2018年07月01日
老け顔(シミ・たるみ)にならないために!男性にこそ大切な紫外線対策
男性にこそ大切な紫外線対策
7月に入り、気温も上がり日差しも強くなり、一気に夏モードといった感じですね。
突然ですが、皆さんは日焼け止めを日常的に使用していますか?
男性の場合、海やプール、屋外スポーツをする際には日焼け止めを塗るけれども、普段はあまり使ってないなという方も多いのではないかと思います。
塗ったほうが良いことはもちろんわかっているけれども、いちいち塗るのが面倒だし、あの独特の顔の上に残る膜感が嫌いだという方は少なからずいるのではないでしょうか。
かくいう私も、つい最近までは海に行くときくらいしか日焼け止めをぬっていなかったのですが、ここ数年で急に顔のしみや日焼け後の乾燥などが気になるようになりました。
20代では全然気にならかったしみが、30代に入り一気に濃くなったように思います。
しみだけでなく、日焼けによる乾燥や炎症もひどくなり、今では毎朝出かける前に日焼け止めをぬるようにしています。
そこで今回は、男性の視点からみた「紫外線対策」について考えてみたいと思います。
紫外線の基礎知識
紫外線は百害あって一利なしなどと言う人もいます。
特に「白く美しい肌」を目指す女性にとって紫外線はまさに大敵だといえます。
「美白」という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、まさにその言葉の通り「白く美しい」肌を理想として多くの女性が、紫外線から肌を守る様々な努力をしています。
さすがに男性の中に「美白」を意識している人は少ないと思いますが、紫外線の皮膚へのダメージは男性女性関係なく、皆一様に受けてしまいます。
しみだけでなく肌の乾燥やたるみ、そして皮膚がんに至るまでその影響は多岐にわたります。
そもそも、紫外線とは何なのでしょうか?
太陽光の中にはさまざまな波長の光が含まれており、地表に到達するものに赤外線、可視光線、紫外線の3種類があります。
この中で赤外線が最も多く、全体の50%以上を占めます。
次に可視光線が続き、紫外線は約6%と少量ですが、皮膚に最も有害なのが紫外線なのです。
波長が200〜400nm(ナノメートル)のものが紫外線ですが、さらにその中でも3つの種類に分けられます。
― UVA(紫外線A波):波長が320〜400nm
― UVB(紫外線B波):波長が290〜320nm
― UVC(紫外線C波):波長が200〜290nm
UVC(紫外線C波)はオゾン層を通過する際に取り除かれるため、人体に届くことはありません。
ですので、一般的に肌に影響を及ぼす紫外線は、UVAとUVBになります。
UVAはより肌の奥深くにまで届き、肌内部で活性酸素を作り出します。
以前『病気の9割が影響している?癌や老化にも関わる活性酸素について。』
でもお話したように活性酸素は人体に様々な悪影響を及ぼすわけですが、肌に対してもDNAやコラーゲン、エラスチンといった肌細胞を破壊します。そして、しわやたるみ、肌の老化を引き起こします。
UVBはより肌表面への影響が強い紫外線です。肌表面が赤くなる炎症を引き起こし、メラニン色素を過剰に作り出す原因になります。その結果、色素沈着が起こりしみやそばかすになります。
肌が黒くなる「日焼け」の現象は、このUVBによって引き起こされています。
いずれにしても紫外線によってできる、しみやくすみ、しわやたるみは肌を老化させる大きな原因となります。日焼けした肌がかっこ良いのはせいぜい20代までです。
大人になるほど、日焼けは肌を老化させ、老け顔を作る大きな要因となってくるのです。
日焼け止めはなぜ必要?
ではそもそも、日焼け止めを毎日塗る必要はあるんでしょうか?
日傘をさしたり帽子をかぶったり紫外線から肌を守る手段は様々ありますが、地面からの反射や窓をすり抜けてくる紫外線など完全に守ることは不可能です。
日陰などを歩いていても、実際に肌には紫外線が届いているわけです。そこで「肌」を紫外線から効率的に守るのに最も有効な手段が日焼け止めなのです。
特に5月から急激に紫外線量は増え、6月にはピークとなり10月まで続きます。
時間帯でも午前10時から14時の間は特に紫外線が多く、この時間帯に外出する場合にはより一層の注意が必要です。
日焼け止めには、その防御力を示す指標がついています。
SPF(サン・プロテクション・ファクター)とPA(プロテクション・グレイド・オブ)の表示を目にしたことがあると思います。
SPFというのは、UVB(紫外線 B 波)をカットする力を示し、紫外線を浴びた時に、皮膚が日焼け(赤く変化)するまでの時間を、どれだけ長くできるかを表したものです。
SPF30の日焼け止めを利用した場合、皮膚が赤くなるまでの時間を30倍に延ばすことができるということになります。
一方PAは、シワやたるみの原因となるUVA(紫外線 A 波)の防止効果を表すものです。
効果の高いものから++++、+++、++、+と4段階にわかれています。
それならば、効果の高いSPF50、PA++++のものを塗っておこう!と思うかもしれません。
ですが、数値の高いものほど肌への負担も大きくなり、塗り心地も悪くなってきます。
紫外線吸収剤(日焼け止めのキーとなる製剤)と紫外線のどちらが肌に悪いのか?といった議論がされたりもするくらいです。
ですので、その時の用途や使用シーンによって、最適な日焼け止めを使うことをオススメします。
化粧品会社同士の開発競争も激化しています。防御効果が高く、使用感もよく、なおかつ肌への刺激の少ない、そんな理想の日焼け止めを作るために各社がしのぎを削っています。
スキンケアを気にする男性が増えてきていることから、男性用やユニセックスに使える日焼け止めも多く発売されています。
とはいえ、これだけたくさんの種類の中からどれを選べばよいのか分からない、化粧品売り場に行って聞くのは恥ずかしいというような方も多いと思います。
ですので、次回は男性にもオススメの日焼け止めを紹介したいと思います。
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