新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2017年12月18日
紀州宝来宝来神社に初のお参り 金運アップの「当銭岩」
年の瀬も押し迫り、世間は仕事納め、お歳暮配り、年賀状書き、厄払い、開運祈願等々せわしないことばかりですが、あなたの心中や如何でございましょうか?落ち着いておられますか?満ち足りていらっしゃるでしょうか?いやいやとんでもない、と仰るあなたにお見せしたいものがございます。
何やら物静かな木立を背景に、3本の鳥居の奥に鎮座まします大きな岩が見えておりますが、これなんだかお分かりでしょうか?
わかると言う人はほんの一握りと推測致します。
何故か?それほど有名ではないからです。
これでも一応は神社です。
その名を「宝来宝来神社=ホギホギジンジャ」と申します。
和歌山県は有田郡の山中の道路脇にポツンとあります。実際に車で行ってみると、カーナビがなかったら簡単に見過ごしてしまいそうな場所柄です。それだけに、由緒を知らずしてこの場所を訪れる方はまずいないでしょうね。
傷みの激しい鳥居の奥のこの岩こそ当神社の御神体であり「当銭岩」と呼ばれますが、熊本県阿蘇郡の「宝来宝来神社」の分身として建立されたというれっきとした謂れのある岩なのです。
ではその本家本元の「宝来宝来神社」とは一体どういう神社なのか?いつできたのか?何故有名なのか?
この神社が有名になった理由は至って分かりやすいものです。お参りをすれば宝くじによく当たるのです。
同神社は熊本県の阿蘇山の近くにあり、平成16年のある奇妙な出来事からその歴史が始まります。そもそも発祥の起源が宝くじだというから驚きです。呆れていいかもしれません。
この神社に奉納された幸運財布はこちら
その本家本元の御神体たる「当銭岩」がこちら
見たところ単なる岩にしか見えません。が、この岩にまつわる伝説こそこの地を有名にした所以なのです。
どんな伝説か?
平成16年春のこと、可哀想にもリストラされ生活に困り果てた元サラリーマンがこの土地の造成工事を請け負うことになりました。ヘリポート建設予定地であったようです。
その男は重機の運転手でした。工事着手の日、男は使い慣れた重機で土地を掘り起こしにかかりましたが、たちまち硬い岩にあたってしまいました。男はその岩を割ろうともう一度重機を振り下ろしましたが、どういうわけか岩に当たる前に重機が止まってしまいました。何度も点検を繰り返し、何度も挑んではみるものの、故障を繰り返すばかりでどうにもなりません。
不思議に思いつつもその日は諦めて家に帰りました。その夜のこと、男は夢を見ました。
するとその夢に岩が現れ、こう言いました。
「何故私を壊そうとする?」
男は素直に答えました。
「生活に困っています。お金が必要なのです。」
岩はまたこう言いました。
「それなら、宝クジを買いなさい。そして当たったお金で私を掘り起こし、祀りなさい。」
信心を持たない男は不思議に思うばかりでしたが、何かしら動かされるものがあり、岩のお告げの通りにすることにしました。
そして宝くじを買いました。するとこれが大当たり。
そうなればますます言われた通りにするしかありません。男は岩を破壊するかわりにこれを大事に掘り起こし、丁重に祀ったのでした。
男はこの不思議体験を四国の友人に話して聞かせました。話を聞いた友人はすぐに、この岩をお参りして宝くじを買いました。すると今度は、途方もないほど高額なクジを引き当てました。
それ以来、噂が噂を呼び岩を拝む人が瞬く間に増えて行き、今日の立派な?神社になったということです。
実のところ、当銭岩のすぐ側にある拝殿も、神社をお参りして宝クジの高額当選を果たした人々の寄付により建立されたということですから、金運パワーの偉大さは計り知れません。
この神社に奉納された財布があります。こちらです。
因みに「宝来宝来」という社名は「陽光和福招金萬宝来」という9文字の神呪に由来します。
同神社にはまた、「縁切り布袋様」も祀られていて、貧乏神・借金・病気・ストーカー等々あらゆる悪縁・腐れ縁を切ってくれるそうです。この年末に、一切の悪縁を断ち切って捨て去るには絶好のスポットと言えます。
おりあらば、是非一度お参りされては如何でしょう?
所在地ご案内)
● 紀州宝来宝来神社 : 和歌山県有田郡有田川町田角502-1
● 阿蘇郡宝来宝来神社 : 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陰2909-2