2020年07月14日
【今から】レシチンを摂るべき理由
レシチンは、動物や植物、微生物界に広く分布しているリン脂質の一種です。レシチンは一般名称となり、日本ではフォスファチジルコリンだけでなく、他のリン脂質やスフィンゴミエリン、フォスファチジルコリンの混合物を指しています。レシチンは細胞膜の主成分であるだけでなく、水とあぶらの両方に馴染みやすい性質を持ち、脂溶性ビタミンなど水に溶けにくい成分を包み込み、水に溶けるようにして、このような栄養素が吸収されるのを助けること、必要な物質を通して不要な物質を通さないようにすること、新陳代謝を促進する機能があり細胞から老廃物を排泄すること、肝臓から中性脂肪を運び出すこと、アセチルコリンなどの体の情報を伝達する物質の原材料となることなどの役割があります。アセチルコリンは、特に記憶と関係が深く、認知症の方は脳内のアセチルコリンが著しく減少しているという報告があります。物忘れが多い、認知症が気になる、高血圧や動脈硬化が気になる、肝臓に不安がある方は、レシチンを日々の食生活に取り入れた方がいいかもしれません。
・人の体の細胞膜を構成する
・水とあぶらの両方に馴染みやすい性質を持ち、脂溶性ビタミンなど水に溶けにくい成分を包み込み水に溶けるようにする
・必要な物質を通して不要な物質を通さないようにする
・新陳代謝を促進する機能があり細胞から老廃物を排泄する
・肝臓から中性脂肪を運び出す
・アセチルコリンなどの体の情報を伝達する物質の原材料となる
レシチンを多く含む食品は、卵黄です。卵の栄養価はアミノ酸のバランスが優れているだけではなく、神経伝達物質の原料となるフォスファチジルコリンの含有量がとても多く含まれています。レシチンを多く含む食品としては、ほかに大豆がありますが、フォスファチジルコリンの含有量は卵の方が多くなります。レシチンは、体内でも合成されます。牛、豚、鶏のレバーやハムなども供給源となります。
レシチンの構成成分のひとつは、不飽和脂肪酸です。この不飽和脂肪酸を酸化から守ってくれるのが、ビタミンE となり、一緒に摂取することが効果的です。
日本ではレシチンの摂取量は定められていませんが、レシチンを1日に30g以上摂取すると発汗や嘔吐、消化管異常、下痢などの副作用を生じることが報告されており、健康食品から摂取する場合は、表示されている用法を遵守します。なお、食品添加物として使用する場合も、制限は設けられていません。
レシチンを摂取するべき理由は、レシチンに以下の効果が期待されるからです。
・アルツハイマー型認知症の予防
アルツハイマー型認知症の原因の1つは、脳内神経伝達物質であるアセチルコリンの量が減少することです。アセチルコリンの原材料は、レシチンです。原材料であるレシチンが不足すると、神経伝達物質が生成されなくなることから、記憶力の低下や認知症などを引き起こすことになります。認知症の予防にレシチンやヤマブシタケの機能性成分となるヘリセノンなどを配合した健康食品が市販されています。また、レシチンに加えビタミン類を配合した健康食品もオススメです。
・動脈硬化の予防
動脈硬化の原因は、悪玉のLDLコレステロールが血液中に蓄積することによっておこります。レシチンの水とあぶらをなじませる性質によって、血液中のコレステロールが溶け、余分なコレステロールが血管壁に溜まるのを防ぎます。さらにレシチンが多いと、善玉のHDLコレステロールが増えます。
・肝臓の機能向上
レシチンは肝臓の細胞も活性化させ、肝機能を保護します。脂肪肝は肝臓に脂肪が蓄積された状態なので、レシチンによって脂肪の代謝が向上することで、肝臓の機能も高まります。
・脂質の代謝を活発化
レシチンは、肝臓での脂質の代謝を促進します。肝臓での脂質が蓄積されるのを防ぐことで、脂肪肝などを予防します。
レシチンは人の体を区切る細胞膜の成分であるだけでなく、水とあぶらの両方に馴染みやすい性質を持ち、脂溶性ビタミンなど水に溶けにくい成分を包み込み水に溶けるようにして、このような栄養素が吸収されるのを助けること、必要な物質を通して不要な物質を通さないようにすること、新陳代謝を促進する機能があり細胞から老廃物を排泄すること、肝臓から中性脂肪を運び出すこと、アセチルコリンなどの体の情報を伝達する物質の原材料となることなどの役割があります。
レシチンを摂取するべき理由は、アルツハイマー型認知症の予防や動脈硬化の予防、肝臓の機能向上、脂質の代謝を活発化レシチンに以下の効果が期待されるからです。レシチンを原材料とするアセチルコリンは、特に記憶と関係が深く、認知症の方は脳内のアセチルコリンが著しく減少しているという報告があります。
レシチンを含有する健康食品が、さまざまなメーカーから市販されています。物忘れが多い、認知症が気になる、高血圧や動脈硬化が気になる、肝臓に不安がある方は、レシチンを日々の食生活に取り入れた方がいいかもしれません。
なお、日本ではレシチンの摂取量は定められていませんが、レシチンを1日に30g以上摂取すると発汗や嘔吐、消化管異常、下痢などの副作用を生じることが報告されており、健康食品から摂取する場合は、表示されている用法を遵守します。
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