水曜日の広島戦で今季初勝利を挙げ、その勢いのまま敵地に乗り込んだ今節。
非常にもったいなかった、自滅した試合だったという印象があります。
特に象徴的だったのが、68分に相手が3枚替えで前線に外国人FWを並べてきたのに対して、71分にアピを投入して3バックにしたのが勝敗を大きく分けたと思います。
前半は3ラインが非常にコンパクトでプレスのかけ方、サイドチェンジされてもスライドがしっかりとスムーズに行えているなどプラン通りにゲームを運べていたと思います。
後半に入ると相手がドリブラーの小柏を入れてきたこともあり、それに対応するため多少ラインが下がり、距離感のズレなどから小さなミスが増えたのはありました。
その積み重ねから同点ゴールを奪われました。
ちょっと後手に回ってしまったのが痛かったですね。
そして、71分以降については3バックに変更したことで、重心が後ろになり過ぎた印象です。
相手に対応するためしょうがない部分もあるかもしれないですが、システムを変えたことにより、前線からのチェックのやり方が整備されていなかったように見えました。
誰がいくのか、それが定まらないうちに相手に運ばれてしまい、どんどん受けに回ってしまった。
正直、4バックのままでも対応できたのではないか?と思いました。
相手に合わせるよりも自分たちのやり方を貫いたほうが良かったのでは?というのが正直なところです。
ただ、監督の考えもわかります。
今日の家本主審は競り合いの部分では多少激しくても流す様子が見られていたので、しっかりと人を捕まえるために3バックにしたのでは?と思います。
結果的にその変更が勝負を分けたかな?という感じですね。
さらに、難しくしているのが13連戦のさなかだということでしょうね。
連戦を考えれば当然コンディション管理の為、早めに交代して休ませる必要も出てきます。
勝つためには先発メンバーをできるだけ引っ張りたい。でも連戦も考えなければいけない。
ベガルタは選手層が決して熱いわけではないので、やりくりは監督の手腕が問われる部分です。
初勝利とメンバーのやりくり、かなり難しいかじ取りなのは間違いないです。
内容が良くなっているのは間違いないです。しかし、リーグはすでに10節が消化されました。
残留するためにはそろそろ...という危機感も出てきてもおかしくないです。
早く1勝が欲しい限りです。
次の試合は28日水曜日にホームでルヴァンカップ、横浜・F・マリノス戦です。
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