桑原通夫です。
楽天の企業価値算出が
投資家には受け入れられない・・
このままでは投資対象にならない
企業である・・という事です。
普通、企業価値とは利益で計ります。
起業家は、純粋な利益で企業価値を
評価するのに対して
楽天は売り上げ規模こそが価値と考える・・
と言っているのです。
楽天グループは・・
メンバーシップバリューという
独自の指標を活用することで
企業価値を測っている・・
このメンバーシップバリュー・・
というのが解りにくいのです。
楽天が言うメンバーシップバリューとは
↓
楽天経済圏を何らかの形で利用している
お客様→アクティブユーザー・・
楽天グループ内でいくつものサービスを
利用しているお客様→クロスユーズ・・
1人のお客様が生涯利用する額から
コストを差し引いたもの→LTV−CAC・・
という3つの合計の事です。
つまりメンバーシップバリューとは
アクティブユーザー×クロスユーズ×LTV−CAC
と言うわけです。
普通ライフスタイルバリューといえば
顧客一人当たりで一生涯にもたらす
粗利の事ですが
楽天は・・粗利でなく売上高で計算している・・
という事で判断がつきにくいのです。
投資家目線で言えば・・
企業を判断する時は純利益こそが
正しい判断物差しなのです。
しかし、楽天は‥独自物差しで
説明している・・
だから、楽天は投資家には
受け入れられないのです。
他の上場企業と同じように
純粋利益だけで説明すべきなのです。
でも利益が出ない分・・売上高で
ごまかそうとしているとしか思えない・・
ということです。
楽天の今年24年度の
四半期決算(9カ月)では
2084憶の赤字です・・
企業価値の算出にも
独自の複雑な方法を取り入れているので
投資家にわかりにくい説明をしている・・
他の企業と違う物差しで企業価値を
説明するので比べようもなく、
投資対象になりにくいのです。
特に設備投資分の減価償却費を
営業利益に繰り込んでいる・・
減価償却費を費用計上せずに
営業利益を算出している・・
減価償却費を貸し戻ししている・・
というような全てにおいて
わかりにくい説明をしている。
これは上場企業としては極めて異例です。
減価償却分は費用です・・
営業利益の中に入れなければならない
費用なのです。
売上収益額を減らさないために
減価償却費を操作しているのです。
楽天に公認会計士がいるのか・・
楽天で順調なのは
金融部門だけ・・
通信部門は相変わらず
赤字幅は減っていない・・
楽天の状況をまとめると・・
設備投資を大幅に減らすことで
一応、赤字縮小の決算になっているが
通信単体での黒字化も、大分先の話です。
それまで企業が持つのか・・
今後の利益成長どころか
毎年3200億もある返済資金をどうやって
捻出していくのか・・
単年度で乗り切ったとしても
毎年そのような綱渡りが出来るのか・・
楽天は赤字企業です・・
基本的に企業価値はゼロなのです。
これが投資の見方です・・
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