桑原通夫です。
テスラの23年第3四半期
(9カ月間)の決算は・・
昨年同期対比で、マイナス30%です。
テスラの売り上げを見ると
販売台数は伸びています。
しかし、値下げをした分
売上高はマイナスになった・・
という事です。
つまり1台当たりの利益率が下がり
販売増より値引き額が大きかった・・
結果として利益率が落ちてしまった。
では、好調だったテスラは
なぜ値下げをしたのか・・
テスラはトヨタ車に対して
高額です。
1台560万円です。
テスラは当初、ロードスターという
クルマを販売・・価格は1000万でした。
そこから見ると大分値段は下がって
きていますが、トヨタ車に比べれば
まだまだ高い・・
富裕層は別として・・
消費は車の何を気にするか
と言えば、価格が一番です。
環境問題よりも、安くて
性能のいい車を選びます。
脱炭素は総論として賛成でも
実際に自分で車を買うなら
環境よりも、価格で選びます。
それが一般的消費者の気持ちです。
世界で一番車を売っているのは
トヨタです。
テスラはトヨタよりも
販売規模は少ない。
大幅値下げに踏み切った・・
ということですが
まだまだ高価格です。
中国経済も怪しくなっています・・
共産党はEV車が増えすぎたと思っています。
EV車に対する補助も見直そうとしています。
というよりも、お金が続きません。
結局テスラは、販売台数だけでなく
利益率でもトヨタに負けてしまった・・
という事です。
なのにどうして・・
テスラは時価総額が高いのです。
トヨタの2.4倍の時価総額です。
時価総額=実力×期待 の結果
という事ですから
テスラの時価総額の高さは
テスラに期待する人が多い・・
という事です。
何せ・・あのイーロンマスクの
会社ですから‥という事で
期待値が半端ない・・
それがトヨタとの時価総額の差に
なっているのです。
テスラ車に対して中国は
多額の融資や補助金などで
優遇してきました・・
テスラの子会社を自由に
国内に造らせたのも‥
中国国内でのEV車の普及と
雇用の促進を図ったからです。
しかし今では・・
中国ではEV車を作り過ぎたことに
気付いてきました。
環境問題への貢献どころか・・
今では廃棄したEV車の放置により
有害物質が流れ出すことなどで
新たな環境破壊の懸念も
出てきています。
脱炭素を掲げて・・EV車を作ったのに
電気の消費量が増えたため
化石燃料を使って発電量を増やす・・
という矛盾も起きています。
元々中国は環境問題を優先して
EV車に舵を切ったわけではありません。
日本のような内燃機関の優れた
自動車技術がなかったため・・
簡単に製造できるEV車で
覇権を取ろう・・としただけです。
そのためにテスラを優遇することで
EV化を促進しようとしたのです。
テスラ社は共産党の保護を受けながら
順調に中国市場で販売台数を
伸ばして来ました。
しかし‥ここに来てテスラは
値下げに踏み切ったことで
中国産のBYOの売れ行きにも
影響します。
テスラ車の値下げが
国内での競争力を激しくすることに
気付いた共産党は・・
テスラに警戒を始めたということです。
テスラは中国国内での生産台数を増やし
そこから海外輸出を計っている・・
そこに危機感を感じた共産党が
テスラとの付き合い方を見直す・・
という動きになってきているようです。
これは相変わらずの中国の
常套手段ですね・・
とても本気で付き合える国ではない・・
という事です。
さあどうするテスラ?
中国に見切りをつけるか?
やはり実力では
トヨタには勝てないのか・・
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