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2024年05月14日

組織の慣性重量

 ”組織の中で偉くなると周りが提灯持ちの様な人ばかりになって現実が見えなくなる”というのは会社だけでなく国でも同じ事だと思う。P-チンとかS-近平とか独裁者になってる人の場合は尚更。

 自分の歴史を見ても、例えば大日本帝国のT条英樹。さんざん陸軍として対外強硬を唱えときながら昭和天皇から和平を指示されても方向転換出来なかった。首相と内相と陸相を兼務して自分に権力を集中させる独裁状態であっても。本人にその能力が無かったのかその気がなかったのかは判らないが、独裁状態になればなる程に周りは提灯持ちの様な人ばかりになるので組織の慣性重量が大きすぎて方向転換が出来なかった。

 P-チンとかS-近平とかも自分に権力を集中させる為に対外強硬をしているが、”マズイ”と思ったとしても同様に組織の慣性重量が大きすぎて方向転換は出来ないまま進むだろう。国が上手くいってるのであれば問題は露呈しないだろうが両国とも富裕層や知識人は海外に逃避しているらしい。上手くいってないなら更に対外強硬を強めて耐え切れなくなって内部分裂するか更に外国に手を出して外国から潰されるかの2択だろう。歴史上では前者が清やソ連。後者がナチスドイツと大日本帝国かなあ。
posted by konbux2 at 10:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史散策
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