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2016年11月06日
その男は年を取るごとに若返る・・・ 映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
日本公開日:2009年2月7日
アメリカ・ニューオーリンズにある病院に入院している年老いた女性デイジーは病により、もうすぐその命が尽きようとしていた。看病に来ていた娘のキャロラインは母親から1918年に盲目の時計職人ガトーによって駅構内に立派な記念時計が飾られたことの話を聞かされる。
しかし、その時計はガトーが戦死した息子を思い、時を戻したいという気持ちを込めて造った逆回りする時計だった。という思い出話を語ったデイジーは、キャロラインにベンジャミンという男が書いた日記を声に出して読むように頼む。キャロラインは日記を手に取り、読み始める。
1985年4月4日第一次世界大戦が終戦した夜、ニューオーリンズは祝賀ムードに包まれていた。そんな日にボタン工場を営むバトン家で赤子が生まれる。だが、赤子を生んだ母親は夫のトーマスに赤子を託して息を引き取った。悲しみに暮れる中、トーマスは赤子の醜い容姿を見ると赤子を抱いて家を飛び出した。
街を彷徨ったトーマスは老人ホームの前にドル札と赤子を置いて立ち去った。老人ホームを経営しているクイニーは赤子を拾って医者に診せた。医者から、老人に近い兆候を持っていて長くないと告げられるが、奇跡と信じたクイニ―は赤子を“ベンジャミン”と名付けて育て始めるのだった・・・。
老いた体で生まれたベンジャミンは、体は老人・頭は子供の状態で少年時代を過ごします。そして、様々な人々と出会いと別れを繰り返していって、どんどん容姿が若くなるに連れてお金の稼ぐ意味や恋などの人生の楽しみを学んでいきます。人生はわからないモノで人間は死からは避けられない。そんなことを考えさせられる映画でした。