2017年07月19日
え?パレスチナ自治区!?
朝、寒さで起きた。あっ!ここはエルサレムだ!とりあえず、シャワーを浴びようとトイレの真横にあるシャワーで温水が出るか確かめてみた。おー!ホットシャワーだあまりの寒さに10分くらい熱いシャワーを浴びていると段々温くなってきて、最後には冷水になってきた。なんだ?お湯の出る時間が決められてるのか温かくなったんだか、最後の冷水を浴びてしまったのか分からないけど寒い。けど、何とかサッパリ出来たロビーに行くとフロントのオヤジが話掛けてきて、「今夜もここに泊まるか?」と言ってきた。そうだった!1泊しか泊まらないと言っていたのを忘れていた。追加で、もう2泊すると伝えると、ちょっと割り引いてくれた。この人は、雇われてるんじゃないのか?と思いつつ、どうやらパレスチナ人との事で、俺の故郷のベツレヘムに行ってみてはいいんじゃないか?と言われたどこそれ?って感じでいると、パレスチナ自治区だけど安全だし、ここからバスですぐだよ!と教えてくれたので、ここまで来たらトコトン見ておかないと損!早速、朝一にベツレヘムに行って見る事にしてみた。ダマスカス門を出ると、すぐにバス停があるので、そこからベツレヘムに向う事が出来る。バスに乗って来るのもイスラム教の人っぽい女性が多い。どうやら、学校に向かう所にバッティングしてしまったみたいだ。
とにかく、パレスチナ自治区に行くとは思わなかったので、バスの中で調べてみた。パレスチナ自治区には、エリアA・エリアB・エリアCと分かれている。自分が向かっているのは、エリアA(パレスチナ自治政府が行政権など全てを握っている)で一番危ないんじゃないか?イスラエルが統治していない所じゃないか!乗った船状態だったので行くしかない!楽しんで来るしかない!と思うしかないまあ、何とかなるでしょ!ベツレヘムに到着した。バスから降りた瞬間にタクシーの運ちゃん達に囲まれて、どこそこに行こうとか、写真を見せてきて観光地を案内するなど、うざっ!無視して中心街まで歩いて行く事にした。そんなにシェケルも持ってなかったし。。。街を歩くと、いきなりアラビア文字の看板やらヘブライ語が見つからないいきなり、こんなに変わってしまうんだ。と思った。でも、街並みは綺麗でエルサレムと変わらない感じだった。タクシーの運ちゃん以外は人も良くて、ここがパレスチナ自治区なの?と思う光景だったちょっと、予想していたのとは違うけどテレビで見せているのは悲惨な現場だけ。ここは紛れもなく、パレスチナ自治区なのだしかも、中心地のメンジャー広場にはキリスト生誕教会があるではないか!キリストって、ここで生まれたの?じゃあ、中に入ってキリスト教の人がいるのか確かめてみようじゃないか
あら?本当にいるし!キリストが生まれた場所も見る事が出来た。ここってパレスチナ自治区だよね?ん〜よく分からないがゴチャゴチャ混ざっているんだな。。。でも、来て良かった!その後は、ベツレヘムの周辺を散策して、すぐに終わってしまったけど違う国に来た感じがして面白かった昼過ぎに、ここを出てバスに乗り込み、エルサレムに戻る事にした。エルサレムに戻る途中に検問に引っかかったいつもの事なのだろう。。。パレスチナ人達はバスから降りて、身分証とバッグの中の検査をされている。ほとんどの人達がパレスチナ人みたいでバスの中はガラガラ。バスの中にいるのは、イスラエル人と外国人のみ。武装した軍人2人がバスに入ってきたので、パスポートを見せるとバスから降りて行った。そして、検問が終わったパレスチナ人達も戻ってきた。15分ほどでバスはエルサレム中心へと走り出した。
エルサレムに到着!さらに寒くないか?
