2018年04月27日
動脈硬化。糖尿病との関係・・・。予防。
動脈の弾力性が失われて硬くなり動脈内に様々な物質が溜まることにより血管が狭くなり滞る状態
血液は血液のポンプである心臓から動脈を通って全身へと送られています。
動脈の血管の壁は弾力性があり血管自体もポンプのように働き血液を体の末端まで送り出しています。
ところが、加齢や喫煙、高血圧などにより血管の壁が硬くなると動脈のポンプ機能の働きが失われていきます。
そうなると、心臓が収縮した直後、大量の血液が一気に動脈に流れ込むことになり、そのような状態は血管壁に大きな負担をかけることになり血圧をあげ更に動脈硬化の悪化を進行させてしまいます。
このような、血管の壁が硬くなる現象のほか血管の壁にコレステロールが溜まることも動脈硬化の原因です。
その影響で血管の壁の内側が厚く膨らみ血管が狭くなり血液の流れが滞るようになります。
その結果、全身の血の巡りが悪くなったり、血流が完全に途絶えてしまうことが突然起きることもあります。
この、突然の現象こそが脳や心臓で起こることが脳梗塞や心筋梗塞の発作です。
大動脈、脳動脈、肝動脈、など比較的に太い動脈において、コレステロールなどの脂肪からなる粥種ができて血液の通り道が狭くなることにより引き起こされます。
また、何らかの原因で血管が硬くなり血液の流れが悪くなる場合や脳や腎臓の中で細い動脈が硬化して血液が滞る細動脈硬化の場合もあります。
症状
動脈硬化は全身病であり全身の動脈で起こりえます
さまざまな症状を引き起こす原因となりますが自覚症状がなく症状が出てからでは、既に重症化している場合が多いです。
動脈硬化が原因で起こりやすい病気
・大動脈瘤
・閉塞性動脈硬化症
・脳卒中
・心筋梗塞
・狭心症
・腎硬化症
動脈硬化の予防
予防として、やはり一番大切なのは生活習慣の見直しと血圧を正常値に保つことです。
脂っこい食事や喫煙が動脈硬化を進める大きな原因になるので改善しましょう。
塩分の取り過ぎに注意し悪玉コレステロールや中性脂肪を増やさないためにも運動を取り入れ善玉コレステロールを増やしましょう
この善玉コレストロールは、血管にへばりついた悪玉コレステロールを剥がす作用があります。他には薬物療法もあります。
糖尿病と動脈硬化の関係
糖尿病の人が高血糖で死亡することは少なく脳や心臓の病気で死亡することの方が圧倒的に多いようです。
動脈硬化は年齢とともに進むことは避けられません
動脈硬化の進行スピードを速くする危険因子と呼ばれる要素があります
危険因子の中で最も重大なのが喫煙と糖尿病です
喫煙は酸化ストレス、糖尿病は糖化ストレスにより動脈硬化に拍車をかけます
糖尿病は高中脂肪血症などの脂肪異常や高血圧を併発しやすく、肥満症があることも少なくありません
これらは全て動脈硬化の危険因子です
まとめ
加齢が進むにつれ逃れられない動脈硬化、日頃から予防を心がけることがカギになりますね
動脈硬化の進行により併発する病気も恐ろしいですが糖尿病は動脈硬化の進行を速めるので、こちらにも注意したいものです。
血糖のほか血圧の血清脂質もコントロール大切です。
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