しかった」ことを記憶していて、
夢の中では何度も禁煙を破りました。
現実には2008年以降は吸っていないのに、
そうとは思えないほど、リアルに
夢の中に煙草が登場し、何度も吸わされました。
本当は3日も経てば、ニコチンは
体から抜けていきます。
ただ、私の場合は肉体的依存よりは、
精神的依存や習慣によるものも
大きかったようです。
だからこそ、煙草の存在は
私の脳と生活習慣に根付いてしまっていたとも言えます。
ただ、禁煙補助剤を一切使わずに、
ニコチンを憎むだけで抜けられたということは、
これもまた、精神的な逆洗脳が
私には合っていたということです。
本来は「憎しみ」や「怒り」は
負の感情ですので、
やたらと発動させない方がいいのですが、
なかなか止められなかったこと、
好きだったけど止めなければいけないものを
止めるときには意外と原動力になってくれます。
「怒り」や「憎しみ」は
(なるべく)他人に向けることなく、
上手に使えば自分を矯正する力になってくれるのです。
今後、このシリーズは、
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