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2020年02月15日

換気口から

今、会社です。さっきあったことを書きます。 化粧直しをするために、トイレに行ったときのことです。 ドアを開けて、正面を見ると、換気口から一メートル程の黒い布が下がっていました。 「なんであんな所に?」と思い、よく見たところ、髪の毛でした。 思わず驚いて「うっ!!」と声を出した途端、ソレはひゅっ……と換気口に引っ込んでしまいました。 換気口は2つある個室の右側の真上にあるのですが、 更にそちらの個室の床をみると、黒い髪の毛の束がビッシリ落ちていました。 気持ち悪くなり、友人に頼んでさっき一緒に掃除し、今地下の集積所に捨ててきました。 会社がこのビルに移転して2年になりますが、 こういうことがチラホラ起きるので、本当に気味が悪いです。 早く本社に戻りたい……。 場所は吉祥寺です。 <感想> 捨ててきたのが戻ってきたら嫌だな…。

2020年02月14日

「バレンタインの怖い話」都市伝説・怖い話・怪談朗読シリーズ

バレンタインチョコを割ってみたら…と。 下水溝に捨てられていた包みを拾ったら…の二本立て。 「バレンタインの怖い話」都市伝説・怖い話・怪談朗読シリーズ

飲み友達

田舎で聞いた話です。 田舎で働いている友人から聞いた話です。 彼は在宅介護の仕事をしていて、一人暮らしの老人のウチへ良く行くことがあります。 その彼の巡回先に山際の家に住んでいるお爺さんがいます。 無口な人なのか、あまり話したことが無い人なのですが、 ある日、彼が行くと、人が変わったようによく喋ったそうです。 そんなことが何度か続いたので、 ある日「最近、機嫌がいいですね。何か良い事でもあったんですか?」と聞くと、 お爺さんは「いやあ、飲み友達ができてのう」と嬉しそうにいい、 「そうじゃ、あんたも今晩どうだ?」と思いもよらぬ誘いを受けました。 「いえいえ、私は」と断ったそうですが、 普段、世話になっているお礼がしたいから。と言われ夜に再訪することになりました。続きを読む...

怖い話でもするか

霊のはなしになるが。 今から約十年前、大学生だった俺は、クラブの合宿で兵庫県の山奥のホテル(冬はスキー客用になる)に泊まっていた。 その日は、合宿最終日の前日の夜で、練習日程はすべて終わっていたので、消灯後も同じ部屋の仲間でマッタリ語っていた。 夜中の12時近いということもあって、だんだん語りながら仲間たちは一人また一人と眠り、 最後の3人だけになったとき、霊感の強いやつが「怖い話でもするか」と言ってきた。 実際すごい体験ばかりで、久々にそいつの話が聞けると思い、3人で怖い話をすることになったが、すぐに一人は寝てしまった。 外は、瀟々と雨が降っている。窓は閉めているがカーテンは開いていた。 朝日を入るようにしておくと、自然に気持ちよく目が覚めるからだ。 そいつの怖い話はネタが尽きることなく、俺が1つ話せばそいつは3つ話す感じで、夜中のまあ1時半くらいになっただろうか。 ふとそいつがこう呟いたんだ。 「なぁ、さっきから話が霊の場面になるたんびに、良いタイミングで稲妻が光るんだけど、なんかタイミングよすぎて嫌だよな」続きを読む...

その男のことを覚えている

穂高の稜線から少し下がったところで小休止。 その男は、プラスティックの容器を取り出す。 「どうすか」と手渡された容器の中は、薄切りされたレモンの蜂蜜漬けだ。 「お前、いい嫁さんになれるぞ」 そんな風に言いながら、パーティ全員が順繰りに甘くなったレモンを味わった。 別の山での夕食。 ウィンナーを入れたスパゲティに、そいつは顔色を変えた。 「俺、ウィンナーは駄目なんすよ」 「タバスコかけりゃ平気だよ」 乱暴な話だが、当時、山での俺達は、何にでもタバスコをかけて食っていた。 少し臭いの出始めた食料も、タバスコで食っていた。 第一、好き嫌いとは別に、その日の食事はそれしかなかった。 食えないものがあれば、食料係を自分ですればいい。 それが俺たちの考え方だった。 そいつはスパゲティと一緒にウィンナーを頬張り、喉を通らず、胃液もろとも吐き出していた。 その男のことを覚えているのは、俺だけだ。 他の誰も、彼を知らない。 山行中のスナップ写真にも彼の姿はない。 だが、高校時代の山の記憶に、彼は登場するのだ。続きを読む...

恐怖スポット巡り

思い出話を少々 友人と恐怖スポットに行く事になり、ネットで色々調べました。 まぁ、有名な場所と言う事もあって、 その時は千駄ヶ谷トンネル、小坪トンネル、八神神社?(名前忘れました)、 東京タワー、青山墓地、そして富士の青木ヶ原樹海に決定しました。 カーナビ付きのレンタカーを借り、映像を映したかったので8ミリビデオをレンタルして、夜の18時に出発。 順番は八神神社→東京タワー→青山墓地→千駄ヶ谷トンネル→小坪トンネル→樹海の順で行きました。 八神神社はごく普通の神社でした。 東京タワーはカップルだらけでした。 青山墓地はタクシーが多かった。 千駄ヶ谷トンネルは、その場所の上に墓地があるのでそこに行き、 そうしたら人が通ると反応するセンサーライトがあり、いきなりそれが付いたのでびっくりして逃げました。 小坪トンネルでは、うちらと同じ目的で来ているグループもあり賑やかでした。 最後の樹海ですが、そこに着いたのが朝の6時。 太陽もうっすらと出てきており、明るかったのですが折角来たので入りました。 さすが樹海。見渡す限り、木、木、木、です。 しかも早朝ともあって、とてもすがすがしかったです。 これでは何しに来たのか分からないので(元々目的はありませんが)、夜が来るのを待つことにしました。 近くで時間を潰し、ワイワイと楽しみました。続きを読む...

2020年02月10日

秘密の場所

厨房の頃の話なんだけど、自分、ちょっとサボリ癖あってさ、 授業サボる時はここ、みたいな秘密の場所があったんだよ。 自分が通ってた中学ってのが、結構な山の上にあってね、 周り中、林だらけだったからさ、学校からちょっと登った辺りのとこを、自分だけの秘密の場所にしてたんだ。 その秘密の場所ってのが、石垣のすぐ下にあるんだけど、 石垣って言っても、白いブロックを積み重ねて作ったようなやつね。 そのブロックの中の一つがさ、どう見ても女の人の顔の形してるんだよ。 よく人面岩とか人面○○とか言うけど、そんな感じじゃなくて、 明らかに人の手で彫られたような感じになってるんだ。 彫ってあるって言っても、他のブロックと比べてその顔の部分だけ出っ張ってるから、 浮き上がってるように見えるって方が正解かなぁ。 その顔なんだけど、なんて言うか、、、美人なんだよね。 そんなに彫刻の上手い人が作ったとも思えないし、髪型とかちょっと古臭いけど…。 こういうのあると、普通ちょっと気味悪いかもしれないけど、 他に比べてそこだけ日当たり良かったし、自分は別段気にする事無く、 そこを休憩所みたいにして使ってたんだ。続きを読む...
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