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2014年09月12日
テニス業界の需要と供給
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錦織の全米準優勝で、これからテニス業界も盛り上がりをみせるでしょう。
テニスコーチとしては非常に嬉しいし、ありがたい話です。
ただ、最近、私個人的に感じていることがあります。
それは、コーチ不足・・・。
テニスを教わりたいという皆さんからの「需要」に対して
教える側の「供給」
のバランスが取れるのであろうか…。
錦織のように世界で活躍するような選手につくコーチは大丈夫と思いますが、一般レベルの子供に教えられる
コーチの人員が不安です。
最近、というかここ2年くらいで私の後輩にあたる若手のコーチが(20代半ばから30くらい)こぞって
テニスコーチを辞めています。
もちろん、色々な理由があります。
コーチの将来性に不安を抱えて・・・というところが大きな理由の一つです。
まぁ、それはいいとして、これからというコーチ陣が減っていくのは残念ですね。
10年ほど前、テニスの王子様ブームでジュニアが増えました。
その時も不景気と言われながらもまだ少し余裕のあった時期でジュニアが増えるとともにコーチもたくさんいて
バランスの良かった時期でした。
今、錦織ブームでジュニア、もちろん大人も増えてくるでしょう。
しかし、コーチが用意できないということも出てきそうです。
あくまで私の個人的な感覚ですが。
おおきな視野で見ればこういった時期を乗り越えていく時期なんでしょう。
厭らしい話ですが、テニスに携わっている人間がテニス業界を潤し、コーチでも食っていくんだ!
というガッツある人間が稼げるようにしてあげなければいけませんね。
私もそういったコーチに指導して育成しないといけませんよね。
皆さんも、ラケット買って、楽天オープン観に行って小さくてもテニス業界に貢献しましょう!
なんだか、変なブログになってしまいましたね(-_-)
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2014年09月11日
最新のテニス?
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錦織が証明してくれた気がします。
先日、女子のテニススタイルのブログを書きましたが(その記事はこちら→https://fanblogs.jp/kingcrimson/archive/155/0)
近年のテニスはパワーテニス。
早めにボールに入りためて打つ。線で打つのではなく、点でとらえるテニス。
このテニスが主流になったため、大型の選手が活躍してきました。
次のテニスは「早いテニス」と勝手に予想しています。
「速い」ではなく「早い」です。
その最高峰が錦織ではないでしょうか。
パワーテニスを追い求めていたら、現状、全仏でナダルを倒すことは不可能です。
なので、来年でも全仏でナダルを圧倒するのは錦織圭でしょう。
高い打点より早い段階で打つ。ライジングです。
ライジングといえば伊達ですね。
彼女のテニスにしっかりスピンを掛けて打つスタイルです。
そうですね、卓球のイメージが近いかもしれません。
しかし、このテニスを実現するには相当なセンスが必要です。
私たちに真似はできません。
といっても、私は練習しちゃいますが…。
体系的に小柄な選手でもセンスがあれば世界を狙いにいけるんです。
皆さんは、これを実践しなくてはいけないわけではありません。
ただ、実践したい人に教えられるように私は進化します。
先日、現代のテニスと昔のテニス(オールドスタイルとでもいいましょうか)どっちをやりたいですか?
と、ある生徒さんに聞いたところ、オールドスタイルを選択してくれました。
どんな選手かなと思って聞いたところ、ケン・ローズウォルってことでした。
一気に飛び抜けました(^^)
いいでしょう、youtubeで研究しちゃいますよ。
最新とオールドスタイルと研究することがたくさんありますね。
まだまだ進化の余地あり。
ではでは。
あぁ、ついにラケットにヒビが・・・真剣に次のラケット考えないと(>_<)
2014年09月09日
錦織の快進撃はここから!
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非常にワクワクした2週間でした。
残念ながらチリッチに負けて準優勝でしたね。
試合を観た方はわかると思いますが、あきらかに動きに精彩はなかった。
会見の記事を読みましたが、勝ちを意識して本来のテニスができなかったのは
錦織にきてしまいました。
しかし、個人的には嫌いじゃないです。
人間味があっていいじゃないかと。
どこかの野球チームもあります。
打線はリーグ最強なのにチャンスになると打てない...。
嫌いになれません。
さて、これからです。
今年のグランドスラム
全豪 ワウリンカ
全仏 ナダル
全英 ジョコビッチ
全米 チリッチ
と、あきらかに勢力図が変わってきています。
次世代といえば錦織をはじめとする
ラオニッチ
ディミトロフ
チリッチ
グルビス...
