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2014年08月15日

食欲コントロール ダイエットって?自分の脳をダマして痩せる

食欲コントロール
食欲に関連する言葉はいくつあるでしょうか? 空腹・満腹・別腹・腹八分など、体は過不足なく栄養を摂るために食欲を抱くようにできています。

うまくコントロールできたら辛いダイエットに挑戦しなくても、理想のスタイルが手に入れられるのに……。そうです、まさにその通り! 食欲を上手に利用して、食べ過ぎを防いでしまいましょう。

食欲の正体は、脳の視床下部にある空腹時に働く摂食中枢と、満腹時に働く満腹中枢です。今回は知って得する食欲のお話をご紹介します。

食欲の仕組みを理解してコントロールを!

体調を崩して食べる量が減った後、体調が戻っても食事をすると、すぐに満腹になった経験はありませんか? 胃が小さくなったと考えられがちですが、実はそうではありません。脳が「少量でも栄養は足りている」と判断し、満腹中枢を刺激するタイミングが変わっているせいなのです。

エネルギーが足りないと感じると、摂食中枢は口内に唾液を分泌させたり、消化器官を刺激して、食事に関わる体の働きを無意識に促します。すると私たちは、空腹を感じるようになるのです。

そして食事をすると、摂取した栄養素が分解されて、グルコースは血中に吸収されます。その後、グルコースの量を減らすインスリンホルモンが、すい臓から出ます。

このふたつの成分が血液に乗って、脳の摂食、満腹中枢に「もう必要ないよ」「まだ摂取するべきだよ」という指令を伝える役割をするのです。

脳と体をだましてダイエットするコツ

少しでも早く痩せたいからといって、急激に食事の量を減らすと、満腹中枢がいつまでたっても働きません。その結果、少量でも食べ続けてしまったり、無理な食事制限に耐えきれなくなって、ドカ食いに走ってしまうことに。

食欲を上手にダイエットに活かすなら、食事の量をほんの少しずつ減らすことです。例えば、月曜日に主食とおかずをひと口ずつ減らしたら、その週はその量をキープします。

次の週にはさらにひと口減らすなど、急激に無理な減らし方をせず、「これでも栄養は足りているな」と脳に勘違いさせることが大切です。

満腹感が得られるので辛くない上、代謝で消費できる量を上手に摂取してあげることで、体の機能も効率よく摂取したエネルギーを燃焼するようになります。

ゆっくりと目標体重、体脂肪まで体を改善できたら、食事量をそこでキープしてあげましょう。別腹は前頭連合野の仕業

最後に、女性が大好きな”別腹デザート”の対処法です。前頭連合野は、味に飽きてきてしまい「もう食べられない」という指令を出しています。つまり、栄養が十分に摂れたという満腹中枢が出す「もう食べなくて良い」という指令とは、種類が違うのです。

主食やおかずには、デザートに類似する味がありません。そこでつい「美味しそう」と感覚的に思ってしまいます。すると前頭連合野は胃を動かし、デザートを入れるスペースを作ってしまいます。

ここでおすすめなのが、デザートメニューを見ないという単純な方法です。さらに、食後のお茶をデザートだと思えればしめたもの。口の中がすっきりしたら、外出先でも歯を磨く癖をつけてしまいましょう。

食事が完全に終わったことを、前頭連合野に教えるのです。

今日からすぐに取り入れられるメソッドですよね。いつもきれいな女性は、無意識のうちに自分の脳と体を、上手に騙しているのかもしれませんね。
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