来た〜!ここがエルサレムかついに、目的地のエルサレムに到着!マサダからバスで2時間ほどだっただろうか。死海の横を長い間通って、途中途中にバス停があるのだが、これってキブツ?って所でバスが止まり、アジア人(日本人?)が一人で乗ってきた。キブツは外人が働いているのは知っていたけど、こんな場所にあるんだ!と分かっただけでも、なぜか嬉しかった。キブツは至る所にあるらしいが、自分が目の前で見て感じる事が出来るとは思わなかった。ガイドブックで見ると、エルサレム周辺はパレスチナ自治区が点在しており、どこがイスラエルなのか良く分からない死海から内陸に入って山道を登ったり降りたりすると、段々と街が見えてきた。それがエルサレムだったのだエルサレムに入っても中央バスターミナルまでは、かなり距離があり、しかも渋滞。この街は広範囲で、大都市に近い大きさじゃないか!もっとこじんまりとしていて、周りやすいのかと思っていた。幾度となく戦争が繰り広げられてきた場所でもあるが、街は活気があり、緊迫している様子もない。次第に雨から曇りと変わって来て天候は良くなってきているバスターミナルに着いたら、エスカレーターを登るとレストランや土産屋が並んでいる。レストランの客引きから、これが美味しいとか誘って来るけど断る理由もない。お腹ペコペコだからだサフランライスとチキンレッグのプレートを頼んだが、これで1200円ん?なんかボったくられている?と思ったが、店の上にある写真と値段は同じで味はたいした事はない。イスラエルって国は、もともと国を持たないユダヤ人が各国から戻って来た民族であるので、料理に関してはヨーロッパやアメリカなどから持ち帰った料理が多いせいか、食文化が無に近いと言える。せっかくだから、イスラエル料理って物を食べたかったが、それは難しかったさて、お腹も一杯になった所で外に出てみた。全く分からないバスターミナルで場所で降ろされたので、ちょっと不安だった。外は、太陽も出ていて晴れていたが、凄く寒いこの寒さには耐えられないと思いつつ、ここが新市街だと気付いたので旧市街へ行く路面電車を発見。たぶん、これで行くでしょ?って感覚で乗ろうとしたが、チケットを買う券売機はヘブライ語のみ!分かるか!と、困っているとイスラエル人がチケットを買ってくれたなんと優しい。車両は新型で、車両に入ると同時にチケットをタッチすると認証される仕組みだでも、他の外国人も買い方が分からないでチケットを買わずに、そのまま入ってきた。いわゆる無銭乗車ってやつ(笑)仕方ないよな〜、買い方が分からないんだもんなそんな感じで揺られる事、15分程度。みんなが降りたので、自分もここで降りてみた。じゃ〜ん!エルサレムの塞が目の前に見えたきたぜ!エルサレム!ここに来たかったんだよ
最後の塞!マサダ!
マサダ国立公園に到着すると雨は止んでいたなんとラッキーなんだ!マサダをガイドブックで調べると、マサダはヘブライ語で「要塞」と言う意味で、ローマ軍と戦った際に奪還した場所でもあると記載されている。軍隊に入った際には、このマサダで入隊宣誓式を行う所でもあるらしい。さて、この巨大なマサダを2通りの方法で登る事が出来る。1つ目は、簡単にロープウェイで行く方法。もう1つは、歩いて無料で行く方法。まっ、考える余地もなくロープウェイで登った。こんな重いバックパックで歩いて登るのは過酷すぎるなので、ロープウェイで簡単に登って来ました。雲と雲の間からヨルダンが見えたりして、眼下に見える死海は最高の景色まさに興奮状態!誰にも教えたくない場所と言えるほどだった。東西南北、そして中心には過去に住んでいた跡まで残っており、本当に来て良かったこのまま、会社を辞めていなければ、来れるのはリタイアした後?そんなの絶対に嫌だね!何が面白くて、仕事しているのか。家族の為になるけど、自分をそこまで犠牲に出来るか。ここに来させてくれた家族にも感謝!やはり、遺跡って生で見ないと分からないよね、凄さが!言葉では伝えられないほど素晴らしいマサダを見ていると、また雨かよ。マサダで2時間ほど過ごして降りる事にした降りる時もロープウェイ!往復で買ったから乗るしかないでしょいやー、最高のマサダ!ありがとう!と、麓の土産屋を除いて見たが買うものがないので、バス停に行きエルサレムへと向かうのであった。水曜日の13時を回った所だった。
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マサダ国立公園!圧巻!
