2022年04月13日
サンバーのタイロッドエンドブーツとロアアームボールジョイント交換
走行距離がまだ3万キロちょっとと少な目ですが14年も経てばパーツの劣化が気になりますね。
少し前にはドライブシャフトのブーツを交換したのですが、今回はタイロッドやロアアームのボールジョイントのブーツを交換してみました。始めにパーツを調べました。
スバルの純正部品のサンバーのタイロッドエンドブーツです。
パーツ番号は【34025TA000】のようです。
このような純正部品でも良いのですが、今回は赤帽サンバーのタペットカバーパッキンなどでも使用した大野ゴム製を使用しました。
安いからです!(笑
大野ゴムのタイロッドエンドブーツ(タイロッドエンドカバー、ダストカバーブーツとも言うそうです)のサンバー用の部品名は【DC1525】です。
これを左右のタイロッド分ですので4個購入しました。
スバル純正が1個400円くらいなのに対して大野ゴムは230円くらいでした。
また、今回は同時にフロントのロアアームのボールジョイントのブーツも交換しました。
購入したのは、やはり大野ゴムの製品で【DC2103】です。
こちらは左右に1個づつですので2個買いました。
さらに、ボールジョイントを外す工具「タイロッドエンドプーラー (ボールジョイントプーラー)」も購入しました。
ボールジョイントを外すにはタイロッドエンドプーラー無しでもハンマーやバールを使うなど色々な方法があるのですが、今回は2千円を切る価格でタイロッドエンドプーラーが販売されていたので初めてタイロッドエンドプーラーを買ってみました。
サンバーのタイロッドの内側部分は奥まった場所にあるのでハンマーなどで叩くスペースも無いので安くてもタイロッドエンドプーラーは問題なく、役に立ちました。
パーツと工具が届いたので作業開始です。
始めにフロントタイヤを外してからフロントをジャッキアップしてしっかりとリジットラックで固定します。
今回の作業はクルマの下に潜っての作業ですので同じ作業をするなら必ずリジットラック(ウマ)で固定してから作業してください。地震も最近多いですからね。
また、さらに安全のためにタイヤホイールなどを車体の両脇下に入れるのがおススメです。
ジャッキアップしたら最初に外側のタイロッドエンドのナットにある割ピンを外してから、ナットをいったん外しました。
じつはこの「いったん外す」のが大切です。
以前にサンバーではないのですがタイロッドエンドブーツを交換した時にナットを少し緩めるだけでタイロッドエンドプーラーで外してからナットを外そうとしたらボールジョイントのボルトが錆びついているため一緒に回ってしまいナットを外すのに苦労しました。
プーラーを使う前ならボルトが供回りすることはありません。
そのためいったんナットを外してから、ひっくり返して再装着します。
この割ピンが入るギザギザの溝付きナットを「キャッスルナット」と言うのですが、このギザギザをタイロッドエンドプーラーで傷めないようにナットは逆様に取り付けます。
ここでタイロッドエンドプーラー (ボールジョイントプーラー)の登場です!
写真ではナットをひっくり返していませんね(笑
タイロッドエンドプーラーを締めこんでいくと大き目の音がしてボールエンドが外れます。
古いブーツは14年経過しても破れていませんでしたが、タイロッドエンドプーラーを差し込んだ時にグリスが飛び出しました。
ブーツはタイロッドに圧入されていますが、マイナスドライバーなどでこじれば外れます。
古いグリースは意外とキレイでした。
古いブーツはぺちゃんこです。14年間ありがとう!
新しいブーツを取り付ける前に古いグリースを出来る限りふき取ってから新しいグリース(今回はリチウムグリース)を塗り、ブーツ内側にも少量塗りました。
ドライブシャフトブーツ交換の時と同様にグリースのふき取りや充填はべたべたヌルヌルのため写真はありません。
ブーツの装着はブーツよりもちょっと大きめのソケットで均等に叩き込みました。
今回はタイロッドエンドの外側と内側を外してタイロッドを車体から取り外してブーツ交換をしたのですが、上記の外側(タイヤ側)よりも内側の取り外しが面倒でした。
最初にフロントのアンダーカバーとその中にある内側のカバーも取り外しました。
そうすることでやっと工具が入るスペースが出来ました(もっと良い方法があれば教えてください)
また、割ピンを外すのも裏側にあって直接見れないため大変でした。
タイロッドエンドプーラーを掛けるのもハンドルを左右に切りながら、不器用な私には知恵の輪のようでした。
タイロッドエンドブーツの交換とほぼ同じ作業ですのでロアアームボールジョイントも交換です。
ロアアームのボールジョイントは写真の下側のナットについている割ピンを外してナットを緩め、タイロッドエンドブーツと同じようにタイロッドエンドプーラーを使い取り外してから上側のボルトを外せばコロンと外せました。
外れたロアアームボールジョイントのブーツには上下にリングが入っていましたが、購入したブーツにはリングが入る溝が下側だけにしかなかったので上には入れませんでした。
順調にブーツ交換をしていたのですが、最後にミスをしてしまいました!
最後に右側のロアアームボールジョイントのブーツを交換していたのですが、タイロッドエンドプーラー の装着ミスでボールジョイントのボルトとナットのネジ山を痛めてしまいました・・・
ヤスリなどでの修正も考えましたが、場所が場所だけに怖いので新品のボールジョイントを購入することにしました。
調べたところ、サンバーのボールジョイントはあの「レオーネ」と共通パーツでした!ちょっと嬉しい。
価格も高くないので勉強代だと思って購入しました。
というわけでトラブルもありましたが無事にサンバーバンのタイロッドエンドブーツとロアアームのボールジョイントのブーツを交換出来ました。
むずかしいことはないのでサンバーバンだけではなく、トラックなども共通のようですので気になる方はやってみてはいかがでしょうか?
もうすぐ車検ですので引き続き整備してみます!
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