先日、たまたまテレビのニュース番組で、住居のない失業者を取り扱った
特集がありました。この特集の視点は、そのような方々の駆け込み寺の
ような失業者支援施設なので、実際はそこに来た方々に密着取材して
います。

その中で41歳の失業者の方に数ヶ月間密着取材をしていました。その方は
かつて家庭の事情で、高校も行かれなかったせいか、就職しても、会社都合
などで、職を失ってしまう事も多く、長い間、路上生活も余儀なくされてた
ようです。

その密着取材の中でも、就職面接を受けに行ったりしてますが、このご時世
に加えて、その方の学歴などを含めた経歴、資格、免許などの関係で、なか
なか仕事が見つかりません。


そうこうするうちに、急病で以前患った箇所（内臓）が痛み、入院する事になり、
今からつい2週間前に、41歳の若さで亡くなってしまいました。

長年の不安定な生活による体の負担、ストレスが急病の原因だったよう
です。


この特集では、この方の亡くなる数日前まで、普通に密着取材して、その姿も
特集の中で放映していたので、私もこれを見てて、色々考えさせられる事が
ありました。


よく言うような

「今の時代、景気が悪くて、失業者が多く、国も・・・」

とか言った他人事じゃなく、どうしても自分の体験と重ね合わせてしまう
部分があります。


ホームレスまではありませんが、私も色々ありました。

サラリーマン時代は、業界そのものの景気も厳しく、生き残りに厳しい業界
にばかりいたせいか、会社倒産とか経営的な事情でリストラも何度も経験
しました

昔、フリーランスなど個人で仕事をしてた時も、不可抗力など色々な憂き目
で、急に仕事を失ったりして、結構な金額の借金を背負ったりもありました


その当時は文字通り、身も心もボロボロで、

「明日生きてるのかな？」

って状況でした。


その後、必死に努力し、今はその頃の状態とは比べ物にならない状態です
が、今が決してすごく恵まれた状況でもありません。
お世辞とか、謙遜でもなく、まだまだ正直なところ、一進一退ってところです

たまに今の私について、すごく順調で、問題なく前進しているように思われたり
もしますが、当然そんな訳でもなく、後退するような悪い事もたくさん起こって
ますし、色々問題も起こっています。
仕事だけじゃなく、家族等々、人間にまつわる問題も・・・。

ホントに文字通り、表では笑い、裏では泣いてるような事もたくさんあります

いつ自分がどうなるかも分かりませんしね。


話は戻りますが、ニュース番組の特集を見てて、率直に感じたのは、

『明日は我が身だな』


私は仕事でも私生活でも、いい時期も悪い時期も上下激しく、多く味わって
きたせいか、特にそう感じてしまいます


繰り返しになりますが、人間誰しも当然そうですが、いつどうなるか分かり
ません。

だからこそ、今日を大切にしなきゃ、今できる事は今やらなきゃなと、改めて
感じます。


今回は少しシュールな話題でした(´･ε･｀)