今のところ、一番安定感のあるのは錦織ではないでしょうか。
とりあえずは8位以内をキープしてシードを守る。
そして、グランドスラムでBest4の常連になる。
さらに、世界一!
その世界一になるには、私はマイケル・チャンとの分かれが必要になる
気がします。
確かに今は大切な存在で必要不可欠なコーチです。
しかし、世界一になるには本当の意味で自立が必要です。
今はチャンから自立の仕方を教わっています。
テニスは孤独に一人で戦うスポーツ。
いつの日かは自分のみで折れない心を持たないといけません。
フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、皆、自分を持っています。
これを確立させた時、錦織は本当に負ける相手はいなくなります。
まぁ、個人的な意見ですが。
とにかく、夢見心地な2週間でした。
ありがとう、錦織。
2014年09月08日
錦織v.s.チリッチ 勝負の鍵は「チャレンジ精神」
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ついにここまで来ました。
錦織、決勝の相手はフェデラーかと思いきやチリッチ。
錦織の影に隠れてボトムハーフで快進撃を続けている25歳のビッグサーバー。
数年前に錦織より先にブレイクしたイメージがあります。
今回はベルディヒ、フェデラーを撃破しての決勝進出なので、錦織同様、ノッています。
私なりの見解は、技術的な面はほぼ同格。
体力的な面はちょいチリッチよりかな。
しかし、ここまでくるとはっきりいって五分五分です。
では、勝敗をわけるであろうポイントはどこか。
それは、「心」すなわちメンタルです。
どちらがよりチャレンジ精神を維持できるかです。
ここまで両選手、格上相手に快進撃です。
そういった意味合いではこれまたほぼ同格。世代も同じです。
しかし、真のチャレンジ精神とは格上相手に果敢に挑むということではないのです。
では、真の「チャレンジ精神」とは何なのか?
それは
どんな状況でも、どんな相手でも自分のプレーをできるメンタルです。
目の前の1ポイントに集中できるメンタルです。
試合経験のある方ならきっとあるでしょう。
「あれ?こんなにあっさり勝ちそうだけどいいのかな?」
「あと1ゲームで優勝だ」
いわゆる、勝ちビビリです。こうなると打つべきところで甘くなります。
両選手、相手は格上でもないのでどこかで優勝がチラつきます。
相手のミスを期待して今までではあり得ないミスが出たりします。
このゾーンに足を踏み入れたほうの負けです。
今まで維持してきたメンタルがガラガラと崩れ、当然のことながら体も悲鳴を上げます。
もちろん、錦織を応援しています。
今大会、足の不安を抱えていましたが、今まで微塵も見せていないですよね。
最後までこれを通せれば必ず勝ちます。
この「チャレンジ精神」を貫き通した選手が優勝でしょう。
崩れたほうは、以外にあっさり負ける可能性があります。
結果は錦織のストレート勝利!!
興奮してきてしまいました。
明日はみんなで早起きですね。
2014年09月07日
錦織の心・技・体の覚醒
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よくスポーツ等で
心・技・体
の3つが取り立たされます。
もともと錦織は「技」はありました。
ジュニア時代からドロップショットやあり得ないコースへのショットなど。
これは天性といっていいでしょう。
そして「体」
こいつが一番のウィークポイントといってよかったでしょう。
しかし、この1年でだいぶ体も出来上がってきてタフな体へと成長しました。
私が今回一番成長したと思っているところは
「心」つまりメンタルです。
誰でも試合になれば相手に負けない、絶対に勝つんだという気持ちで臨んでいます。
錦織もそうだったでしょう。
しかし、錦織に限らずほとんどの人間は試合中、調子が悪くなったり、ミスが続くと
「あれ?ダメか?」と思ってしまいます。
これは誰でもあることだし、当然の思考回路です。
そんな時、今の錦織はある意味でマイケル・チャンに洗脳されている感じです。
「自分に勝てない相手はいない」
と。
ここ半年くらいで顔が変わったと思いませんか?
