私歴H 穏やかな日々からの転機
私が変形性股関節症だったと言う事を忘れてしまうくらい
苦痛な痛みからは遠く離れて過ごした時期です
自骨での手術だったので、ある程度関節の可動範囲も自由がきいたし、
子育ても家事も、苦痛だと思わずに過ごしてこれました
そもそも、子供の頃から運動はしてはいけないと言われて育った訳ですから
別段、今更スポーツが出来なくて困ると言う事もないし
たまに無理したかなと思う日は、少々の痛みを覚えることもありましたが〓
少し休めば、すぐに復活出来たし、何より、あの痛い日々を思えば
このうえない幸せでありました
やがて子供たちも少し手が離れて、私はまた仕事勤めに復帰します
32歳の時ですパートで事務職に就きました
この頃は、見たところ健康な人と何ら変わらず、
周りから見れば健康そのものだったと思います
私もあえて、周りに股関節の事をアピールするでもなし、
たまに調子づいて、ご近所同士で子供たちを引き連れながら
夜のウォーキングなんかしたこともあります
5キロくらい平気で歩いてたかな
今思えば、調子こきすぎちゃってたよね
でも、汗かくと気持ちいいんだなぁこれが・・・
そして、私の第二の転機が訪れました〓
子供たちも大きくなり、出費もかさんで来たので
それまで勤めていたパートを辞めて、収入を増やそうと別の会社で働く事になりました
さぁこれからという時、突然やってきたのです〓
左股関節に今までと違う痛み
痛み出すなんて、そんな訳はない何かの間違いだ
せっかく入れてもらった会社、出来ればこのまま定年までずっと働きたい
これから学費もかかるし、家計も大変!働かなくちゃ
私の股関節にかまってる暇なんかないぞぉ〜
頭の中でいろんな思いが巡ります〓
大丈夫の声が聴きたくて、開業医を受診しました
でも、先生には、「痛みを取るには手術しかない」と、言われてしまいました
ショックでした
何がショックって、志半ばで自分の意図しない事が襲い掛かってきたこと
これから、子供にお金が一杯かかるから
そう思って、せっかく新しい職場にかわり、ようやく慣れて来たところです
選択肢はひとつしかありません
私の選択は温存でした
痛み出した左足の股関節、痛みをかばいながらの生活が始まりました
事務と言っても、現場まで歩いて行かなければならない事が多くて、
キツイなと思う事も度々
昔っから、我慢は慣れっこだったので、生活のため、
母は強し、頑張るっきゃないと自分を励ましながらの日々がやってきました