2008年07月29日
あだたら山の怪
怖い本をお探しなら
オンライン書店ビーケーワン
中学2年生のときの話。
林間学校で福島県のあだたら山に行ったときのこと。
初日はほとんどバス移動。夕食に飯ごう炊さんをし、
夜は宿泊先でなぜか原爆資料のビデオ鑑賞。
二日目は朝からあだたら山に登る予定でした。
というわけで二日目、いざあだたら山。
友達と文句を言いながらも山道を登り
やっとこ山頂に到着し、長めの休憩。
パノラマの景色を眺めながら
登りきった達成感と同時に
「でも登ったものは下りんといかんのよね」
と、なかばうんざりしておりました。
ところが、実は私にはこのときの下山の記憶がまったくないのです。
山頂で「さて、また長い道のりのはじまりかぁ」
というところまでの記憶はあるのですが、
次に記憶が戻ったのは、山を下りきった橋のたもとで
ひとりで座っているところからでした。
「何でこんなところにいるんだろう?」
と不思議に思ってぼーっとしているところを友達に発見され
「なんだ、(黒めがね)こんなところにいた」
「みんな探してたんだよ」
「ほれ戻るよ」
と言われ、やっと自分が山を下りてたことに気づいたくらいでした。
あまりに不思議だったので、友達に聞いてみたのですが
「知らん。でも途中でいなくなった」
のだそうで。
みんな、からかっているんだと思い
担任の先生に聞いてみてもな顔をされただけでした。
結局どうやって山を下りたのか
そのとき何があったのかわからずじまいです
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中学2年生のときの話。
林間学校で福島県のあだたら山に行ったときのこと。
初日はほとんどバス移動。夕食に飯ごう炊さんをし、
夜は宿泊先でなぜか原爆資料のビデオ鑑賞。
二日目は朝からあだたら山に登る予定でした。
というわけで二日目、いざあだたら山。
友達と文句を言いながらも山道を登り
やっとこ山頂に到着し、長めの休憩。
パノラマの景色を眺めながら
登りきった達成感と同時に
「でも登ったものは下りんといかんのよね」
と、なかばうんざりしておりました。
ところが、実は私にはこのときの下山の記憶がまったくないのです。
山頂で「さて、また長い道のりのはじまりかぁ」
というところまでの記憶はあるのですが、
次に記憶が戻ったのは、山を下りきった橋のたもとで
ひとりで座っているところからでした。
「何でこんなところにいるんだろう?」
と不思議に思ってぼーっとしているところを友達に発見され
「なんだ、(黒めがね)こんなところにいた」
「みんな探してたんだよ」
「ほれ戻るよ」
と言われ、やっと自分が山を下りてたことに気づいたくらいでした。
あまりに不思議だったので、友達に聞いてみたのですが
「知らん。でも途中でいなくなった」
のだそうで。
みんな、からかっているんだと思い
担任の先生に聞いてみてもな顔をされただけでした。
結局どうやって山を下りたのか
そのとき何があったのかわからずじまいです
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