こんばんは。
今日は“ユーザー想いだったニコン“という話です。
このレンズは1970年台のニッコールレフレックス500mm f8というミラーレンズです。 オールドレンズを使う人もちらほらいると思いますが、この当時のニコンのデジタル一眼レフ機はマウントアダプター無しでこの様な超大昔のレンズを使う事ができるんですよ。 もちろん、AFなんて使えませんが、手持ちで超望遠撮影が出来るんです。 私がよく撮る白鳥の写真もこのレンズを使って撮っているんですが、マウントアダプターをわざわざ買う必要がないなんて、フィルム時代からニコンを使っていてレンズがまだ手元にある方々にはありがたい事ですよね。
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| 昨日はニッコール50mm f1.4を持ち出して買い物がてら 利府町のグランディ界隈をちょこっと撮影しました。 今の時代は基本ズームレンズが多いですが、フィルム時代は逆に単焦点レンズが普通で、ズームレンズだとやはりレンズ自体が暗くなるということもあり、あまり使われなかった様に思います。 大体一眼レフを買おうと思うと、最初はレンズキットを買ってましたが、どのメーカーも50mm f1.4というのが 一眼レフカメラレンズキットで販売されていました。 私が買ったキャノンAE-1プログラムもこのキットでしたね。 今ならMFのこういったレンズも安く手に入れる事が出来るので、最初にカメラを買おうと思う学生さんや、 お小遣いの少ないお父さんたちに是非勧めたいと思います。
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単焦点レンズのメリットは、とにかく明るいレンズだという事。 夕暮れ時でも通常のキットレンズだとf値が4.5とかの暗いレンズになるので、シャッタースピードを削るか、 ISO感度を目一杯あげるとかしないとなりませんが、単焦点だとそれよりは少なく済みます。 例えばISOを3200で撮らなければならないキットレンズの状態よりも1600とか2200で収まります。 画像にノイズが出てしまう高感度撮影もそれよりは少なく上がります。 ただし、画角に応じて自分が動いて近づいたり、遠のいたりしなければならないというデメリットもあります。 昔のカメラマンは足で稼いでいたんです。
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| 写真というのはいかに多くの光をセンサーに送るかというメカニズムです。 レンズは明るければ明るいほど良いんです。 ただし、デジタルになった現在は明るいレンズはものすごく大きく重たいんです。 ですからマイクロフォーサーズの一眼レフ機が重宝されたり、APS-Cサイズの一眼レフ機があったりと小型化 が求められていたりします。 ただ、現在はカメラの発する熱の問題とかデメリットになっているところもあります。 私は重たくても大型のカメラの方が好きだったりしますが(笑)
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昨日撮った写真をアップしつつ長々と書きましたが、 写真の写りはいかがでしょうか。
古(いにしえ)のレンズで撮った写真なんです。
十分綺麗な写りですよね。
また、MF(マニュアルフォーカス)の明るいレンズのメリットは花火撮影にも良いです。
花火撮影はAFは切り、手ぶれ補正も効かせず無限遠で長時間露出で撮ります。
十分古のレンズで良いのが撮れます。
おかめがなかなか捻出できない私らの救世主的な所でもありますし、写真はズームで寄るより足で近づくという、カメラの基本も知る良いものだと思います。(まず、安価で買える)
(低予算でフルサイズ一眼レフと明るい単焦点レンズ!!)
ホントに以前はユーザーに優しかったニコンですね、以前は。