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2014年09月20日

エクオールの魅力って?食べても 2人に1人しか、効果を得られない、食べる女性ホルモン?

エクオール
美肌を作る大豆イソフラボン

去年、日本人である私達がいただいている和食が、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。その和食の中で多くを占めているのが、「畑の肉」と言われる大豆です。

毎日いただくお味噌汁、お漬物や焼き魚に使うお醤油などの調味料をはじめ、豆腐・納豆・豆乳など多くが大豆製品です。日本の食卓には欠かせないものばかり。

皆様もご存知のように、成分の大豆イソフラボンにはコレステロール値を下げダイエットにもなり、骨粗鬆症をも防いでくれるという効果があります。

なぜ骨粗鬆症を防ぐかというと、私達の血液中のカルシウムは、10mg/dlに調節されていて、足りなくなるとカルシウムの貯蔵庫である骨を溶かして血液にまわす仕組みになっています(ホメオスタシスという)。大豆イソフラボンは、この骨を溶かすのを防いでくれるわけです。

そして、もう一つ、女性ホルモン(エストロゲン)と同じような働きもしてくれるので、美肌や美髪など女性にとってはとても嬉しい美容効果なのです。女性の肌の美しさは、エストロゲンに大きく影響されます。それは、お肌にとって重要なコラーゲンを増やす役割があるからです。

食べても 2人に1人しか、効果を得られない

そんな素晴らしい沢山の効果を持つ大豆イソフラボンなのですが、実はいくら食べても効果を得られない人達がいるということがわかったのです。

これは、近年話題の「エクオール」という成分に よるものだということが証明されました。しかも、この「エクオール」、日本人の2人に1人しか持っていないことも判明。

大豆イソフラボンに含まれる「ダイゼイン」という成分が、ある種の腸内細菌によって代謝されると「エクオール」に変化するのですが、腸内環境が悪いと作ることができないとわかりました。つまり、エクオール産生作用のある腸内細菌は、全ての人間の腸に生息してはいないということです。

世界で初めて発見された、ある種の腸内細菌

このある種の腸内細菌を、世界で初めて発見したのは、日本の大手製薬会社です。腸内細菌というのは、日々の食生活でも変化するようです。体調の変化でもバランスを崩しますし、抗生剤や下痢でも菌が無くなってしまいます。美肌のためにと、頻繁に下剤や浣腸を使用なさる方がいらっしゃいますが、これは逆効果になりかねません。

更年期症状や骨粗鬆症などにも、「エクオール」の存在が大きく関わっていています。美肌・美髪などのアンチエイジング効果を持つエストロゲンの代わりをしてくれる大豆パワー、これを働かせてくれるのが「エクオール」です。私達女性の救世主ですね。

腸内細菌を良好にし、「エクオール」を作れるようになりましょう。自分は「エクオール」を作れているのか? とご心配の方達のために、尿検査キットのご用意があるようです。それで、もし作れていなければ、サプリメントでの補充をお勧めします。
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