2018年07月14日
増加する介護離職
介護離職って知ってますか?
あるサイトのニュースでトップ記事になってました。
「増え続ける介護離職」と。
「介護離職」、介護の現場やその周辺の方々なら聞いたことあるかもしれません。
家族の介護のために職を辞めることをいいます。
これが増え続けていると、かのご高名な朝日新聞は報じているのです。
こんなことは、数年前からいわれてきています。今更なにを・・・・
これについて、政府は施設整備を進めているというが・・・・
だったら、オリンピックなどしないで、安く、年金で入れる施設を充実させた方がいいのでは?と思ってしまう。
多分、今後も増えるでしょう。独断と偏見でその理由を書きます。
今、介護を必要、もしくは必要とするであろう年齢の多くは60歳代以降と推定されます。
その息子、娘達は大体40歳前後が多いのではないでしょうか?
かなり昔であれば、兄弟が多い時代でした。だけど、今の40歳代前後、1970年前後に生まれた人は兄弟の数がそこまで多くない。
一人っ子であれば、もちろん親の介護を負担しなければならない。
そして、40歳代前後であれば働き盛り、まさに役職もついて給料も増えてくるころでしょう。
その時点でやめなければならない。
だって、親をみてくれる人がいないのです。
病気になってから、まず病院に入ります。でもその病院は、あまり長く入院させてくれません。治療が落ち着いたら、自宅に帰るか他の病院に移ってくださいと言われます。
次の病院に移っても長くはいられません。病気にもよりますが、長くて6ヶ月でしょう。そこでまた自宅に帰るか、療養型の病院に行くか、施設に入るか問われます。
療養型の病院は数年前より減ってきています。
そして、施設は入るのに時間がかかります。
老人保健施設に行ったとしても、ずっといることはできません。3ヶ月おきに施設を移動します。基本的に自宅に帰る前のリハビリ施設のような位置づけです。
あと、特に老人ホームとか、居住して一生過ごすような施設は数百人待ちも珍しくありません。
政府は今、病気になったり、障害をもったとしても地域で暮らそうという政策を長年行っています。
病院や施設ではなく家で暮らそうと。
地域包括ケアシステムの構築!!なんて、聞いたことがあるかもしれません。
でも家に帰ってきたらどうやって過ごすの?
介護サービス、医療サービスを受けながら過ごします。
訪問看護、訪問介護、入浴、歯医者、リハビリ、など訪問でのサービスは様々あります。
でも24時間は見てくれません。
介護の現場は、かなり激務です。その割に給料が低い。
だから若い人材がどんどん辞めていく。入ってくるのは、中高年ヘルパーなど。
介護が充実しないのです。また、介護保険を使うにしても限度があります。自己負担もあります。
介護を使ったとしても、人材不足、経済力不足などで、家族が仕事している間、親をみてくれるなんて状況は難しいのです。
だれかが、一緒にいないといけない状況になります。配偶者が生きていればいいですが、概ね同じくらいの年齢であれば、娘・息子、もしくはその配偶者の力が必要になります。
この議論は、ただ施設整備をするというのではないと思います。
介護全体を変容していかないと、介護離職は減らないと思います。
そのためには施設整備、介護職の整備(特に福利厚生)、制度整備が必要と考えます。
この晩婚の時代。同居世帯も少なくなっている時代。
結婚せずに、独身貴族で仕事真っ盛りで、一番生産性が高い人間が親の介護のために仕事を辞めていくのです。
そして親が死んだ頃、10年ぐらい経ったころには自分は50歳。結婚も職もなく、親の生命保険と貯金で細々といきていくしかないのです。
今は他人事ですが、明日は我が身です。
皆で考え、準備、予防などできることはあるはずです。
あるサイトのニュースでトップ記事になってました。
「増え続ける介護離職」と。
「介護離職」、介護の現場やその周辺の方々なら聞いたことあるかもしれません。
家族の介護のために職を辞めることをいいます。
これが増え続けていると、かのご高名な朝日新聞は報じているのです。
こんなことは、数年前からいわれてきています。今更なにを・・・・
これについて、政府は施設整備を進めているというが・・・・
だったら、オリンピックなどしないで、安く、年金で入れる施設を充実させた方がいいのでは?と思ってしまう。
多分、今後も増えるでしょう。独断と偏見でその理由を書きます。
今、介護を必要、もしくは必要とするであろう年齢の多くは60歳代以降と推定されます。
その息子、娘達は大体40歳前後が多いのではないでしょうか?
かなり昔であれば、兄弟が多い時代でした。だけど、今の40歳代前後、1970年前後に生まれた人は兄弟の数がそこまで多くない。
一人っ子であれば、もちろん親の介護を負担しなければならない。
そして、40歳代前後であれば働き盛り、まさに役職もついて給料も増えてくるころでしょう。
その時点でやめなければならない。
だって、親をみてくれる人がいないのです。
病気になってから、まず病院に入ります。でもその病院は、あまり長く入院させてくれません。治療が落ち着いたら、自宅に帰るか他の病院に移ってくださいと言われます。
次の病院に移っても長くはいられません。病気にもよりますが、長くて6ヶ月でしょう。そこでまた自宅に帰るか、療養型の病院に行くか、施設に入るか問われます。
療養型の病院は数年前より減ってきています。
そして、施設は入るのに時間がかかります。
老人保健施設に行ったとしても、ずっといることはできません。3ヶ月おきに施設を移動します。基本的に自宅に帰る前のリハビリ施設のような位置づけです。
あと、特に老人ホームとか、居住して一生過ごすような施設は数百人待ちも珍しくありません。
政府は今、病気になったり、障害をもったとしても地域で暮らそうという政策を長年行っています。
病院や施設ではなく家で暮らそうと。
地域包括ケアシステムの構築!!なんて、聞いたことがあるかもしれません。
でも家に帰ってきたらどうやって過ごすの?
介護サービス、医療サービスを受けながら過ごします。
訪問看護、訪問介護、入浴、歯医者、リハビリ、など訪問でのサービスは様々あります。
でも24時間は見てくれません。
介護の現場は、かなり激務です。その割に給料が低い。
だから若い人材がどんどん辞めていく。入ってくるのは、中高年ヘルパーなど。
介護が充実しないのです。また、介護保険を使うにしても限度があります。自己負担もあります。
介護を使ったとしても、人材不足、経済力不足などで、家族が仕事している間、親をみてくれるなんて状況は難しいのです。
だれかが、一緒にいないといけない状況になります。配偶者が生きていればいいですが、概ね同じくらいの年齢であれば、娘・息子、もしくはその配偶者の力が必要になります。
この議論は、ただ施設整備をするというのではないと思います。
介護全体を変容していかないと、介護離職は減らないと思います。
そのためには施設整備、介護職の整備(特に福利厚生)、制度整備が必要と考えます。
この晩婚の時代。同居世帯も少なくなっている時代。
結婚せずに、独身貴族で仕事真っ盛りで、一番生産性が高い人間が親の介護のために仕事を辞めていくのです。
そして親が死んだ頃、10年ぐらい経ったころには自分は50歳。結婚も職もなく、親の生命保険と貯金で細々といきていくしかないのです。
今は他人事ですが、明日は我が身です。
皆で考え、準備、予防などできることはあるはずです。
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