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女性は「カルマ」で昇給？ マイクロソフトCEO発言が波紋

米国では今、「カルマ」への注目がにわかに高まっている。

　発端となったのは、マイクロソフトのサティア・ナデラ最高経営責任者（CEO）による男女間の所得格差をめぐる発言だ。

　ナデラCEOは先週、ハイテク業界で働く女性向けのイベントで昇給を要求できずに悩んでいる女性へのアドバイスを求められた際、「これは昇給を願い出るといった問題ではなく、実際に働いていく中で、その制度が適切な昇給をもたらすことを知り、それを信じることだ」と述べた。

　その上で、昇給を求めないことは「良いカルマ」であり、成功する女性の持つ「超常パワー」の1つだと言い放った。

　カルマとは「自分の成した行為は自分に返ってくる」という因果応報の法則だ。同CEOの発言は「女性は昇給を求めるべきではない」と受け取られ、共に登壇したハーベイマッド大学校長でマイクロソフト取締役のマリア・クラウェ氏が即座に反論したほか、様々な方面から批判が噴出した。