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2014年10月15日

美容液!美容液を目的ごとに用意。複数使うことで肌力UP

美容液
40代の化粧品選び(4)美容液

40代はシミやシワといったお肌の悩みが少しずつ加速していきますが、そのような肌老化を少しでも遅らせるための美容液の選び方と使い方のコツについて、紹介します。

美容液を目的ごとに用意。複数使うことで肌力UP

40代の多くの方が美容液に求める機能は“保湿”“美白”“シワ・たるみ”対策の3つでしょう。この3つともケアしたい、という方も多いかもしれません。

ただし1種類の美容液で、この3つ全ての目的を果たすことは難しいでしょう。なぜなら、美容液は成分がギュっと濃縮されていて、それぞれの成分に最適な液状で製品化されています。例えば保湿に効くセラミドは脂質なので、ある程度、油分を含む液状のほうが配合に適しているという具合です。

そのようなことから複数の効果を求めるならば、それぞれ個別の美容液を用意しましょう。

手間をかけた分だけ遅らせられる肌の老化

40代になると、お肌に手をかけている方とそうでない方の差が徐々に開いていきます。お肌のケアに手抜きをしていたり、漫然と20〜30代の頃と同じスキンケアを続けていたりすると、肌年齢の進むスピードが他の40代の女性と違ってあっという間…ということにもなりかねないので、適切なケアを知っておくことは大切です。

肌が老化する原因は大きく分けて3つあります。「加齢」「紫外線」、疲れやストレスなどの「生活環境」です。このうち加齢と紫外線は美容液によってアプローチが可能なので、老化に立ち向かうためのケアをご紹介します。

加齢による肌老化

歳を重ねることによって進む老化は、どのような人でも避けることができません。具体的にはお肌のターンオーバー(新陳代謝)の周期が伸びていくことと、皮膚の水分保持能力が落ち、バリア機能が低下して行くことです。

ターンオーバーにより、20代の頃は約28日(4週間)で肌が生まれ変わると言われています。ところが40代では、約40〜55日もかかってしまいます。

ターンオーバーが遅れてくると健康な角質細胞を作り出すことができなくなり、肌はカサつくようになります。また古い角質細胞がはがれずに残っていることで、お肌のキメが乱れ、くすみが気になるようになります。

またシミの原因であるメラニン色素は古くなった角質が剥がれる時に一緒に排出されるのですが、ターンオーバーが滞っていると長く角質層に留まることになり、これがシミとして残ってしまうのです。お肌のターンオーバーを促すのに効く成分には、ビタミンA誘導体であるレチノールやプラセンタエキス、コラーゲンなどがあります。

紫外線による老化

紫外線は、シミの原因となるだけではありません。コラーゲンと共にお肌の弾力をキープしているエラスチンを分解し、ハリ不足やシワも招いてしまうのです。これらを防ぐためには紫外線を浴びないようにするか、日焼け止めクリームや日傘、帽子などでしっかり防御することが第一です。

しかし、しっかり防いだつもりでもいつの間にか浴びてしまっているのが紫外線の怖いところ。そのためビタミンC誘導体やプラセンタエキスのようなメラニンの生成を抑制し、コラーゲンを増やす働きのある成分を補うのはとても有効です。

このように、効果が異なる成分が凝縮された美容液をいくつか用意しておくと良いでしょう。だからと言って、いくつもの美容液を一度に重ねてつけることはオススメしません。朝と夜、時期で使い分けるなどして有効成分を効果的にお肌に浸透させましょう。

特に睡眠中には成長ホルモンなどが出てターンオーバーを促進しているので、就寝前にはしっかりターンオーバーを促進する成分の入った美容液をつけることをオススメします。紫外線の強い時には、紫外線のダメージを防ぐために抗酸化作用のあるものをつけると良いですね。
タグ:美容液
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