2011年06月25日
「放射線懸念 「学校疎開」求め申し立て」 News i - TBSの動画ニュースサイト
「被ばくのおそれがある学校から生徒の疎開を求める」、そんな申し立てが24日、裁判所に行われました。原発事故で子どもを集団疎開させるべきか、司法の判断を求める初めてのケースです。
「今、行政は速やかに学校ごと疎開するという決断をすべきであると考えます。未来を見据えて、放射能の迫害から子どもたちの生命・健康を守ることを最優先の課題とすべき緊急事態なのであり、この点をご理解いただきたいと思います」(井戸謙一弁護士)
福島県郡山市で申し立てられた異例の仮処分申請。それは、「子どもたちを学校ごと疎開させてほしい」。市が求められたのは“集団疎開”。申し立てたのは市内7つの小中学校に通う児童・生徒14人と、その親たちです。
Q.今回、何を求めたか?
「子どもの安全です。安心ではなく安全。国も県も市も守ってくれないんだったら、今、声を上げないと・・・子どもたちを守ってほしい」(原告の1人)
申立書によれば、14人の通学先は事故からおよそ2か月で放射線量が3.8〜6.67ミリシーベルトに上るということです。文部科学省が定めた年間の目標値1ミリシーベルトを上回ります。
「子どもたちを守るためには、外部被ばくおよび内部被ばくを抜本的に改善した新たな環境を子どもたちに提供するしか方法はない」(井戸謙一弁護士)
申立書は「子どもたちがガン・白血病の発症により生命・身体・健康が損なわれる危険性がある」と指摘。「集団疎開措置を施さない限り、この事態は解決できない」などと主張しています。
「子どもたちを学校に行かせてしまったのは、戦地に子どもを送るような気持ちと同じ。どんな健康被害があるか分からないのに、毎日送り出す親の気持ち、国や政府は分からないのか。現実に住んでいる人しか分からない温度差があるのか」(原告の1人)
福島県郡山市では4月から、比較的、放射線量の高い60を超える小中学校で、校庭の表面の土を除去するなど、線量を下げる措置をとっています。
「より安心に運動できるような学校の環境を作ることが、われわれ大人にできる最大の仕事の一つ」(原正夫郡山市長 4月27日)
今回の申し立てについて、郡山市は「内容を把握していないので現時点ではコメントできない」としています。
一方で、子どもを送り出す親の不安は収まりません。
「現実を突きつけられたとき、『夢であってほしい』と、毎朝、起きるときに思っていました。誰も助けてくれない。誰も守るって言ってくれなかった。自分たちが動くしかない」(原告の1人)
子どもの“集団疎開”を求める初の申し立て。広がる不安の中で、司法はどんな判断を下すのでしょうか。(24日23:56)
「今、行政は速やかに学校ごと疎開するという決断をすべきであると考えます。未来を見据えて、放射能の迫害から子どもたちの生命・健康を守ることを最優先の課題とすべき緊急事態なのであり、この点をご理解いただきたいと思います」(井戸謙一弁護士)
福島県郡山市で申し立てられた異例の仮処分申請。それは、「子どもたちを学校ごと疎開させてほしい」。市が求められたのは“集団疎開”。申し立てたのは市内7つの小中学校に通う児童・生徒14人と、その親たちです。
Q.今回、何を求めたか?
「子どもの安全です。安心ではなく安全。国も県も市も守ってくれないんだったら、今、声を上げないと・・・子どもたちを守ってほしい」(原告の1人)
申立書によれば、14人の通学先は事故からおよそ2か月で放射線量が3.8〜6.67ミリシーベルトに上るということです。文部科学省が定めた年間の目標値1ミリシーベルトを上回ります。
「子どもたちを守るためには、外部被ばくおよび内部被ばくを抜本的に改善した新たな環境を子どもたちに提供するしか方法はない」(井戸謙一弁護士)
申立書は「子どもたちがガン・白血病の発症により生命・身体・健康が損なわれる危険性がある」と指摘。「集団疎開措置を施さない限り、この事態は解決できない」などと主張しています。
「子どもたちを学校に行かせてしまったのは、戦地に子どもを送るような気持ちと同じ。どんな健康被害があるか分からないのに、毎日送り出す親の気持ち、国や政府は分からないのか。現実に住んでいる人しか分からない温度差があるのか」(原告の1人)
福島県郡山市では4月から、比較的、放射線量の高い60を超える小中学校で、校庭の表面の土を除去するなど、線量を下げる措置をとっています。
「より安心に運動できるような学校の環境を作ることが、われわれ大人にできる最大の仕事の一つ」(原正夫郡山市長 4月27日)
今回の申し立てについて、郡山市は「内容を把握していないので現時点ではコメントできない」としています。
一方で、子どもを送り出す親の不安は収まりません。
「現実を突きつけられたとき、『夢であってほしい』と、毎朝、起きるときに思っていました。誰も助けてくれない。誰も守るって言ってくれなかった。自分たちが動くしかない」(原告の1人)
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