試合が終わるとあどけない表情に戻りますが、ちょっと宗教じみた感じというか。
マイケル・チャンは崇高なクリスチャンです。
(別に宗教がどうのなんて言う気はありませんよ。)
きっと、心の底から信じているものがあり、心が折れそうになっても支えているのでしょう。
不思議なことにこの心が折れないと体も折れないものなんです。
この3つのバランスが成長してもうひと段階上のプレーヤーに成長した錦織。
8位以上が確定しました。
決勝の相手はフェデラーかと思いきやチリッチですね。
この選手も一度挫折を乗り越えてきた強い選手です。
もちろん、優勝を願って応援ですよ。
アメイジング錦織頑張れ!!
錦織v.s.ジョコビッチはチャンv.s.ベッカー
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私がテニスを始めたころ、つまり高校生の頃のテニスのトッププレーヤーと言えば
ベッカー
エドバーグ
チャン
ブルゲラ
アガシ
サンプラス
ラフター
とこんな感じ。
その中でも私はマイケル・チャンのファンでした。
チャンのファンはみんな同じ意見。
アジア系のプレーヤーで体も大きくなく、89年に全仏を獲った時のチャンなんて細っちい少年でした。
これがその時の画像でしょう。
来ているウェアからわかります。
リーボックでしたね。懐かしい…。
当然、持ってました。
シューズだって持ってました。
VHSに録画してスロー再生で何度も見て真似ていました。
彼はパワーを付けるためトレーニングでビルドアップしましたが、体が重くなり、切れと柔らかさを失った
気がします。
そんなチャンの教え子、錦織はもうすぐジョコビッチと対戦です。
ジョコビッチのコーチはベッカー。
全豪の決勝でチャンが負けた相手です。
最近、トップ選手のコーチにその時代の選手がつくことが多いですね。
フェデラーにエドバーグ
ジョコビッチにベッカー
マレーにレンドル
錦織にチャン
サンプラスはどうなってるんだろうか??
かたくなに断っているのだろうか?
フェデラーのアイドルはサンプラスですから、依頼はしていてもおかしくはないはず。
まぁ、今日の試合は
錦織v.s.ジョコビッチですが
チャンv.s.ベッカー
でもありますね。
ちなみに、その年の全米はチャンとサンプラスの決勝でしたね。
勝てばチャンは世界No.1でしたが(>_<)
準決勝でサンプラスは吐きながらプレーして警告されたいましたね。
ストレートでなければ勝ってたかも…。
なんて、マニアックな話題でした。
では。
2014年09月05日
ボレーは正面向きで!!
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ちょっと、言いすぎましたが
「ボレーは横向き」
というフレーズに違和感を覚えます。
ちょっと、動画で確認しましょう。
横向きと言えば横向きなんですが
私自身は横向いている感覚はありません。
上半身と下半身と分けるとすると
上半身は若干横、というより斜め。
下半身は右足を横に出してつま先を開く感じです。
「横向き」というと上半身も下半身も完全に横に向けてしまって、ストロークの準備のようになってしまう方がいます。
当然、右足を後ろに引いてしまいます。
これがよくありません。
近いボールなんかは多少ありますが、基本的には右足を横に「出し」ます。
右足を「引く」のではなく「出す」んです。
ここを、とらえ間違うと、ボレーの時のアウトサイドインの動きは難しくなります。
右足を出すので、私的には正面を向いている感覚も混ざります。
動きのイメージは、昔、体力測定でやった反復横跳びの動きに近い気がします。
結構、この右足を引いてしまっている人は多いので、気をつけましょう。
遠いボールなのに足を引いてから取りに行っている人もいますので。
ではでは。
2014年09月04日
アメイジング錦織!
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10年ほど前、あるテニスの研修で
「うちのキャンプにケイという日本人がいて10年以内に彼はトップ10に入り、グランドスラムで上位に食い込むだろう」
と、言っていた人がいました。
もちろん、その人こそ、ニック・ボロテリー。
彼が日本に来た時に研修を開いてくれて、参加しました。
その時、錦織は14か15歳。
当時私は、そんな年齢でいくのは凄いなとは思いましたが、グランドスラムで男子が…?
