2020年03月03日
登山グループ
ある登山家の話
登山中、別のグループと出会った。
そのうちの一人は土気色をして、別の仲間に背負われていたそうだ。
(病気か。しかし、背負う仲間もずいぶん辛いだろうな)
そう思ったが何もしてやれず、お先に、とグループを追い越した。
直後、後ろで悲鳴が聞こえた。
落ちた! 誰かが叫んでいた。 なんてこった!・・・
彼が引き返すと、遥か下方に、四肢があらぬ方向に曲がった小さな人影が見えた。
辺りを見回すと、先ほどの二人がいない。
(足を滑らしたか。気の毒に。)
彼がその人に声をかけ、話を聞いたところ、妙なことが判明した。
滑落したのは一名だった。具合の悪い者など、誰もいなかったという。
<感想>
背負ってたのではなく、憑かれてたんですね。
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posted by kowaidouga at 09:05| 超怖い話(山・森・田舎編)