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2017年12月20日

立体朗読「買出し」を終えて

昨日、12月19日立体朗読「買出し」無事終了いたしました。
ご来場頂きました皆様、ありがとうございました!!

今回の公演は僕も入っている日本新劇俳優協会が主催するイベント。
様々な団体の方々と演技交流して大変勉強になりました。
構成演出の鵜澤さん(文学座)には大変お世話になり、特に言葉を発する意識をもっと高めなければいけない事を学ばせて頂きました。
受け持つ文章が少なかったのですが、僕としては大きなオーディションを抱えていたり、歌の仕事も控えているので、何の不満もなく勉強になる毎日でした。
立ち稽古に入ると鬼頭さん(文学座)がこんにゃく体操をみんなに教えてくださり、千秋楽までやって頂きました。
こんにゃく体操は劇団でやっている野口体操と似ているのですが、役者にとっての必要性を更に感じる事が出来ました。
「養成所時代にやったから、もうやらなくていい。」という怠け者の考え方ではダメな事も感じました。

本番には協会のイベントで会員は無料という事もありますが、沢山の先輩が観に来てくださいました。
「立体朗読?」「梶野が何を?」と気になって下さったのかな?と勝手に思う。

亡くなる先輩が多くなる中、先輩に観て頂ける事の素晴らしさ、幸せを感じました。
「あの足踏み、あなた音楽やるから気になって指摘したんでしょ?」という鋭い指摘はあったものの特に感想を頂く事はなく「お疲れ」と言って先輩方は帰られた。
それもまた嬉しい。

公演後の懇親会で理事の吉村さん(青年劇場)に思い切ってお声掛けしてお話する事も出来ました。
リスペクトしている俳優さんでどうすればあの舞台での存在の仕方が出来るのかお話を聞く事が出来とても良かったです。

「いつまでもいると思うな 先輩方を」
そんな川柳をひねってみた。

新劇は何をやってきて、何を残せているのか、何を吸収出来ているのか。
そんな事を少しずつ考えていきたい。
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写真提供:酒井さん
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