と信じていませんでした。
しかし、見る目がある人はあるんですね。
単なるじいちゃんかと思いましたが、やはり違いました。
錦織はいつも私の予想を、いい意味で裏切ってくれます。
正直、ラオニッチ戦のフルセット、バックを得意とするワウリンカには厳しいんじゃないか。
6/4ないし7/3でワウリンカと思っていましたが、結果は皆さんご存じのとおりです。
私はひいき目で見ない人なので自分なりに冷静に判断するほうなんですが
こういった予想を裏切る人は、イチロー以来です。
私の中では、ファンタスティック4ならぬ、アメイジング錦織と名付けています。
一方、トップハーフのもう一試合
ジョコビッチv.s.マレー
はと言えば・・・マレーファンには申し訳ないですが、非常に残念な試合でした。
序盤こそ素晴らしい試合展開でしたが、3セット後半あたりから出ました。
マレーの例のアレです。
打つたびにヘナっとしたり、足を引きずるように歩き、ポイントが終わるごとにダラダラ、ダラダラ…。
きっと腰の状態が良くないのでしょう。
わかります。
ただ、見ていてイライラしてしまうのも事実です。
はっきり言ってメンタルが激弱です。
特に錦織の試合を観た後だけにこれがグランドスラマーで錦織よりランキングが上ってのが許せません。
(マレーファンの方、本当にすみませんが)
彼のテニスは好きです。
基本に忠実で、われわれにも参考になるところがあります。
ただし、あのダラダラなら棄権しなさい、と言いたくなってしまいます。
さぁ、次はランキング1位、王者ジョコビッチ。
ベビージョコビッチなんて言われていますが、ここで勝てばそんな名前も吹き飛びます!
頑張れ、アメイジング錦織!
日本人はバックハンドが得意?
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これは、よく言われていることが多いです。
多くの外国人選手が日本人プレーヤーに対して感じていることの一つとして
バックハンドが安定している。
という印象です。
錦織の影響も大きいでしょうが、どうやら事実な気もします。
私、野球も好きで、本日も神宮へと足を運んできました。
少し前に思ったことですが
メジャーに挑戦している、もしくは挑戦してそれなりに成功したバッターは
左打者が多い、ということ。
イチロー
ゴジラ松井
青木
川ア
田中賢介
岩村
と。
私なりの分析はフォア、野球であれば右投右打にはやはりパワーが必要になるのでしょう。
利き腕からすると押し出すより引っ張るような方向のが力は入るんでしょうかね??
私もパワーのあるタイプではないので、フォアのほうが自分なりに振りきれてパワーを出せそうですが
実際はバックハンドのほうが安定して強く打てます。
まぁ、今日のブログは、ああ、そうなんだ、程度のものですが
テニス的に何かアドバイスを入れるとすると
大してパワーがないのに強く無理して振ってもいい球は行きませんので、特にフォアは力まず
リラックスして振りましょう!!
2014年09月03日
最近の女子テニスのスタイルの傾向
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全米オープンの女子は波乱が起きていますが、ここ数年ですこし女子テニスが変わっている気がします。
世代交代とかそういった意味合いではなく、テニスのスタイル的なところです。
以前は、セレナ、シャラポワに代表されるように完全にパワーテニス。
当然、そのプレーを崩そうと、その他選手もパワーテニスを目指していました。
ところが、まともに成功した例はアザレンカ、リシツキくらいではないでしょうか。
そこで最近、多いなと感じるのはタイミングの速いテニス。
若手有望株のブシャールがその例で、今、全米で活躍しているベンチッチ、ルチッチ、ラドバンスカ、などです。
彼女らはそんなに大型な選手ではありません。
まぁ、大きい人もいますが。
そこでライジングで対抗しようと決めています。
そんなテニスと言えば、20年前にグラフに対抗した伊達です。
今現在、伊達のテニスのドライブバージョンが流行りだしている…。
そんな気がしています。
その結果、姿勢を良くして軸を作り、若干反り気味にして体幹を使って打つ・・・というスタイルでなくなっています。
全てではないにしても若干前傾姿勢で、ボールのあがりっぱなを押さえて打ちこむ、
こんなスタイルが多いです。
卓球の打ち方をイメージすると似ているかもしれません。
タイミングやボールの入り方が非常に難しいですが、相手としては当然パワー、スピードを出せば出すほど
やられてしまう可能性も出てくるわけです。
私個人の見解ですが。
そんな感じで女子のテニスを見てみると、ブシャールなんかたまにあり得ないアウトをしますよね?
あれはボールのとらえ方の失敗で、タイミングが狂った結果です。
パワープレーヤー
スピンプレーヤー
ライジングプレーヤー
なんだか
グラフ
アランチャ・サンチェス
伊達公子
セレナ
ハレップ
ブシャール
とこんな分け方でしょうかね。
そんな見方で全米観るのも楽しいかもしれませんよ。