桑原通夫です。
34年ぶり安値となっていますが、
このまま円安はどこまで進むのか?
160円台に突入する・・と言う見方も
ありますが、
円安で一番儲かっているのは実は・・
日本政府だ‥という話もあります。
どういう事?
円安危機・・はウソである・・
マスコミは円安恐慌・・等と言って
不安を煽っています。
いよいよ円安による倒産連鎖が
始まるのか・・
1ドル155円突破と34ぶりの
水準に達した・・
という報道を見て、国民の間にも
不安の声が高まっています。
ところが、円安は日本にとって
大チャンスに他ならない・・
という声もあります。
なぜなら、円安⇔自国通貨安は
GDPプラス要因になるから・・です。
円安は国内総生産・・
GDP)にとってプラス要因というのは、
自国通貨安=近隣窮乏化政策・・
といわれるもので、
通貨安は輸出主導の国内大企業にとっては
とても有利に働いています。
もちろん、輸入型の中小企業にとっては
不利になるわけですが
全体的に見た場合・・
プラスになる事が多いのです。
それが国際経済の常識・・です。
このため、海外から文句が来る
ことはあっても、
国内から円安を止めることは
むしろ国益に反する・・
というのです。
10%の円安で・・GDPは1~3年以内に
0.1~1.2%も増加すると
言われています。
その証拠に、最近の企業業績は好調・・
直近の法人企業統計でも、
過去最高収益になっているそうです。
これで、法人税、所得税も伸び、
おまけに外国為替特別会計も
円安効果で、40兆は利益がでる・・
と言われています。
財務省も大喜び・・
何も慌てて円高にする必要は無い・・
ただし、近隣諸国から苦情が来るので
円安で困っている‥と言っていたほうが
良い・・という事だろう。
一方、外貨準備=埋蔵金であり
財務省は、そこに手を付けられることを
嫌っています。
その埋蔵金を持つことで・・天下りに有利に
なる事を知っているから・・
埋蔵金→アンタッチャブルなのです。
円安を是正するには・・
日銀が円買いドル売りをすればいい。
所謂・・為替介入をすれば
外為特会が保有するドルを売って、円を買う・・
ことになり、円安に歯止めがかる・・
という事です。
そのタイミングがいつか・・
為替介入は通貨間の売買であるため、
その遂行には円やドルなどの
資金が必要になります。
↓
わが国の場合、財務省所管の
外国為替資金特別会計(外為特会)
の資金が為替介入に使われます。
↓
急激な円安に対応し、外国為替市場で
ドルを売って円を買う「ドル売り・円買い介入」
を行う場合には、外為特会の保有する
ドル資金を売却して、円を買い入れる
ことになります。
↓
日銀がマイナス金利を見直すと
発表した時点で・・円高にぶれるのかと
思ったら、さらに円安が進んでいます。
↓
これは円安というよりも・・円弱なのでは
と心配する向きもあります。
マイナス金利を是正する‥と言った時点で
本来であれば1ドル=140円まで円高に
なってもおかしくない・・
↓
それなのの1ドル=158円まで円安と
歯止めがかかりません。
↓
これには日米の金利差の問題だけじゃなく
日本の国力が弱まっているという
構造的な要因があるのでは・・
政府が進めている新NISAによる
外国株買い・・
AIやデジタルサービスの利用の拡大による
海外へのお金の流出問題・・
NISA積み立てのドル買いは
出っぱなしになる・・
今後も流出が膨らんでくる・・
等々、今の158円がさらに160円・・
下手すると180円まで行きそうだ・・
という極端な見方をする人もいます。
日本企業は海外で黒字だから
大丈夫だ・・なんてことを未だに
言う人もいますが。
海外進出企業の利益は
現地に再投入される傾向が強いため
日本の成長とは直接つながらない・・
そんな見方もあり、それも円安の
要因になっているのでは・・
このような構造的な円安要因を
是するには
マイナス金利解除だけでは物足りない・・
ゼロ金利→2%以上まで金利を上げる・・
といった大胆な発想が出来るか・・
結局は‥様子見の日銀には無理だろう・・
という見方が多く、
当面は日米の金利差次第で
円相場が左右される・・
という従来通りの現象が続くようです。
金融市場とは・・そもそもコントロール
できないもの‥と考えるのが
正しいという事です。
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