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2018年08月09日

ご無沙汰しました。浪曲してます。

最近は告知はTwitter(パソコンは画面脇に出てます)、日々の写真はInstagramにアップしていて、気が付いたらブログを30日以上放置してた為に上に広告が出てしまっておりました…。

旅公演が終わってからの僕はよみうりランド、永山健康ランド、東京健康ランドでライブをやり、先月7月からは浪曲を習い始めました!

浪曲ってご存知でしょうか?
僕は結構前から落語は好きでしたが、同じ寄席芸である浪曲はノータッチ。
浪曲とは演者(浪曲師)と曲師(三味線奏者)の二人でやる芸で浪曲師は節(歌)と啖呵(落語のように一人で複数を演じる)をやり、三味線と合わせるもの。
「今までやってきた事が全てつまっている!」と感じて深く知る時間もとらず、協会が教室を開いていると知り、飛び込んでみたのでした。

この芸を最近知ったつもりでしたが、以前民藝公演「モンゴル帰りの爺」で大滝さんが昔浪曲師だったという役を演じていて芝居中でもるもちゃんが浪曲をやるシーンがあったような…。確か大滝さんが浪曲が好きだと作家と話したところから膨らんだと記憶してますが、改めて名人と言われた昔の浪曲を聴くと大滝さんが参考にしたんじゃないかと思える声が聴こえてくる。

これをやるとなると大変難しい。
僕が普段やる歌は決まった伴奏があり、譜面があり、ドレミがある。
浪曲は民謡や演歌のようなこぶしがあったりするが、これは演者が勝手にやるもので決まりがない。演目によっての譜面がない。

困った僕はどうすればいいのか、師匠に伺うと「そのうち分かりますよ」と言われ、別の師匠に伺うと「三味線の音に外れなければいい」と言われた。
そしてオクターブの上下、真ん中の3音どれで歌い始めても良く、師匠が高い音から歌っても自分は低い音で歌ってもいいと言う。
それに合わせて三味線もやると言う。
この三味線も合同で習っていて、生徒同士でやる。
云わばフリージャズ。
「決まり事がないから難しいのよ!」と師匠。
何か決まり事があって、師匠の手本通りやらないといけないと思っていた僕でしたが、今まで培った音感でやってみたところ、生徒さんから大絶賛。「何をやってる方なんですか?」と言われちゃいました。

色んなところで声を出し、自分を晒す。
なんでも経験です。



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