2泊3日で伊勢神宮に行ってきました。
夜、新幹線で名古屋に着いて近鉄の「伊勢神宮参拝きっぷ」を購入。
http://www.kintetsu.co.jp/senden/Railway/Ticket/sanpai/これは当日には買えないもので三日間伊勢志摩エリアが乗り降り自由で行き帰りと二回分の特急券と外宮内宮間のバスのフリーパスもあるお得なもの。
今回これを駆使する旅になりました。
晩ごはんは名古屋めしの代表格「手羽先」を食べに手羽先元祖へ。
「風来坊」
http://www.furaibou.com/index.htm少し甘めのお味でした。
近くのホテルで一泊して朝イチで近鉄特急に乗り込み、伊勢市駅に到着。
マンホールもおかげ参りしてます。
「伊勢神宮」
http://www.isejingu.or.jp伊勢神宮は内宮と外宮があり、伊勢市駅が最寄りの外宮から先に参拝するのが習わし。
外宮を参拝し、内宮へ行くバスの途中にある猿田彦神社で下車。
「猿田彦神社」
http://www.sarutahikojinja.or.jpここはみちひらきの神様。
道が開くよう参拝したあと、御札を購入しようと巫女さんに聞くと二つあり、敷地内に佐瑠女神社という芸能の神様もあるという。
知識不足で恥ずかしいがこの御札、お守りも購入してしっかり参拝させて戴きました。
知らないで先へ行かなかったのにはどんな意味があるのでしょうか…。
そこから徒歩で内宮へ。
その手前はおかげ横丁。
「おかげ横丁」
https://www.okageyokocho.co.jp昔のポストが郵便局の前にあったり、タイムスリップしたような店構え。
名物、赤福がこの町並みを作ったというから凄い才覚だ。
「赤福」
http://www.akafuku.co.jpそんな赤福もしっかり食べて
もう一つの名物伊勢うどんもちゃっかり食べた。10年以上前に旅公演で来た時以来でした。
極太の柔らかい麺に濃口のたまり醤油のようなお汁のうどん。
日本には色んなうどんがありますねぇ。
ちょっとお腹を満たしてから内宮へ。
観光客が沢山で厳かな雰囲気にはなっていないんだけど、心が洗われるような浄化されていくような不思議な気分。
流れる五十鈴川はとても綺麗でした。
ここではしゃがむと手を洗う事が出きます。
外宮内宮では写真を撮る気分にならず、撮ったのはこの二枚だけ。
その代わりか御札をいっぱい購入。
家に神棚がある訳でもないのに天照大神宮、豊受大神宮、荒祭宮、猿田彦大神、佐瑠女神社と欲張って五札購入。猿田彦神社では御神符立ても購入したのでした。(内宮では厄除けお守りも購入。)
途中、猿田彦神社に寄った事でうまくピークをずらす事が出来てどこもサクサク進む事が出来ました。
おかげ横丁に戻り、お土産散策。
購買意欲を掻き立てられるお店ばかりで欲を抑えるのに必死でしたが、松阪もめんを扱うお店には勝てませんでした…。
「もめんや藍」
http://okageshop.jp/SHOP/g68458/t01/list3.html素敵なブックカバーや足袋があっていいなぁと思っていたらハギレも置いてある。
悩んだ結果、ハギレを購入。
上の沢山あるものは2880円、下は1mで1170円。上で小物を作り、下で足袋を作る計画です。
遅めのランチをとってからバスで五十鈴川駅に移動してホテル最寄り駅の鳥羽に移動。
晩ごはんは漁師めしのようなものにしよう決めました。
「海女小屋 鳥羽 はまなみ」
http://www.amafuku.com/鮮度の違いが僕にも分かる美味しさ。
伊勢海老は次の機会にしました。
早めに夕食をとった後、ホテルのシャトルバスに乗り、本日のお宿に到着。
「タラサ志摩ホテル&リゾート」
http://www.thalasso.co.jp/ここはプールに海水をひいていて、これがとても身体にいいらしい。
持ってきた水着に着替えて、入るととってもしょっぱい。低温なのでプールサイドにあるジャグジーに入っていると地元のご夫婦と一緒になりお喋り。
話し込むと職業は何?という話になり、「劇団で芝居をやっています。民藝です。」と言うとご婦人は目を丸くて「私、労演の会員よ!」と仰るじゃございませんか。まぁびっくり。
(労演とは僕達のお芝居を観て下さる全国の鑑賞団体で、多分もう「労演」ではなく違う名称になっていると思われます。)
5,6月には初演に出演していた作品が伊勢を周るので再会を約束致しました。
いつも思う事だけど、芝居を観ている方はアクティブですね。話しながら会員さんなんじゃないかと、そんな気もしてました。
ここのホテルは美術商が運営している関係で至るところに現代アートがあり、お庭には草間彌生さんの代表作がありました。
朝食は奮発して豪華なブッフェ。
シェフがその場で焼いてくれるオムレツは最高で、ローストビーフや鯛のカルパッチョなんかが普通にあり、ここぞとばかりに沢山戴きました。
どれも美味しくてずっとここにいたかったけど、そうも言ってられない。
さて名古屋までの帰り道。
フリーパスがあり、折角だからどこかに寄りたいところ。
決めた場所は松阪。
松阪と言えば??
牛ですね!!
そして松阪もめん!!
「松阪もめん手織りセンター」
http://matsusakamomen.com/松阪もめんについての説明や小物の他にお洒落なシャツやワンピースなどが沢山ありました。
そして反物も…。着物を作るスキルがある僕。
買っちゃいました!
14700円。そんなに高くないでしょ?
これは機械織りで手織りだと8万くらいするそうです。勿論手織りは手が出ないし、この値段で上下の服になると考えたら安い。
江戸では松阪もめんが大流行して、三井高利さんは当時の売り方のつけ払をやめて、松阪もめんなどを売って発展したそうです。
今でも歌舞伎役者は縦縞の着物を着る事を「松阪を着る」というのだとか。(諸説あり)
そしてその隣の土地にこんな看板が。
ここは三井家の元敷地で(20m先に発祥地)このライオンは三越の前にあるライオン。このライオンを三越伊勢丹さんが松阪市に寄贈したそうです。
なんでもモデルになったロンドンのライオン像は「願いをかなえてくれる像」として有名で背に跨がると願いが叶うらしい。
見るとライオンの背はつるつるしていて跨っている形跡があり、東京の三越には跨がれないので…
跨がりました!
これで願いは叶うはず。
松阪の街は至るところにステーキ屋や焼肉屋がある。名店、和田金を通り過ぎ行った先は
一升びん 本店
http://www.isshobin.com/shopguide/2011/12/post-22.php地元ではすき焼きで食べるのが一般的らしいです。
焼肉の方が若干安めのようなので入店。
松阪牛のA5ランクのセットは5500円で注文は二つから。
悩みましたが、単品で頂く事にしました。
食べると獣っぽさがあっても、とろける美味しさでした。
名古屋に帰り、晩ごはんにひつまぶしを食べて帰る計画でしたが、胃は急に訪れたご馳走の連続でもたれまくっている。
無理をせず、帰路につきました。
振り返ると「願い」を叶える為の旅になりました。素敵な出会いもありました。
身体は神宮に行き、海水プールに入り、雑念がなくなったようなニュートラルな状態になっています。
今年はこの状態をキープしていきたいです。
正月浅草で買ったデニム着物で旅行してみましたが、何事もなく快適でした。
やっぱり日本人は着物ですね!
「伊勢神宮に行ったら思わぬ出会いが」の巻
おわり。