2008年06月30日
白いおばさん
大学時代の話。
関東地方の、とあるスキー場に遊びに行った帰り道での出来事。
私は友達のねこどんの車の後部座席に乗っていました。
二車線くらいの見通しの良い結構広い道路を走っているとき、
ふと前方を見ると、中央分離帯に大きな白い襟のシャツを着たおばさんが
白い紙袋を持って立っていました。
おばさんは、とにかく全身真っ白でした(そんな印象でした)。
「あんな所で何してんだろ?」
と思って見ていましたが、
車がおばさんの脇を通りすぎようとしたとき
急におばさんが車の前に飛び込んできました。
「げっ、ぶつかる」
そう思った瞬間、おばさんはボンネットから
車の中に吸い込まれるように入ってきて
そのまま、私と隣に座っていた友達の間をすり抜けて
さも普通に立っているような感じで後方へと去って行きました。
その状況にうろたえている私を見て隣に座っていた友達が
「どうしたの?」
と聞いてきたので、私は友達との間を指差して
「今、紙袋持った白いおばさんがここを通っていった」
というと
「寝ぼけてんじゃないの?」とか
「変なこと言わんでよ」
とか、その場のみんなに言われて信じてもらえませんでした。
その後、特に変わったこともなく無事に帰ることができたので
この話は私が寝ぼけていたということで終わってしまいました。
ところが、このねこどんの車、少々後日談があるのですが
またの機会に。
怖い話の本をお探しなら、
オンライン書店ビーケーワン
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私は友達のねこどんの車の後部座席に乗っていました。
二車線くらいの見通しの良い結構広い道路を走っているとき、
ふと前方を見ると、中央分離帯に大きな白い襟のシャツを着たおばさんが
白い紙袋を持って立っていました。
おばさんは、とにかく全身真っ白でした(そんな印象でした)。
「あんな所で何してんだろ?」
と思って見ていましたが、
車がおばさんの脇を通りすぎようとしたとき
急におばさんが車の前に飛び込んできました。
「げっ、ぶつかる」
そう思った瞬間、おばさんはボンネットから
車の中に吸い込まれるように入ってきて
そのまま、私と隣に座っていた友達の間をすり抜けて
さも普通に立っているような感じで後方へと去って行きました。
その状況にうろたえている私を見て隣に座っていた友達が
「どうしたの?」
と聞いてきたので、私は友達との間を指差して
「今、紙袋持った白いおばさんがここを通っていった」
というと
「寝ぼけてんじゃないの?」とか
「変なこと言わんでよ」
とか、その場のみんなに言われて信じてもらえませんでした。
その後、特に変わったこともなく無事に帰ることができたので
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ところが、このねこどんの車、少々後日談があるのですが
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