出来事G 車椅子
一分と立っていられなかった頃
息子は、中学生当時、サッカー部で
いつも補欠で、試合に出させてもらえなかったのですが
それでも、試合会場までの送迎だけは、しなきゃならない時がある訳でして・・・・
ある時、車で1時間弱かかる所で試合があり、私が息子を送って行く事になりました
送って行って、一旦家に戻ってまた迎えに行くには、微妙な感じです〓
そういう場合、普通なら試合を観戦して行くものですが
けろけろりんは、車椅子を車からおろしてもらわないと
どこにも移動出来なかったので
うーん仕方ない車で待ってよう・・・ってなってた訳です
車で、編み物しながら、ただただ、待ちぼうけ・・・
ある程度時間が過ぎた頃、「あぁ・・・トイレ行きたくなって来たなぁ・・・」って思って
あたりを見渡してみると、駐車場の片隅にトイレが見えました
でも、車椅子がなきゃ、あそこまで移動出来そうにないなぁ・・・
あのすぐ近くまで車で移動したところで・・・
車からトイレまでの距離を歩くのは無理そうだし・・・・
万が一頑張ってトイレまでたどりついたとして
果たして洋式トイレなのか・・和式トイレなのか・・・
和式しか無かったら泣くに泣けないしなぁ・・・
大体、必死の思いで杖ついて、移動している姿を息子の友達とか、
父兄とかに見られたくないしなぁ・・・
まだ、持ちそうだし・・・ジッとしてる方が得策かも知れない
なんて、ひとり、頭の中で葛藤して
・・・意地張って・・・・・う・・・んん・・・我慢我慢・・・となりました
もう少ししたら、試合も終わるさ・・・って自分に言い聞かせたりなんかして(笑)
でも、そんな時に限ってなかなか戻ってきやしない(;_;)
その日の試合が勝ったのか負けたのか・・・それすら覚えてないなぁ・・・
戻ってきた息子を助手席に乗せたら
慌てて家まで帰って来た事だけ、覚えてますよ(>_<)
車椅子に乗っかちゃう前は、痛む足が辛くて
自由が効かなくて
車椅子を子供たちに買ってもらった時
これで、どこへでも好きなところへ行けるって喜んだんだけど
いざ、一歩も歩けない状態になって、本格的に車椅子生活になっちゃったら〓
本当に不便で・・・・生活がそれまで以上に制限されて・・・
自分ひとりじゃ何も出来なくなって
スーパーも、ショッピングモールも、ホームセンターも〓
やたら人の視線を浴びるし・・・・
高い所にある物は、手が届かないし・・・
自動販売機も一番下の列しか選択肢がなくて・・
狭いお店の中には、入っていけない
ちょっとの段差が行く手を阻むし
良い事なんてなんにもない・・・
でも、車椅子の運転だけは、やたら上手になったけどね(笑)
ずぅーーーっと、車椅子で生活するって、
本当に、大変で、辛い( TДT)
あの当時・・・・・私は、手術したら、歩ける様になるって〓
そう言う、希望があって・・・だからこそ、我慢も出来たんだと思うね・・・〓
あのままだったら、どうだっただろう・・・
人工股関節を作ってくれた方々と、今の時代に感謝です
今は、十分歩ける様になったし〓
独りで移動も出来る様になった
狭いお店の奥まで入って行けるし
下の方の物は取りづらくなったけど、自動販売機の選択肢も増えたもんね(笑)
何より、痛くないのが良い
立っていられる時間も増えたし、歩ける距離も随分増えたよ〓
歩けるって、幸せ (o≧д≦)ノ
いつか時が来て、再置換術の時期が来る・・・・・・・・〓
不安じゃないと言えば、それは嘘になるけど・・・・・〓
再置換の時、自分の骨が十分保たれていて、無事、入れ替えられます様に
その時、また、ちゃんと歩く事が出来ます様に・・・・
その次の置換の時も・・・・ずっと、ずっと、
この足で歩く事が出来ます様に・・・・・
切に願う、今日この頃です
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今日は、重ーーーーーい話になっちゃいました。どうもごめんなさい・・・m(_ _)m
お付き合いどうも、ありがとうございました(^-^)