ここのところ、個展の作品選定のため、過去の作品にも目を通して
います。
10年前に自分が作った作品を見ると、当時の自分の考えや思いが
甦ったりする事も多々あります

中には、ネガティブな気持ちを表現した作品もありますが、特にそう言った
作品を今見ると、ある事に気が付きます



『過去は変わる』



・・・未来は変わるの間違いでは？

と思った方が多数だと思います。


もちろん現在から見て、未来は自分次第で幾らでも変える事は出来ます。

しかし、ここで言いたいのは、未来ではなく過去です


・・・過去が変わると言っても、当然、過去に起こった出来事は変わり
ません(;^ω^


正確に言うと、過去に対する思いが変わると言う事です。


例えば、すごくほろ苦い出来事や嫌な経験、失敗や挫折。
そう言った体験は、心にネガティブな思いも刻み込まれていると
思います。


・・・人一倍、失敗と挫折が特技だった私は、正にそうでした


しかし、しばらく年月が経ち、改めてその記憶と直面した時、当時の
抱いていた思いとは変化している事が、しばしばあると思います。


更にそのネガティブな体験があったからこそ、その後、それを忘れて
しまうかの如く、素晴らしい成長を遂げた、もっと素晴らしい体験をして
きた、成功を手に入れた・・・と言ったケースも多々あると思います。


そう考えたら、今味わっている苦労にせよ、ネガティブと思われる体験や
出来事にせよ、決して悪いだけのモノではないのかも知れません。


自分にとっての過去が変わった時、それは自分の思い描く未来の扉が、
少しずつ開いてきている証拠かも知れませんね