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2014年12月05日

妊娠しやすくなるための身体作り、何をすればよいの?基礎体温をつけたり、適度な運動をしましょう。

妊娠しやすくなるための身体
35歳で最近子宮内膜症のため入院した女性の方から、「妊娠しやすい身体作り」についての相談がありました。早く子供が欲しいのですが、妊娠しにくい身体のようだと悩む女性に看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。

相談:「現在35歳、最近子宮内膜症のため入院しました。妊娠しやすい身体に整えるために必要な、栄養素などについてアドバイスお願いします。」

『現在35歳で、子宮内膜症で最近入院しました。結構な内膜症だったらしく、再発も心配しています。年齢とともにリスクが高まっていくため子供が早く欲しいのですが、どうやら不妊症の気があるようでピルを処方されています。食生活や、規則正しい生活の他に妊娠しやすくなるために、必要な栄養素についてなどアドバイスはありませんか。(30代、女性)』

バランスのとれた食事が大切です。

妊娠しやすい身体作りには、3食バランスのとれた食事が大切です。特に意識してとりたい栄養素としてビタミンE、ビタミンB1、ビタミンC、亜鉛、鉄分、カルシウム、葉酸があることと、身体を温める食材を食べるよう教えてくれました。
『意識して摂りたいビタミンは、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンC、葉酸です。ビタミンEはナッツ類、うなぎ、緑黄色野菜などに含まれ、生殖機能を正常に整える働きがあります。ビタミンB1は大豆、肉、玄米などに含まれ、ストレス軽減に効果があります。ビタミンCは野菜、フルーツなどに含まれ、免疫力の向上とストレス改善効果があります。葉酸はレバー、モロヘイヤ、枝豆などに含まれ、貧血改善と妊娠後の胎児の発達促進に効果があります。(看護師)』

『意識して摂りたいミネラルは、亜鉛、鉄分、カルシウムです。亜鉛はレバー、牡蠣、鶏卵、ごまなどに含まれ、卵巣機能や女性ホルモンの働きを助けます。鉄分は納豆、ひじき、レバーなどに含まれ、貧血や冷え性改善などの効果があります。カルシウムは乳製品、わかめ、小魚などに含まれ、自律神経を整えます。(看護師)』

『妊娠しやすい身体作りには、規則的な生活と3食バランスよく食べることが大切です。添加物の多いコンビニのお弁当やインスタント、レトルト食品は避け、家で作る自然素材のものが良いでしょう。身体が冷えないように、しょうがや唐辛子、にんにくも加え、玉葱、ゴボウ、ニンジン、イモ類などの根菜も多く摂りましょう。たんぽぽ茶は妊婦にも良いと言われ、ザクロには女性ホルモンを活性化させるエストロゲンが含まれています。(産科・婦人科看護師)』

基礎体温をつけたり、適度な運動をしましょう。

排卵日を予測するための基礎体温をつけたり、身体を温め血行を促進するために適度な運動をするようアドバイスがありました。
『早く妊娠したい思いで神経質になったり、ストレスをためるのは良くありません。ご主人と一緒にリラックスして取り組んでください。基礎体温をつけて排卵日を予想し、妊娠しやすい時期を知ることも良いでしょう。(産科・婦人科看護師)
適度な運動は血行を促進する作用があり、子宮や卵巣などに栄養をしっかりと届け働きを活発にしてくれるので、できるだけ毎日身体を動かし温めると良いでしょう。(看護師)』

妊娠しやすい身体に必要なのは、バランスのとれた食事と身体を温めること。また、早く妊娠したいとあせることなく、リラックして過ごすことも大切なようです。
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