桑原通夫です。
為替とは
「2国間の通貨の交換比率」の
ことです。
今は1ドルと150円が交換できる・・
という事です。
円とドルの総量が解れば、為替比率も
計算が出来る・・ということです。
マネタリーベースとは
日銀が供給するお金のことですが
そのマネタリーベースを
調べれば‥為替相場も予想できる
という事です。
金融緩和で、日銀がお金の量を
増やせば
お金は市場に多く出回るため
金利は上がらなくなります。
逆に日銀がお金の総量を絞ると
お金の総量が減り、金利は上がる‥
という仕組みです。
そして円安・・つまり、自国通貨安は
GDPを増やす事にもなるのだそうです。
10%の円安で・・GDPは1%上昇する。
自国通貨安は、自国にとってはプラスに
働くが・・近隣国にはマイナスになります。
という事で・・
自国通貨安=近隣窮乏化・・と
言われるそうです。
だから、
もし、日本が意図的に円安にすれば
近隣諸国から文句を言われてしまう
わけですが
今、円安になっているのは
アメリカが金利を高くして
ドルの供給量を絞っているからです。
その事が近隣諸国にも
理解されているので
日本は‥どこからも責められない
状況です。
円安状態だと、今まで安く海外から
輸入出来ていたものが
国内品との価格競争力が下がる・・
ことになります。
すると輸入品の売れ行きが悪くなり
国内品が売れ出す‥事になります。
つまり国内の景気も良くなる・・
という見方も出来るのです。
今、日本政府は外貨資金として
150兆程、ドルを保有しています。
その外貨を売れば‥円安ですから
3割ほど割り増しになるのです。
つまり‥今外貨を売っただけで
40兆円も儲かる‥という事です。
おまけに国産品が出回れば
企業利益も増え・・
税収増も見込まれる。
だから円安になるほど、
政府はウハウハだ・・
という事のようです。
しかし‥そうは言っても
外貨なんか持っていない
庶民にすれば
海外旅行も割高で、行きにくく
なります。
パンや小麦等、原材料費が高騰し
食料やガソリンなどの
支出も増えます。
政府は・・その分、大企業の利益が増え
賃金も上昇するだろう・・
それによって、国内消費も活発になる・・
と言いますが、
わずか0.3%の大企業よりも
原材料を輸入している
中小零細事業は‥そうは行きません。
我々の美容室でも・・
材料費は軒並み高騰しています。
しかし‥すべてのお店が
物価上昇分を価格転嫁できるとは
限りません。
閉店に追い込まれるサロンも
増えているのが現実です。
デフレを脱却するには、
円安しかない・・
しかし意図的に日本が円安に
走れば、近隣窮乏化になる・・
日本の賃金を上げるのは・・
円安の方が良い・・
多くの中小零細企業は
原材料を輸入に頼っている・・
様々な要因が絡み合っての経済ですので
頭の痛い所ですが・・
政府は円安の方が、儲かるので
本気で自国通貨安も心配して
いないのでは・・
かと言って庶民が外貨を常に
準備しているわけにもいきません。
あなたはどうやって自分の財産を
守りますか?
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