バスの中は暖房が効いていて、濡れたアウターを乾かすにも良かった。体が温まるにつれて、自然と寝てしまったテルアビブを出て田舎に入った所までは覚えているのだが、どこから寝てしまったのか分からないが心地よかったバスが止まって、ドアが開いた途端に乗客はバスを降りる人がチラホラと見受けられた。どうやらトイレ休憩のようだ。自分も降りて外の空気を吸って、コンビニでチーズの入ったパンを買って食べてみた。どこかで食べた事の味がする懐かしい味がした見渡せば綺麗な緑で中東にいる感じがしなかった。雨はテルアビブよりも小雨になってきており、マサダでは晴れて欲しいと願うばかりだったバスの中で寝たおかげで、更に元気になり、あとどれくらいで着くのか全く予想がつかなかったが、自分は「イスラエルにいる!」と思うだけで興奮状態だった。バスは高速道路に戻り、周りの風景は変わってきていた。赤土が目立つようになってきて、このガイドブックに載っている、マサダ国立公園の風景に似てきた。山道も険しくなり、そこを抜けると海が見えてきた!ここが死海塩分濃度が高くて海に入ると体が浮く所だったが、この寒さでは到底入る事は出来ないだろうそして、死海の向こう側はヨルダン。この海を境に国境があると思うと何とも不思議な光景だった。そして、マサダ国立公園に着いた。
大雨の中、マサダ国立公園へ!
朝食を済ませた、自分は部屋を片付けてバックパックを持ちチェックアウトを済ませた。フロントのおっちゃんにバスでマサダ国立公園に行きたい旨を話した所、目の前のストリートから中央駅に行く市内バスが出ている事を聞いた市内バスで中央駅に行けば、マサダや他の都市に行く長距離バスが出ているターミナルがあると言うので市内バスを待つことになった。10分ほどでバスは来たが料金の支払い方や値段が全く分からないので、運転手に確認して支払った。先払いで一律同じ料金らしい。バスに乗っている間も雨は強くなり、テルアビブの街を見ながらバスは中央駅に到着した。まさに、夜中着いた所であった。中央駅に入るゲートは銃装備をした警官がいて物々しかったが、警官にバスターミナルを聞いて、バスターミナルのチケット売り場へと着いた。チケット売り場は小さくて営業しているのか分からないくらいだったが、マサダ国立公園へ行きたいと英語で告げると、45シェケル(約1.350円)ほどで手に入れる事が出来た。ただ、バスは1時間後に出発するとの事で、バス停で待つ事になった。屋根が付いていたので雨宿り出来るのは助かったが、アウターはビショビショに濡れてしまっていた。1人のイスラエル人のオバちゃんに「どこから来たの?」と聞かれ、日本と答えると話がドンドン進み、このイスラエルでは日本人は余り来ないので見かける事がないと言う。確かに、飛行機の中でもアジア人でいるのは、中国人と韓国人ばかりだった。日本人の持つイスラエルの印象は「危険」としか思っていないので、みんな敬遠して来ないんだろう。偏見・ステレオタイプとは、まさにこの事だ。何も危なく、日本並みに安全そうに感じる。バスを待っている間、中央駅に向かって男女銃装備した軍人達が歩いていたのを見たが、ここが危機感のある日本との違いなんだろうなと感じた。バスは定刻通りに来て、自分をマサダ国立公園へ導いてくれるのであった
雨のテルアビブ初日
まだ、イスラエルに着いて5時間ほどしか経っていないが、ジェットラグのせいか早く起きてしまい体の疲れは取れていた。寝不足だが、朝のテルアビブを見てみたかったのでビーチエリアに泊まった自分は、地中海を見たく外に出た相変わらずの雨だが、傘の要らない程度だったので歩いて、この生の目でイスラエルを見たかった。テルアビブは、建設ラッシュらしく先端医療・IT関連は日本よりも優れている話を聞いたが、綺麗な建物がたくさん建っていて、これから先はテルアビブが世界有数の最新技術の街になっていく感じがした。ふと見ると、アメリカ大使館がビーチ沿いにあり、その横を通ってビーチに出てみた。晴れていたら白い砂浜と透き通った海が見えるんだろうなと思ったが、雨でも海は澄んでいた。ビーチ以外は、テルアビブはコンクリートと車の街であり、特段見る所もないだろうと思っていたので、自分の目標はマサダ国立公園とエルサレムがメインだったので、ちょっと散策して宿へと戻った。雨が激しくなって来たのもあり、宿で朝食を食べながら旅行のプランを練り直したが、テルアビブにもう一泊しても時間が勿体ないので、やはり先へ進むしかなかったこのイスラエルにはシャバット(安息日)というのがあり、金曜日の交通機関等はストップしてしまう為、先に進むほかなかったのである。
