2015年04月28日
舞台『この流れバスター』@吉祥寺シアター
シベリア少女鉄道『この流れバスター』観てきました!@吉祥寺シアター。
最終日の当日券ギリギリすべりこめた。やっぱり当日券が必ずあるっていうのはありがたいですね。シベリア少女鉄道のお芝居は3回目。
いつも前半はいったいどういうストーリーなのかまったくわからないし笑っていいのかなんなのか謎のまま20分くらいすぎるのが特徴かも。
でも中盤〜後半にかけては、前半で丁寧に仕込まれたネタすべてが笑いに繋がっていって本当にすごい。脚本家、頭おかしい。
実際に観ないと、文章や言葉ではなかなか伝わらないとは思いますが、がんばってネタばれ書いてみますね。
(なお、私が観たのはダブルキャストのうち藤原幹雄(38歳・一般男性)バージョンです)
まず、前半 First Stageでは、世の中の不幸そうな人たち(流産して離婚とか恋人を病気で亡くしたとか)のもとにカバンが一つ届きます。そして、彼らはその中に入っているそれぞれの武器で、生き残りをかけた戦いを「演じさせられる」ことになります。途中で棄権しようとしたら謎の「運営」により殺されます。
カバンに入っている武器はさまざま。毒だったり、参加者の位置や様子がわかるレーダーだったり、刃物だったり、はたまたピアスだったり…。
最終的に、ピアスという役に立たなそうな武器を引き当てた黒髪のおとなしそうな女の子が、他の参加者同士が殺し合うような「流れ」をつくって、最後まで「演じ切り」ます。
実はその女の子の武器はピアスではなく、いかにもおとなしそうに見える黒髪ロングのカツラだったというオチ。
このFirst Stageで作品中のルールが提示されます。要は、与えれた武器(=小道具)を使って、相手が死ぬような「流れ」を作って戦うという。。
「流れ」は「フラグ」と言い換えてもいいかもしれません。古典的な「この流れでは死ぬ」という状況を、与えられた小道具と演技力でいかに作り出せるか勝負です。
さぁ、この前提を踏まえてSecond Stage開幕です。世の中に数ある、「これは死ぬ」という流れを作り出していく出演者の「演技力」は圧巻。
もうここらへんは言葉では説明できないけど、だいたいは有名なマンガや映画の死亡シーンの迫真のパロディです。
20代後半女性の私でもパロディの元ネタはだいたいわかりましたが、ドストライクは30代男性だと思う。
こぶとり爺、タイタニック、ブラックジャック、タッチ、翔太の寿司、笑うせえるすまん、キン肉マン、風立ちぬ、バックトゥザフューチャー、などなど。
例えばタッチだったら、小関えりかさんがいかにうまく南ちゃんになりきって敵を和也に仕立てあげるかという勝負になります。南ちゃんの演技がうまければうまいほど、敵は和也になりきってしまい、「あの流れ」により交通事故で死亡するというわけです。
翔太の寿司では誰も死なないのでこれは場面設定ミス。
バックトゥザフューチャーで、写真から過去の両親の姿が消えていく場面を演じて差し違えるのもアリ。
まぁそんな感じで、「この流れ」により敵をバスターしていくという頭のおかしい話でした。しかも結局、バスターされたのは笑い死にさせられそうになった観客ですよ。
客席のほぼ全員がが完全に共有できる、「この流れはアカン、死ぬww」をそれこそ何種類も用意してはストーリーに組み込んでいくの、やっぱり頭がおかしいとしか言いようがないです。
さっきから頭おかしい連呼してますけど全部褒め言葉です。
ダブルキャストの安本彩花さん(私立恵比寿中学)のほうは当日券がなくて行けなかったけど、安本さんの堀越二郎&喪黒福造もぜひ見てみたかった。
帰りに吉祥寺シアターすぐのベトナムフォーのお店「チョップスティックス」で食べた牛肉とトマトのフォー&チキンライスセット(¥1000)も絶品すぎて、ほんとにほんとに幸せな日曜日でした。
