今日は12月8日で83年前のこの日に太平洋戦争が始まったとされる。当時首相の東条は敗戦後に戦勝国側の極東国際軍事法廷で処刑となったが、裁判の公正性や天皇に対する忠誠心に対して云々する話はあるものの、自分の認識では日本国民に対する罪に対し罰を受ける事は無かったように思う。あの戦争を始めたばかりに多くの人が戦場で散り、焼け出され、戦後83年も経っても国連の敵国条項の対象国のままで未だ米軍は駐留したまま。普通の独立国になっていない。東条は自分達のプライドの為に始めた戦争でその後100年近くも日本がこんな状況になってるなんて考えてなかったろう。外国に対しての罪は極東国際軍事法廷での判決で罰を受けたとして、日本国民に対する罪はどうだろう?
クラウゼヴィッツの戦争論によると”戦争は外交の延長”であり、政治目的を達成するための1つの手段であり、敗戦するという事は敵国の政治目的を強制的に受け入れる事になるので国の指導者は決して”敗戦”に至りうる選択をしてはいけない。ちなみに軍事的圧力をかけてくる周辺国があるにも拘らず”軍事費反対”を唱える輩がいるが、これはウイグルやチベットの様に周辺国の軍事圧力に一方的に屈する事を意味するので自国の人権すらも相手国に委ねかねない最も危険な行為に至る。国の指導者とは責任重大なのである。