やっと、宿に到着(疲)
電車でテルアビブの中央駅に着いたのだろうか雨は強くなる一方で、歩いて宿探しも出来ない状況。ガイドブックに載っている安宿を探すしかないが、すでに夜中の1時過ぎ。ここはタクシーを使わないといけない事態になり、タクシーに場所を告げて走ろうとすると、メーターを下さないので注意した所、この値段で行くからメーターは不要でいいだろ?と言われた。特に高くもないので、それ以上は払わないぞと思いながら走る事、15分。これでは歩いていける距離でもなかったし、以外とタクシーは安いんだな。と思った。イスラエルの物価って、以外と安いのかもと思いつつ、宿に到着。危険な街だと中央駅とかにたむろしている怪しいのがいるんだが、そんな人達は一切見かけなかった。ん?イスラエルって安全?と思った。部屋に入り、すぐにコンビニへ行ってビールを買おうとしたら、日本の倍近くの値段がするではないかミネラルウォーターも倍近いアルコールは政府で決められてるみたいで、夜の11時以降は売ってくれなく、宿でビールを購入する事になった。バーやホテルはアルコールが24時間売っているみたいだ。疲れを取る為、ビールを一気飲み!ん〜うまい!シャワーでも浴びて、明日の用意でもするかと思ったら、変な黒人が現われて「昨日、チェックアウトしたのに戻って来たのか?」と言われ???よく分からんこいつは、何の話をしているのか、酔っているのか分からない。とりあえず、話はあとでシャワーに入った。この寒い中、体も冷えていたのでホットシャワーで疲れを取りたいと水を出したが、いつまで経っても冷水しか出ないまさか、温水出ないのか?仕方ないので、冷水で頭を洗って、体は汗を流す程度でシャワーを終えた。シャワー室から出ると、黒人の部屋が目の前で、奴は待っていた。何度も同じ事を言うので、今日本から来たばかりだと言っても信じてくれない。同室の白人が「ごめん、ごめん、こいつは昨日までいた韓国人と勘違いしているんだ。」と教えてくれた。黒人からするとアジア人は同じに見えるんだろうな。と思いつつ、白人と少し話して、部屋へと戻った。
部屋に戻り、イスラエル通貨のシェケル(最後まで覚えられなかった)をマジマジと見ながら、眠りについた。
着いたぞ!イスラエル!
モスクワ経由で着きました、イスラエル日本を昼の12時に出発して、夜の現地時間の12時に到着外はあいにくの雨空港の入国管理局は、かなり厳しい事を聞いて来たが思っていたよりはスムーズだったかなパスポートに入国のスタンプはなくて、別の紙を渡されて出国時まで、きちんと管理していないといけない。とりあえず、入国!さて、ここからは宿を探してタクシーで行くしかないのかな。。。と外へ出てみた。寒いぞ!テルアビブ東京と同じ気温くらいだった。訪れた時は、2月上旬さて、タクシーでも探すかとフラフラと歩き出したら、なんと電車が走っているではないかこれはラッキー!チケット売り場へ行ったら、次の電車は1時間後(泣)タクシーで8千円掛けて市内に行くよりかは、500円程度で行けるなら待つしかない!寒い外から、再度空港へ入ったら若い日本人男性を発見。地球の歩き方を持っていたので、すぐに分かった彼と話していると、今夜は空港で時間を潰して明け方に市内へ向かうようだ。今の自分には、そんな体力はなく、時間もアッという間に過ぎて行ったので、ここでFacebookの交換をしてお別れ。自分は、市内へと向かった。
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