最終日の当日券ギリギリすべりこめた。やっぱり当日券が必ずあるっていうのはありがたいですね。シベリア少女鉄道のお芝居は3回目。
いつも前半はいったいどういうストーリーなのかまったくわからないし笑っていいのかなんなのか謎のまま20分くらいすぎるのが特徴かも。
でも中盤〜後半にかけては、前半で丁寧に仕込まれたネタすべてが笑いに繋がっていって本当にすごい。脚本家、頭おかしい。
実際に観ないと、文章や言葉ではなかなか伝わらないとは思いますが、がんばってネタばれ書いてみますね。
(なお、私が観たのはダブルキャストのうち藤原幹雄(38歳・一般男性)バージョンです)
まず、前半 First Stageでは、世の中の不幸そうな人たち(流産して離婚とか恋人を病気で亡くしたとか)のもとにカバンが一つ届きます。そして、彼らはその中に入っているそれぞれの武器で、生き残りをかけた戦いを「演じさせられる」ことになります。途中で棄権しようとしたら謎の「運営」により殺されます。
カバンに入っている武器はさまざま。毒だったり、参加者の位置や様子がわかるレーダーだったり、刃物だったり、はたまたピアスだったり…。
最終的に、ピアスという役に立たなそうな武器を引き当てた黒髪のおとなしそうな女の子が、他の参加者同士が殺し合うような「流れ」をつくって、最後まで「演じ切り」ます。
実はその女の子の武器はピアスではなく、いかにもおとなしそうに見える黒髪ロングのカツラだったというオチ。
このFirst Stageで作品中のルールが提示されます。要は、与えれた武器(=小道具)を使って、相手が死ぬような「流れ」を作って戦うという。。
「流れ」は「フラグ」と言い換えてもいいかもしれません。古典的な「この流れでは死ぬ」という状況を、与えられた小道具と演技力でいかに作り出せるか勝負です。
さぁ、この前提を踏まえてSecond Stage開幕です。世の中に数ある、「これは死ぬ」という流れを作り出していく出演者の「演技力」は圧巻。
もうここらへんは言葉では説明できないけど、だいたいは有名なマンガや映画の死亡シーンの迫真のパロディです。
20代後半女性の私でもパロディの元ネタはだいたいわかりましたが、ドストライクは30代男性だと思う。
こぶとり爺、タイタニック、ブラックジャック、タッチ、翔太の寿司、笑うせえるすまん、キン肉マン、風立ちぬ、バックトゥザフューチャー、などなど。
例えばタッチだったら、小関えりかさんがいかにうまく南ちゃんになりきって敵を和也に仕立てあげるかという勝負になります。南ちゃんの演技がうまければうまいほど、敵は和也になりきってしまい、「あの流れ」により交通事故で死亡するというわけです。
翔太の寿司では誰も死なないのでこれは場面設定ミス。
バックトゥザフューチャーで、写真から過去の両親の姿が消えていく場面を演じて差し違えるのもアリ。
まぁそんな感じで、「この流れ」により敵をバスターしていくという頭のおかしい話でした。しかも結局、バスターされたのは笑い死にさせられそうになった観客ですよ。
客席のほぼ全員がが完全に共有できる、「この流れはアカン、死ぬww」をそれこそ何種類も用意してはストーリーに組み込んでいくの、やっぱり頭がおかしいとしか言いようがないです。
さっきから頭おかしい連呼してますけど全部褒め言葉です。
ダブルキャストの安本彩花さん(私立恵比寿中学)のほうは当日券がなくて行けなかったけど、安本さんの堀越二郎&喪黒福造もぜひ見てみたかった。
帰りに吉祥寺シアターすぐのベトナムフォーのお店「チョップスティックス」で食べた牛肉とトマトのフォー&チキンライスセット(¥1000)も絶品すぎて、ほんとにほんとに幸せな日曜日でした。
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