試合の素直な感想を言うならば、選手層の違いを見せつけられたと言えると思います。
マリノスは、やりたいサッカーがチーム全体に浸透していると感じました。
ポステコグルー体制で継続しているから当然と言えば当然かもしれませんが、しっかりとハイプレスをかけて走り切れるというのはさすがだと思いました。
選手が変わってもプレー強度が落ちないというのは連戦でもアドバンテージになりますし、何より5人交代のルールの恩恵を活かすことができていると思います。
では、ベガルタはどうだったか?
個人個人で見れば光るシーンはいくつかありました。
前半18分の匠のドリブルの仕掛けや、後半24分の小畑の左足でのフィード、後半26分の彰吾の縦パス等光るプレーはありました。
何よりの収穫は複数得点をとれたことではないでしょうか?
ここまで複数得点がなかなか無かった中でとれたことは良かったことと言えるでしょう。
そして、決めた2人が移籍組というのも今後を考えれば大きいと思います。
特に皆川の得点シーンでは相手キーパーのポジションを確認してのロングシュートでした。
打つ前にキーパーのポジションを確認しているのが見られたので、スカウティングしたことをしっかりと選手に伝えてそれをしっかりと実行できたのではないかと思います。
そうだとすれば、勝てていないながらもチームとしてまとまりはあるのかなと思います。
課題を挙げるならば当然、守備になると思います。
一つは、少し逃げ腰気味にラインを下げている場面が見られたことが気になりました。
下げた結果、バイタル部分でプレスが弱くなりマリノスにワンタッチプレーをやらせ過ぎたと思います。
もう1メートルでも上げられればよかったのではないかと感じていました。
コンディションによるものなのか、メンタル的なものなのかはちょっとわからないですが、そこはしっかりと改善しなければいけないでしょう。
あとは、カウンターのリスク管理の部分がまだまだだと思いました。
特に2失点目のシーンは全体的に前係りになった時のカウンターで同数での対応になっていました。
そこをディレイで遅らせる、数的優位になるようにバランスをとるなど工夫が必要だと思います。
細かいかもしれないですが、その失点のシーンでゆっくりと戻ってくる選手がいました。
間に合わないとしても、全力で戻るなどを徹底してほしいです。
そういう細部のディティールにこだわれなければ、勝利には近づけないはずです。
ホームで勝利するためにも細部にもこだわってほしいですね。
幸い次もホームで移動しなくていいというメリットがあります。
今度こそはホームでの勝利を期待したいです。
次は5月1日、ホームで柏レイソル戦です。
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