アフィリエイト広告を利用しています
ファン
<< 2020年06月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
月別アーカイブ
写真ギャラリー
タグクラウド
最新コメント

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2020年03月06日

彼と俺

彼とは気が合うわけではなかったが、なぜか一緒に山へ行く機会が多かった。 互いに、何となく付き合いづらい奴だと思いながら、 俺は彼の技術に何度も助けられ、彼は俺の身軽さに引っ張られて山をうろついていた。 同じテントの中、ほとんど黙り込んでいた。 沈黙が心地良い相手ではなかったが、無理に会話しても、かえって気詰まりになる。 おそらく、一番実のある会話は、 「明日は何時起き?」 「4時くらいでいいべ」 そんなところだ。 いつの間にか彼と俺は、同じような時期に、同じような怪我をするようになった。 彼が泥酔して階段で転倒し、右足首を捻挫すれば、 俺は俺で沢歩きの最中に転落し、右足首を捻挫した。 彼が山で落石を左目に喰らい、視力を低下させた頃、 俺の左目の視界は、少しだけ白く霞むようになった。 眼科で診察を受けたが異常は見つからず、原因は不明だった。 彼がバイクで転倒し、両手に火傷のような怪我を負った翌日、 山へ行っていた俺は、ザイルによる荷揚げの最中にザイルが滑り、その摩擦で掌に火傷を負った。 やがて彼は、仕事中の事故で死んだ。 産業用機械の保守作業中に機械に巻き込まれ、即死だった。 その日、俺は山で地滑りに遭い、危うく避け、無傷だった。 俺の右足首は、捻挫の後で太くなり、動きが悪くなった。 左目の視界は、今でも少し霞んでいる。 掌の火傷の痕は、ほとんど残っていない。 <感想> 自分の分身のような相手だからこそ、 気に入らないところが目に付いてしまったのかもしれない。
【このカテゴリーの最新記事】

大きな傷を負った犬

亡き祖父から聞いた話。 Aさんは山奥にひっそり住んでいた。 畑を耕し自給自足、お金が必要になると余った野菜や山草やら薬草やらを里に売りに降りて来た。 同じ様な仲間が何人か居たらしい。 足腰のぴんしゃんした老人で、笑うと豪快だが普段は無口な人だった。 ある時、Aさんが大きな犬を連れて里へ降りて来た。 背中に怪我をしていて弱っていた所を保護したのだと言う。 立派な首輪をつけているので迷い犬だろうと。 賢そうな顔をした、立派な犬だったと言う。 誰かが「熊と戦ったんじゃないか」と言った。 確かに熊でもなければ、こんな大きな犬に傷を負わす事は無いだろう。 そんな話をしているうちに、Aさんは山へ帰ってしまった。続きを読む...

障子がガタガタ震える

昔の実家はとても古い家で、襖と障子で仕切ってあるだけで壁があまり無いような感じでした。 その障子や襖が、よくガタガタと震えてるような音がする事があったんですが、 前の道に大型のトラックでも通って揺れたんだろうと思って、気に留めてませんでした。 中学位の時に一人で留守番してる時に、初めて揺れてるのは一枚だけだと気付いてちょっと怖いなぁと思ったけど、 それ以上の現象は無かったし気にしない事にしました。 何年か前、家を建て直して「きれいになったよね〜」と兄と話してて、 そういえば・・・と震える襖の話をしたら、「お前も気付いてたのか?」とびっくりして、 「誰にも言わなかったけど、  ある日、本を読んでたらちょうど背中の位置の障子がガタガタ震えだしたんで、  ウルセーって言いながら手で障子を押さえたら、すごい力で押し返されて、  障子がたわんだ拍子に、横の障子との隙間から子供の小さい手がチラッと見えたんだ・・・」 と話してくれました。 その後はガタガタしてても押し返したりしなかったらしいです。 今の家では別に変な現象はないみたいですが、 あのガタガタしてた戸の向こう側には何がいたのか・・・と、ちょっとゾクっとしました。 <感想> 座敷童なら良かったんですが。

2020年03月03日

心霊映像だと噂のCM集

最初の映像のインパクトがすごい。 心霊映像だと噂のCM集

登山グループ

ある登山家の話 登山中、別のグループと出会った。 そのうちの一人は土気色をして、別の仲間に背負われていたそうだ。 (病気か。しかし、背負う仲間もずいぶん辛いだろうな) そう思ったが何もしてやれず、お先に、とグループを追い越した。 直後、後ろで悲鳴が聞こえた。 落ちた! 誰かが叫んでいた。 なんてこった!・・・ 彼が引き返すと、遥か下方に、四肢があらぬ方向に曲がった小さな人影が見えた。 辺りを見回すと、先ほどの二人がいない。 (足を滑らしたか。気の毒に。) 彼がその人に声をかけ、話を聞いたところ、妙なことが判明した。 滑落したのは一名だった。具合の悪い者など、誰もいなかったという。 <感想> 背負ってたのではなく、憑かれてたんですね。

100円

1か月くらい前の午後11時ごろ、駅で切符買おうとしたら、 二十歳くらいの男の人がススッと寄ってきて、「100円で良いのでお金下さい」と言ってきた。 なんだこいつと思ってその人を良く見てみると、 結構背の高いちょっと猫背ぎみだが、ジーンズに白いTシャツ姿の極普通の人だった。 私はなんて答えようか迷ってしまい、もたもたしているうちにその人は無視されたと思ったのか、居なくなってしまった。 そんなこともすっかり忘れていた昨日の夜、 家の近くの自販機でジュース買おうとして100円玉を入れたが、何回入れても戻ってきてしまって買えない。 返却口から取り出して入れて、取り出して入れてをしばらく繰り返した頃、 ふと、後ろに気配を感じた。 振りかえると、あの男の人があの時と全く同じように立っていた。ちょっと猫背なところもそのままに。 驚いて声もでない私に向かって、 「その100円は・・・」とだけ言うと、掻き消すようにフッと消えた。 一瞬の出来事だったので私は気のせいと思い込む事にしたが、 なんか気持ち悪いので、その100円はコンビニで使ってから家に帰った。 <感想> 私は絶対あげませんけどね。
検索
最新記事
カテゴリーアーカイブ
アクセスカウンター
にほんブログ村 本ブログ ホラー・怪奇へ
にほんブログ村
にほんブログ村 動画紹介ブログ ホラー・怪奇動画へ
にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
リンク集
プロフィール
みもんさんの画像
みもん
プロフィール
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。